利権談合共産主義
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利権談合共産主義(りけんだんごうきょうさんしゅぎ)とは、国家、政治家や官僚、マスメディア、国民が互いに癒着を起こし、自分の利益だけを追求し、グルとなって利権政治や談合政治を行い、それを黙認する日本独自の政治体制・政治思想、若しくはそのさまを揶揄した造語。コラムニストの勝谷誠彦が命名した。利権・談合についてはそれぞれの項目を参照のこと。なお、ここでいう共産主義とは、「『財産の共有を目指す思想』を一部の人でだけで行い、それらが相互にグルになっていること」を由来とするため、本来の共産主義の思想とは直接関係はない。
批判を受ける対象は国家全体に無数に存在すると云われるが、特に最大の利権談合共産主義と勝谷自身が非難するのがマスメディアの記者クラブ制度である。政府、政党、政治家、官僚をはじめ、地方自治体や首長、警察等の公的機関とメディアとの距離が縮まり、癒着を起こすことによって情報操作の温床となっている指摘がある。詳しくは記者クラブ#記者クラブの利点と弊害を参照のこと。
また、批判の対象となる日本国を利権談合共産主義国家、利権談合共産主義を推し進める人を利権談合共産主義者、利権談合が絡んだ不正な事件が多く報道されている政党を利権談合共産主義政党、特に自由民主党のことを皮肉を込めて利権談合共産党と呼ぶこともある。こちらも既存政党の日本共産党と直接関係はない。
[編集] 関連項目
- 勝谷誠彦
- 利権
- 談合
- 共産主義
- 築地をどり
- ベンジャミン・フルフォード - この現象を「泥棒国家(クレプトクラシー;en:Kleptocracy)」と表現している。
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