北埠頭駅 (北海道)
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北埠頭駅(きたふとうえき)は、北海道釧路市海運1丁目にあった釧路開発埠頭埠頭線の貨物駅。
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[編集] 駅概要
1950年に整備された釧路港北埠頭で船舶へ石炭を積み込むために1952年に雄別炭礦鉄道(後の雄別鉄道)が開設した。貯炭所が設けられ、雄別炭鉱等から石炭を満載した貨物列車が到着していた。後にセメント、肥料等も取り扱われるようになった。
その後1970年に石炭輸送は廃止されたが、釧路港と日本国有鉄道を結ぶ貨物輸送の重要路線であったため釧路開発埠頭に継承された。
しかし、1980年代になると輸送量が減少、1984年2月1日国鉄ダイヤ改正に合わせ、1984年2月1日に廃止された。
末期には、現在の宇部三菱セメント釧路サービスステーション、太平洋セメント釧路サービスステーション(移転して廃止)へのセメント輸送や、北埠頭にある倉庫群への有蓋貨車での輸送等を行っていた。また1977年頃まで石油油槽所があり石油輸送もあったが、油槽所が西港駅へ移転したことで終了した。
また、東隣の中央埠頭には国鉄浜釧路駅があった。当駅ではコンテナの扱いは無かったが、浜釧路駅では主にコンテナを扱っていた。
[編集] 現在の駅周辺
[編集] 歴史
- 1952年9月11日 雄別炭礦鉄道雄別埠頭駅として開業。
- 1959年8月31日 雄別鉄道に譲渡。
- 1970年2月12日 雄別炭礦に合併。
- 1970年4月16日 釧路開発埠頭に譲渡、北埠頭駅に改称。
- 1984年2月1日 廃止。
[編集] 隣の駅
- 釧路開発埠頭
- 埠頭線
- 新富士駅 - 北埠頭駅
[編集] 関連項目
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