勲章
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勲章(くんしょう、Order)は、国家が個人や団体に対し、その功績や業績を表彰するために与える栄典のひとつである。一般に、功績(勲)を顕彰するためにリボンなどで飾られた記章の授与を伴うため、「勲章」と称する。日本では同じ栄典として位階と褒章があり、類似する表彰として栄章(記章、表彰記章とも)が存在する。
勲章は栄誉を示す標章であり、日本語では転じて、ある人や組織が自ら誇りとしている事柄などを指して「勲章」ということがあるが、ここでは深く触れない。
目次 |
[編集] 勲章制度の歴史的背景
西欧においては、1348年のエドワード3世がガーター勲章を創設したのが最初である。ガーター勲章とは本来、勲功のあったものを名誉として「ガーター騎士団」の一員に加えることを意味し、勲章はその標章であった。従って、当初のほとんどの勲章には定員があり、与えられる対象は主に軍人で、男性のみであった。
しかし、時代につれ、政治家、役人、経済人に対象が広がり、20世紀に入ると女性にも与えられるようになり、現代では文化人、芸能人、スポーツ選手等や社会奉仕活動等あらゆる分野が対象となっている。
西欧の勲章は、同一名称の勲章の間でランクがあるものが多いが、これは次のような騎士団のランクに由来している。
- グランド・マスター(団長)
- コマンダー(部隊長)
- オフィサー(士官)
- メンバー(隊員)
イギリスでは、上で挙げた例のコマンダーより上に相当するランクにナイト(騎士)という称号を充てているものが多い。これがいわゆるナイト爵であって、この称号に叙勲されたものは男性であればサー、女性であればデイムという敬称を冠せられることから知られるように、騎士団の名残を示すものである。
東アジアでは、中国は魏晋南北朝時代に発達した官吏の品階制度に伴い、爵や実際に就いている官職の称号(職事官)や官品の等級を示す称号(散官)とは別に、国家に対する勲功を顕彰する「勲官」という称号が与えられるようになった。周辺諸国でもその影響を受け、律令制期の日本では勲位という十二等の数字で示される勲功称号が生じている。しかし、これらはいずれも称号であって、近代西欧の勲章のような標章が伴うものではなかった。
日本では平安時代の後期以降、勲位の制度が廃れたが、中世以降の武家社会では、勲功を挙げたものに対して主君が所領の付与とは別に、「感状」と呼ばれる表彰の書き付けを与えたり、自身が所有する刀・甲冑などの武具、茶器などの手回り品、衣服などを下賜する慣行がみられた。こうした品は勲章と同じように勲功を記念する標章として子孫代々に受け継がれ、先祖の勲功を示す証拠として用いられたのである。
明治に至り、国家に対する勲功を表彰する制度として勲位が復活されるとともに、西欧の制度を真似て勲章の授与が始められた(その後の歴史については後の節において述べる)。日本の叙勲制度では、勲章とは別に記念の品が恩賜されたり、勲章の授与を証する書き付けである勲記が勲章とともに名誉の証として子孫に受け継がれるなど、武家社会における表彰のあり方も残されている。
[編集] 綬と略綬
勲章を衣服に取付ける為のリボン状の部分を「綬」(じゅ)と呼ぶ。日本の勲章で「○○大綬章」、「○○小綬章」と言うのはこの部分の大きさが違う(他にも違う部分はあるが)ものである。多くの国では、この部分の模様(縦縞)が勲章の種類・等級によって異っており、ここを見ると勲章の種類・等級の判別が可能である。
最正装する場合、受章した勲章の正章を着用するのが正式とされているが、それ以外の場合は勲章の正章ではなく副章または「略綬」と呼ばれる綬をパターン化したもの(「リボン」)を着用することがある。略綬には、通常の民間服(モーニングコートなどを含む)に着用する円形のものと、武官が制服に着用するための長方形のものの2種類がある。長方形の物は単体では着用出来ない場合が多く「マウント」という金具に通して着ける。なお、勲章の略綬に類似したものとして、自衛官が着用する防衛記念章や消防団員等の表彰歴章がある。共産圏では西側や日本の制度や物に比べると綬なども単一化されておりパレードなど式典時は軍人・民間人問わず勲章をつける事が多い。
[編集] 各国の勲章
[編集] 日本
日本の勲章 ![]() |
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大勲位菊花章 大勲位菊花章頸飾 大勲位菊花大綬章 |
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桐花章 |
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旭日章 | |
瑞宝章 | |
宝冠章 | |
文化勲章 | |
金鵄勲章 | |
褒章 | |
防衛記念章 |
[編集] 概要
日本において勲章は、天皇の名で授与される。日本国憲法7条7号は、天皇の国事行為の一つとして「栄典を授与すること」を定め、同条を根拠に「栄典」の一つとして天皇が勲章を授与する。勲章制度を定める法律はなく、政令(太政官布告、勅令)および内閣府令(太政官達、閣令)に基づいて運用されている。勲章の種類は、勲章制定ノ件(太政官布告54号)、宝冠章及大勲位菊花章頸飾ニ関スル件(明治21年勅令第1号)、文化勲章令(昭和12年勅令第9号)などに定められ、現在22種類ある。また、憲法14条3項は「栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。」と定める。
22種の勲章は、菊花章、桐花章、旭日章、瑞宝章、宝冠章および文化勲章に大別される。菊花章(大勲位菊花章)と桐花章(桐花大綬章)は、「旭日大綬章又は瑞宝大綬章を授与されるべき功労より優れた功労のある者」に対して、特に授与することができるものとされる。旭日章、瑞宝章は「国家又は公共に対し功労のある者」に授与され、旭日章は「社会の様々な分野における功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた者」に、瑞宝章は「国及び地方公共団体の公務又は・・・公共的な業務に長年にわたり従事して功労を積み重ね、成績を挙げた者」に授与する。宝冠章は「特別ノ場合婦人ノ勲労アル者」に授与すると定められている。現在、外国人に対する儀礼叙勲や皇族女子に対する叙勲など、特別な場合に限り運用されている。文化勲章は「文化ノ発達ニ関シ勲績卓絶ナル者」に授与される。
叙勲は、春秋叙勲、危険業務従事者叙勲、高齢者叙勲、死亡叙勲、外国人叙勲の区分がある。春秋叙勲は、春は4月29日、秋は11月3日に発令され、毎回おおむね4,000名が受章する。危険業務従事者叙勲は、自衛官・警察官・消防官・海上保安官などを務めた者を対象として春秋叙勲と同じ日に発令され、毎回おおむね3,600名が受章する。高齢者叙勲は、春秋叙勲で受章していない功労者を対象として毎月1日に発令され、年齢88歳に達したのを機に叙勲される。死亡叙勲は、叙勲対象となるべき者が死亡した際、随時叙勲される。外国人叙勲は、国賓等に対する儀礼的な叙勲と、功労のあった外国人に対する叙勲がある。なお、文化勲章は1年に1回発令され、11月3日の文化の日に、宮中において天皇から親授される。
叙勲は「勲章の授与基準」(平成15年5月20日閣議決定)に基づいて行われる。衆参両院議長や最高裁長官、各省大臣などから内閣総理大臣に叙勲候補者を推薦し、内閣総理大臣は審査を行った上で閣議の決定を求める。この他、叙勲候補者の一般推薦制度もある。受勲候補者には、年齢70歳以上であることなどの形式的要件のほか、「国家又は公共に対する功労」の内容や賞罰歴などの調査が行なわれる。この調査は徹底しており、道路交通法の違反前歴さえも資格取り消しの対象となる。
受章した後に「死刑、懲役又ハ無期若ハ三年以上ノ禁錮」に処せられるなど、勲章褫奪令(明治41年勅令第291号)に定められた事由が生じたときには、勲章を褫奪(ちだつ。剥奪)される。同令では、法令により拘禁されている間は勲章を佩用(はいよう。着用)できないことなども定める。
[編集] 種類
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- 大勲位菊花章(Supreme Orders of the Chrysanthemum ):日本における最高勲章
- 桐花大綬章(Grand Cordon of the Order of the Paulownia Flowewrs )
- 旭日章(Orders of the Rising Sun )
- 旭日大綬章(Grand Cordon of the Order of the Rising Sun )
- 旭日重光章(The Order of the Rising Sun, Gold and Silver Star )
- 旭日中綬章(The Order of the Rising Sun, Gold Rays with Neck Ribbon )
- 旭日小綬章(The Order of the Rising Sun, Gold Rays with Rosette )
- 旭日双光章(The Order of the Rising Sun, Gold and Silver Rays )
- 旭日単光章(The Order of the Rising Sun, Silver Rays )
- 瑞宝章(Orders of the Sacred Treasure )
- 瑞宝大綬章(Grand Cordon of the Order of the Sacred Treasure )
- 瑞宝重光章(The Order of the Sacred Treasure, Gold and Silver Star )
- 瑞宝中綬章(The Order of the Sacred Treasure, Gold Rays with Neck Ribbon )
- 瑞宝小綬章(The Order of the Sacred Treasure, Gold Rays with Rosette )
- 瑞宝双光章(The Order of the Sacred Treasure, Gold and Silver Rays )
- 瑞宝単光章(The Order of the Sacred Treasure, Silver Rays )
- 文化勲章(Order of Culture )
- 宝冠章( Orders of the Precious Crown )
- 宝冠大綬章(Grand Cordon of the Order of the Precious Crown )
- 宝冠牡丹章(The Order of the Precious Crown, Peony )
- 宝冠白蝶章(The Order of the Precious Crown, Butterfly )
- 宝冠藤花章(The Order of the Precious Crown, Wistaria )
- 宝冠杏葉章(The Order of the Precious Crown, Apricot )
- 宝冠波光章(The Order of the Precious Crown, Ripple )
[編集] 歴史
日本において、西欧に倣った勲章制度が定められたのは、明治時代である。1871年(明治4年)9月、新政府は賞牌(勲章)制度の審議を、立法機関である左院に諮問した。1873年(明治6年)3月には、「メダイユ取調御用」掛を置いて、勲章に関する資料収集と調査研究に当たらせた。1875年(明治8年)4月10日、勲等賞牌及ヒ従軍牌制定の件(太政官布告第54号、勲章制定ノ件)を公布し、勲等賞牌が制定された。当初は、勲一等から勲八等までの勲等の旭日章が制定された。翌1876年(明治9年)、勲等賞牌は勲章と改称され、勲一等の上位に大勲位が置かれた。大勲位には、対応する勲章として菊花大綬章と副賞が制定された。
1888年(明治21年)1月4日、制度運用の円滑化を図り、諸外国の例に倣い、宝冠章、瑞宝章、旭日桐花大綬章、菊花章頸飾が増設された。
また、1890年(明治23年)には、武功抜群の軍人軍属に授与される金鵄勲章(功一級から功七級の功級)が制定された(金鵄勲章は、日本国憲法の施行に伴い、1947年(昭和22年)に廃止された。)。
さらに、1937年(昭和12年)には、学術、芸術上の功績があった者に対し授与される文化勲章が制定された。
終戦とその後のGHQによる占領統治により、官吏制度が根本的に変えられたため、従来の叙勲内則の適用が困難となる。1946年(昭和21年)5月3日の閣議決定により、外国人に対する叙勲と文化勲章を除き、生存者叙勲は停止された。また、栄典に伴う様々な特権も廃止された。
1953年(昭和28年)9月18日の閣議決定により、生存者であって緊急に叙勲することを要するものに対し、叙勲を再開。再開されたのは、この年に多発した風水害において、救難・防災・復旧に功のあった者を顕彰するため、叙勲を含む栄典制度活用の必要に迫られたためである。
1963年(昭和38年)7月12日、池田勇人内閣の閣議決定により生存者叙勲の再開が決められた(この時様子見で暫定的に設定された70歳以上という年齢下限が未だに続いている)。これに伴い、翌1964年(昭和39年)4月21日、新しい叙勲基準が閣議決定された。同月29日、戦後第1回目の生存者叙勲が発令された。以後、毎年2回、春と秋に叙勲が発令されている。
2002年(平成14年)8月7日の閣議決定により、翌2003年に栄典関係政令の改正が行われ、栄典制度の大幅な見直しが図られた。2003年(平成15年)5月20日の閣議決定で、新しい叙勲基準が決められた。叙勲の官民格差が改革の対象となったほか、時代にそぐわないという点からすべての勲等が廃止され、勲章の等級が簡略化された。これまで男子のみが授与された旭日章が男女問わず授与されることになり、他方、女性にのみ授与されていた宝冠章は外国人への儀礼的な場合にのみ授与される特別な勲章となった。また、叙勲候補者の一般推薦制度も定められた。
[編集] その他の栄典
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勲章とは別に褒章も存在する。褒章は勲章に次ぐ栄誉であり、勲記には、「日本国天皇が授与する」旨明記されているのに対し、褒章の記には内閣の官印があるのみである。しかしながら、褒章の授与も天皇の国事行為の一であるので、褒章の授与には天皇の裁可が要る。
また、防衛大臣が自衛官、警察庁長官が警察官や功労ある市民、消防庁長官が消防吏員並びに消防団員、功労ある市民を対象に記章を授与するなど中央官庁が記章を授与する制度もあり、勲章褒章に次ぐ栄誉である。他に都道府県、市区町村、公共機関、公益法人などが授与する記章(勲章型)もある。
勲章がOrderと英訳されるのに対し、褒章並びに記章はMedalと訳され区別されている。
[編集] イギリス
イギリスの勲章はガーター勲章はじめ、シスル勲章、聖パトリック勲章など、頸飾、副章(星章)、マント、帽子によって構成されるものが多い。
- ガーター勲章 Order of the Garter
- イングランドの最高位勲章。青いガーターが象られ、ブルーリボンとも呼ばれる。
- シスル勲章 Order of the Thistle
- スコットランドの最高位勲章。アザミがデザインされており、頸飾、副章、マント、帽子がある。
- 聖パトリック勲章 Order of St. Patrick
- アイルランドの最高位勲章でアイルランド独立後は新規受勲者はいない。アイルランドの三つ葉のクローバーがデザインされている。
- バス勲章 Order of the bath
- 文民用と軍人用それぞれデザインが違う。日本人では桂太郎らが受章している。
- 聖マイケル・聖ジョージ勲章 Order of St Michael and St George
- 1818年にジョージ4世によって制定された。日本人では松方正義らが受章している。
- ヴィクトリア十字勲章 Victoria Cross
- “敵前において勇気を示した”兵士にのみ与えられる、最も受章が難しい勲章の一つとされる。
- ロイヤル・ヴィクトリア勲章 Royal Victorian Order
- 1869年にヴィクトリア1世によって制定された。日本人では東郷平八郎らが受章している。
- メリット勲章 Order of Merit
- 1902年にエドワード7世によって制定された。日本人では山県有朋らが受章している。
- 大英帝国勲章 Order of the British Empire
- 現在最も普通に多く与えられる勲章。
- 殊勲十字章 Distinguished Service Cross
[編集] フランス
- レジオンドヌール勲章 Légion d'honneur
- 1802年にナポレオンにより制定されたが今日でもフランスの最高勲章となっている。世界的にも非常に有名で価値あるものとされる。最高位のグラン・クロワは、日本人では山本権兵衛らが受章している。
- 国家功労勲章
- 芸術文化勲章
- 教育功労章
- 農事功労章
- スポーツ・青少年功労章
[編集] ドイツ
- プール・ル・メリット勲章 (de:Pour le Mérite)
- その色彩(青色の七宝焼き製)から「ブルーマックス」とも俗称される。プロイセン王国時代のフリードリヒ大王が1740年に制定した由緒ある勲章で、第一次世界大戦のエース・パイロットのマンフレート・フォン・リヒトホーフェン(受勲時・中尉)など多大な軍事的功績を挙げた将校のみに贈られた、ドイツ軍人最高の武功勲章。プール・ル・メリット勲章受章者として有名な軍人は、ヘルマン・ゲーリング帝国元帥(受勲時・少尉)、エルヴィン・ロンメル元帥(受勲時・中尉)、そしてドイツの文豪の一人でもあるエルンスト・ユンガー大尉(受勲時・少尉)の名前が上げられる。第一次世界大戦の敗戦に際して廃止された。なお、「プール・ル・メリット」とはフランス語で「功績に対して」の意である。
- 鉄十字勲章 Eisernes Kreuz
- 1級および2級鉄十字勲章はナポレオン支配の独立戦争時1813年にフリードリヒ・ヴィルヘルム3世が制定した武功勲章であり、以後普仏戦争時、第一次世界大戦時に再制定されて多数の将兵に授与されていた。第二次世界大戦開始時1939年9月に再制定されて、さらに上位の大鉄十字勲章および騎士鉄十字勲章が制定された。なお第二次世界大戦中期以降には士気高揚のため相当数の1級および2級鉄十字勲章が乱発されたと伝えられている。また武功勲章とは言うものの、「武功」の判断基準はかなり恣意的、あるいはプロパガンダ的な要素が強かったとも考えられる。著名な女性パイロットであるハンナ・ライチュ(テストパイロットとして戦闘機に搭乗したことはあるが、実戦経験は無し)や東部戦線やアフリカ戦線に従軍したドイツ赤十字社の従軍看護婦が(後述の戦功十字勲章ではなく)鉄十字勲章を授与されているという実例が存在しているのがその証左と言えよう。
- 騎士鉄十字勲章には最初は「~付き」と言うものは無く、単純に2級鉄十字勲章→1級鉄十字勲章→騎士鉄十字勲章という序列だったが、戦争の長期化に伴って制度が改訂されてより上位の「柏葉付」「剣付」「柏葉・剣付」「ダイヤモンド付」などが制定された。なお、最高位の「黄金柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字勲章」を授与されたのはハンス・ウルリッヒ・ルーデルただ一人である(ちなみに大鉄十字勲章を授与されたのはヘルマン・ゲーリングのみである。山本五十六は「柏葉剣付騎士鉄十字勲章」を授与された唯一の外国人である)。鉄十字勲章は戦時下にのみ授与される勲章であるため、戦後の授与者は存在しない。ただし、第二次世界大戦中に授与された者で戦後にドイツ連邦軍(戦後の西ドイツ軍)に入隊した者は引き続き着用することが認められた。この場合は勲章の中央に刻印されているハーケンクロイツが柏葉に置き換えられた「戦後型」と呼ばれる物が着用されることとされた。
- 戦功十字勲章 Kriegsverdienst Kreuz
- 戦功十字勲章は1939年10月に制定され、当初は1級と2級の2等級だけであったが、1940年に戦功メダルおよび騎士戦功十字勲章銀章が追加制定され、さらに1944年に騎士戦功十字勲章金章が追加され、最終的に5等級9種類となった。具体的には次の通りである。「戦功メダル」「2級戦功十字勲章 剣付」「2級戦功十字勲章 剣無し」「1級戦功十字勲章 剣付」「1級戦功十字勲章 剣無し」「騎士戦功十字勲章銀章 剣付」「騎士戦功十字勲章銀章 剣無し」「騎士戦功十字勲章金章 剣付」「騎士戦功十字勲章金章 剣無し」。鉄十字勲章が武功勲章、すなわち戦闘において戦果を挙げた者に対して授与される勲章であるのに対し、戦功十字勲章は直接戦闘以外の軍事的貢献に対して授与された。なお「剣付」は前線における功績、「剣無し」は後方における功績や戦争遂行に関する間接的貢献に対して授与された。また、「戦功メダル」の授与対象は民間人に限られ、軍需工場での労働貢献等に対して授与された。この勲章も鉄十字勲章同様「戦後型」が存在し、鉄十字勲章同様の条件で着用された。ちなみに戦功十字勲章は第二次世界大戦中のドイツで最も多く授与された勲章であり、総授与数は1300万個以上と言われている。
- ドイツ十字勲章 Kriegsorden des Deutschen Kreuzes
- ドイツ十字勲章は1941年9月に制定され、金章と銀章の2種類が存在する。この勲章の外観上の違いは冠部分のメッキが金色か銀色かの違いである。ドイツ十字勲章は鉄十字勲章および戦功十字勲章の1級章と騎士章の間の隔たりの解消のため制定された勲章であり、1級章と騎士章の間に位置するものとされた。金章は鉄十字勲章、銀章は戦功十字勲章に対応している。すなわち、次のような序列となる。
- 鉄十字勲章の場合:2級鉄十字勲章→1級鉄十字勲章→ドイツ十字勲章金章→騎士鉄十字勲章
- 戦功十字勲章の場合:2級戦功十字勲章→1級戦功十字勲章→ドイツ十字勲章銀章→騎士戦功十字勲章
- ただし、ドイツ十字勲章を授与されずに1級章の次に騎士章を授与された例も多かったようである。この勲章も鉄十字勲章および戦功十字勲章と同じく「戦後型」が存在し、同様の条件で着用された。
- ドイツ連邦共和国功労勲章 (Verdienstorden der Bundesrepublik Deutschland)
[編集] イタリア
- イタリア共和国功労勲章
- 外国の著名人にも多数授与されている。日本人の叙勲者も多い。
[編集] オランダ
[編集] ベルギー
- レオポルドI世勲章
- 獅子勲章
- 王冠勲章
- レオポルドII世勲章
[編集] 北欧
- フィンランド
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- 白バラ勲章 Order of the White Rose of Finland
- 1919年に当時フィンランドの摂政であったカール・グスタフ・エミール・マンネルヘイムによって制定された。6階級とからなり、フィンランド人、外国人問わず授与される。
- Order of the Lion of Finland
- ノルウェー
[編集] ロシア
ソ連時代にはレーニン勲章や赤旗勲章など数多くの勲章があった。
レーニン勲章は"東側のノーベル賞"とも呼ばれていた勲章で、軍事、思想、文化、芸術など各分野での卓越した人物、組織に与えられ、ソ連邦英雄称号や労働英雄称号等にも付随して授与される。東側の指導者は勿論のこと西側の人物にも授与者は多い。日本人授与者もいる。
赤旗勲章はソ連邦最初の勲章で、一番発行された勲章で20年代初期に制定された。赤旗勲章は軍事功績を称える勲章で労働功績には労働赤旗勲章がある。赤旗勲章の前衛的なデザインは他の社会主義国の勲章やソ連邦成立初期の各共和国独自制定の勲章に非常に影響を与えた。
勝利勲章はソ連邦で一番豪華な材料を使用した勲章でダイヤモンドやルビーをふんだんに使用している。これは軍の最高司令官にのみ授与される、完全なる軍将官のみの勲章である。授与した軍人はスターリン、ジューコフ、ワシレフスキーなどの著名人ばかりで外国人ではアイゼンハワーやチトーが授与されている。ブレジネフも授与されたが授与される理由が無いはずなのにも関わらず授与された為、ゴルバチョフ政権下で剥奪された。
- ロシア連邦の賞勲制度
- 現在のロシア連邦ではそれまでのソ連邦の賞勲制度を引き継いだが帝政時代の勲章を復活させたり、ロシア共産党の独自制定勲章やメダルも多いがそれらは大抵が記念メダルで、ソ連邦時代の出来事や組織の記念日、個人の軍歴などを記念するものが多い。大祖国戦争50周年・55周年・60周年記念メダルや10月革命80周年記念メダルなどが有名である。レーニン勲章に似たスターリン勲章もある。各自治共和国政府が発行するものもある。
- 旧ソヴィエト連邦構成国CISの賞勲制度
- ソ連崩壊後ほとんどの旧ソ連構成国で独自の賞勲制度が制定されたがやはりほとんどはソ連邦やロシアの制度に模した制度の国も多い。独自の制度を作り別の形になっている国もある。ウクライナやベラルーシなどは比較的ロシアの賞勲制度に近いがカザフスタンやトルクメニスタンなどの国では比較的独自のものも多い。バルト三国ではソ連併合前の賞勲制度を復活させている。ソ連邦時代に制定・授与された勲章も大半の国ではその国の勲章の1種として重宝されている。またロシア連邦発行の勲章・メダル類も自国の物として発行している国もある。
- 英雄称号
- ソ連(現ロシア)をはじめとする旧共産圏には英雄称号という制度があり正確には勲章とは僅かながら異なる。それぞれの非常に卓越した功績を称えるもので国家の称号として個人・組織などに授与される。戦争などで命を失った故人に対しても授与される。
- ソ連邦の場合は連邦英雄称号と、社会主義労働英雄の二種が存在する。他の共産圏でもほとんど同じように二種類ほど存在する。勲章でもそうだがこちらはそれ以上に授与される事が少なく、進歩的な科学の発展、命をかけた軍事行動、国際的な競技大会での優勝など国家や国民に対して全力を尽くした功績のみに対してはじめて授与される。授与された者の生活は一般人に比べ圧倒的に優遇され給料や配給の大幅増量、交通機関の無料利用など授与者本人だけでなく一家が生活するに当たって苦労しないような、さまざまな特典や年金がもらえる。また二回以上授与では故郷の学校に授与者の名前が付くなど授与者はまさに英雄として扱われる。称号には付随したメダルがありほとんどの国で似たようなデザインで、赤色の綬のついたリボンで吊り下げる形式の金色の星を象ったメダルで、レーニン勲章などの高級勲章もほぼ同時に授与される。ソ連邦の著名人や歴代書記長のほとんどはこれらの英雄称号を授与している。
- 着用する場合、いかなる勲章でもその上に英雄メダルを取り付ける。(北朝鮮に限りその上に金日成バッジを付ける事が多い)またメダルの形式は勲章型でも略綬は存在せず(東ドイツに限り存在する)平常時でも取り付ける。平常時も着用する場合は略綬の上に取り付けるか、英雄メダル単体を取り付ける。英雄称号の授与者は国家のプロパガンダによって人々の労働意欲向上のため全国的に大きく取り上げられ宣伝ポスターなどで具体的な功績と本人の肖像画入りで紹介される。ソ連邦では第二次大戦中のさまざまな軍人・民間人に多数授与されその中には戦争の犠牲となったり軍隊に協力した子供たちもいる。
[編集] 満州帝国
満州帝国の勲位と勲章は、1934年(康徳元年)4月19日勅令第27号「勲位及勲章に関する件」で定められた。勲位は、大勲位及び勲一位から勲八位までの9位とされ、勲章は大勲位蘭花章頸飾、大勲位蘭花大綬章、龍光大綬章、景雲章とされた。1936年(康徳3年)9月14日勅令142号により勲章に柱国章が加わった。
- 大勲位蘭花章頸飾
- 大勲位蘭花章頸飾は、大勲位に叙せられた者が特旨により賜る。日本の大勲位菊花章頸飾に相当する。
- 大勲位蘭花大綬章
- 大勲位蘭花大綬章は、大勲位に叙する者に賜る。日本の大勲位菊花大綬章に相当する。
- 龍光大綬章
- 龍光大綬章は、勲一位に叙する者又は叙せられた者に特旨により賜る。日本の勲一等旭日桐花大綬章(現・桐花大綬章)に相当する。
- 景雲章
- 勲一位景雲章から勲八位景雲章がある。日本の旭日章に相当する。
- 桂国章
- 勲一位柱国章から勲八位柱国章がある。日本の瑞宝章に相当する。
[編集] 中華民国
[編集] 中華人民共和国
現在の中華人民共和国に国家の発行する勲章は存在せず各組織や省単位で制定・授与されている事がほとんどである。中国ではメダルの事を一般的に奨章という。中華人民共和国成立前の中国共産党軍でも早期からメダル型の従軍章や功労章などが多く生産され成立後も東北解放記念メダルや抗美援朝記念メダルなどといった従軍章や記念章が多く生産された。中ソ友好記念メダルなどソ連人に授与されたソ連と関係する物もこの頃は多かった。また朝鮮戦争時に参加した中国人民志願軍将兵の多数が北朝鮮政府から勲章を授与した。1955年には中華人民共和国最初の国家単位発行の勲章・奨章制度が制定された。三種類三等級とそれに伴う奨章で構成された八一、独立自由、解放の三種類が制定された。これらの勲章は人民解放軍の将兵にのみ授与されるものでそれぞれ、南昌蜂起からはじまる共産党初期の戦い、抗日戦争、国共内戦の従軍者に授与された。これらの勲章は後の中ソ対立を経て文化大革命によって完全廃止となり文革当時は授与者が紅衛兵などにより摘発され階級の敵として打倒された挙句勲章を破壊されるなどの事件が数多く起きた。文革終結後国家単位の勲章はあまり制定されなくなったが人民解放軍内や中国公安などの組織単位での独自制定の奨章が制定されるようになった。現在でも国家単位の勲章はなく国家組織や省単位、果ては工場や会社単位での奨章も存在する。
[編集] 大韓帝国
韓国併合前の大韓帝国(旧韓国)の勲章は、日本の勲章と類似した体系をもっている。1900年(韓国年号で光武4年)4月17日に勅令19号として「勲章条例」が定められ、金尺大勲章・李花大勲章・太極章・紫鷹章の4種の勲章が制定された(旧韓国官報光武4年4月19日号外に掲載)。また、翌年4月16日に勅令16号で同条例が改正され(旧韓国官報光武5年4月18日1864号に掲載)、八卦章が追加して制定された。1902年(光武6年)には、旧韓国官報光武6年8月25日2287号の「正誤」欄での訂正という形で瑞星大勲章が追加された。なお、これに関しては同年8月12日(15日官報掲載)に詔勅が出されている。さらに、1907年(光武11年)3月30日勅令20号で勲章条例が改正(4月3日官報掲載)され、瑞鳳章が制定された。なお、これに関しては1904年(光武8年)3月30日(4月1日官報掲載)に詔勅が出されている。
1910年(明治43年)8月29日、韓国併合によっていずれも廃止されたが、同日制定された日本の勅令334号により「当分の内」佩用することができると定められた。
- 金尺大勲章
- 名称は、太祖高皇帝(李成桂)の故事による。単一等級で、大勲位金尺大綬章からなる。勲章の最上位に位置し、皇室が佩用するほか、皇親及び文武官で特別の勲労がある者に特旨を以って授与される。
- 瑞星大勲章
- 名称は、国初における故事による。単一等級で、大勲位瑞星大綬章からなる。金尺大勲章と李花大勲章の間に位置し、皇室が佩用するほか、皇親及び文武官で特別の勲労がある者に特旨を以って授与される。
- 李花大勲章
- 名称は、当時の国章である李花章(スモモの花の紋章)による。単一等級で、大勲位李花大綬章からなる。勲一等太極章を授与されている文武官で特別の勲労がある者に特旨を以って授与される。
- 太極章
- 名称は、国旗に描かれた太極章による。8等級で、勲一等太極章から勲八等太極章がある。文武官が勲等毎の基準に従って授与される。
- 八卦章
- 名称は、国旗に描かれた卦による。8等級で、勲一等八卦章から勲八等八卦章がある。授与基準は太極章と同様とされる。
- 紫鷹章
- 名称は、太祖高皇帝の故事による。8等級で、功一等紫鷹章から功八等紫鷹章がある。武功抜群の者が功等毎の基準に従って授与される。
- 瑞鳳章
- 女性に授与される勲章。6等級で、勲一等瑞鳳章から勲六等瑞鳳章がある。内命婦と呼ばれる宮中に仕える女性や、外命婦と呼ばれる官吏の妻・皇帝の女子(公主・翁主)が授与対象である。淑徳・勲労が特別な者に対して皇后の命(「徽旨」)を経た後に勲等毎の基準に従って授与される。この内、勲一等瑞鳳章は、皇室が佩用するほか、内外命婦で特別の勲労がある者に特旨を以って授与される。
[編集] 北朝鮮
北朝鮮では最高勲章の金日成勲章をはじめ、かつての社会主義国同様に数多くの勲章が存在する。
- 金日成勲章
- 同国の最高勲章。国家や党に対する思想的な活動(主体思想的な行動など)の卓越した功績に対し授与される。レーニン勲章の朝鮮版と見ればわかりやすい。個人だけでなく大学や軍部隊、組織などにも授与される。日本の朝鮮大学校や学友書房も授与された。
- 国旗勲章 第一級、第二級、第三級
- 同国で一番発行されている勲章。軍事や労働だけでなく様々な分野での功績に対し授与される。TVなどで見る同国の高級軍人達の胸についている勲章の半数以上は国旗勲章である。他の社会主義国家でさえも見ない乱発勲章で、どうでも良い理由でも授与されることがあるらしい。同国の一般労働者でも国旗勲章三級ぐらいならば大抵授与されている。同国国民のみ授与される訳ではなく外国人や在日朝鮮人にも多数授与されている。在日朝鮮人に多い授与理由は北朝鮮に対する献金と言われるが拉致との関係を疑われる人物にも授与されている。また朝鮮戦争休戦後、中国人民志願軍の将兵にも戦功や復興建設協力などを称え多数の将兵に授与されている。
- 労力勲章
- 労働および農業での功績に対し授与される。
- 自由独立勲章第一級、第二級
- 軍事での卓越した功績に対し授与される。主に朝鮮戦争従軍経験者が多い。朝鮮戦争休戦後には中国人民志願軍の司令官の彭徳懐をはじめとする将兵にも授与された。
- 軍事服務栄誉勲章第一級、第二級、第三級
- 勲章とはなっているが実際は人民軍や民兵での勤務年数によって授与される。一級が20年、二級が15年、三級が10年と推定される。さらに下の物では軍事服務栄誉メダルが存在する。
- 親善勲章 第一級、第二級
- 同国の思想活動や経済、開発に貢献した外国人に授与される。東側の人物だけでなく西側の人物にも授与され日本人の授与者も多くいる。
[編集] タイ
- 外国の君主等に与えられるもの(一級勲章)
- 国家の発展に寄与した人物に下賜されるもの(二級勲章、以下階級順)
- チャクリー王宮勲章
- 九宝石勲章
- チュラチョームクラーオ勲章
- ラーマーティボーディー勲章
- 白象勲章
- タイ王冠勲章
- ボーイスカウト特別勲章
- ディレーククンナーポーン勲章
- 国王の好意で与えられるもの(三級勲章、以下階級順)
- ラッタナーワラーポーン勲章
- ワンラパーポーン勲章
- ワチラマーラー勲章
- 四級はすべて勲章 (เครื่องราชอิสริยาภรณ์) ではなくメダル(เหรียญราชอิสริยาภรณ์)という語を関している。数多く種類が存在し煩雑になるため記載は避ける。
[編集] 中南米
- ブラジル連邦共和国
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- サントス・ドゥモン勲章
- 空軍の勲章であるが民間人にも授与される。2004年(平成16年)に小野田寛郎元陸軍少尉が受章している。
[編集] アメリカ合衆国
- 大統領自由勲章 (Presidential Medal of Freedom)
- 文民(退役軍人を含む)に対する最高位の勲章。
- 名誉勲章 (Medal of Honor)
- 連邦議会の議決を経て授与される、軍人に対する最高位の勲章。
- 殊勲十字勲章 (Distinguished Service Cross)
- 陸軍軍人の軍功に対して与えられる、名誉勲章の次位の勲章。海軍および海兵隊はNavy Cross、空軍はAir Force Crossとなる。
- 殊勲章(Distinguished Service Medal)
- 陸海空軍・沿岸警備隊および政府の各省庁が、所属する軍人または文民職員に授与する。
- 勲功章(Legion of Merit)
- 格別な功績を挙げた軍人および外国政府要人に与えられる。
- 銀星勲章 (Silver Star)
- 軍人用
- 青銅星勲章 (Bronze Star)
- 軍人用
- 名誉戦傷章(Purple Heart)
- 戦傷軍人に与えられる。その名の通り紫のハートの形をしている。ジョージ・ワシントンが独立戦争の際に制定した、最も古くからある勲章。2004年の大統領候補ジョン・ケリーはこれを3回受章した事が選挙におけるセールスポイントの一つであった。
- 航空勲章 (Air Medal)
- 航空活動で功績を挙げた軍人に与えられる。
- 捕虜章 (Prisoner of War Medal)
- 捕虜となり無事帰還した軍人に与えられる。1986年に創設されたが、第一次世界大戦以降の捕虜経験者に対して遡及して授与される。
- 善行勲章 (Good Conduct Medal)
- 3年間規律違反なしに勤めた軍人に与えられる。また戦死した軍人には無条件で追贈される。
- 従軍章(~ Service Medal、~ Campaign ―)
- 戦争もしくは海外派兵任務についた軍人に与えられる。任務ごとに種類があり、名称とデザインも異なる。
[編集] カナダ
- カナダ勲章(Order of Canada)
- 民間人に与えられる勲章としては最高位で、上から順に次の3ランクがある。
- コンパニオン(Companions of the Order of Canada、C.C.)
- オフィサー(Officers of the Order of Canada、O.C.)
- メンバー(Members of the Order of Canada、C.M.)
ケベック州
- ケベック国家勲章(National Order of Quebec)
[編集] バチカン
- 教皇ヨハネ23世平和勲章
- バチカン有功十字勲章
- 大聖グレゴリー大十字勲章
- 聖シルベストロ教皇騎士団勲章
- 大聖グレゴリウス勲章
- 黄金拍車勲章
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 内閣府 / 日本の勲章・褒章
- 大日本帝國陸海軍史料館
- 関西軍装倶楽部(第一次・第二次世界大戦時のドイツの勲章、記章、略綬についての詳細な画像データを公開している)
- Medals of the World
- 世界の勲章(ロシアの個人サイト)