功労章
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功労章(こうろうしょう)とは、国家または地方公共団体、公益法人その他の団体が特定の分野において功労ある人物を顕彰或いは表彰するために授与する勲章、または栄章、記章における代表的な名称のひとつ。
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[編集] 勲章としての功労章
[編集] フランス勲章
フランスでは、功労章は勲章の名称して多用されており、以下の勲章が代表的なものである。騎士の称号が伴うものもあり、フランスにおける栄誉のひとつとされる。
- フランス共和国国家功労章
- フランス共和国教育功労章
- フランス共和国農事功労章
[編集] アメリカの勲章
- 統合参謀本部功労章
- 陸軍功労章
- 海軍功労章
- 空軍功労章
[編集] 日本における功労章
日本で授与されている功労章とは勲章ではなくすべて栄章或いは表彰記章に含まれる。国が授与する功労章としては、警察庁が功労ある警察官に授与する警察功労章及び消防庁長官から功労ある消防吏員、消防団員、消防庁職員に授与する消防庁長官表彰功労章などが著名であるが、その他にも市町村が市町村政或いは地域自治に功労ある市民に授与・贈呈する市政功労章などの他、財団法人日本消防協会や各都道府県消防協会、市町村、消防団が授与する功労章などがある。 今日の栄典法の制定をめぐる国会の議論においては、叙勲をめぐる官民格差の解消を図り、多様な功労を顕彰することを可能とするため、社会功労章などの勲章または記章の制定も討議されているところである。
主な名称
- 県民功労章
- 市政功労章
- 特別功労章
- 永年勤続功労章
- 一等功労章
- 二等功労章
- 三等功労章
- 献血功労章(日本赤十字社が制定していた記章、現在は廃止)