北進統一
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北進統一(ほくしんとういつ)は大韓民国初代大統領・李承晩の統一構想である。
第二次世界大戦で日本が負けた後、連合国は朝鮮半島を植民地解放闘争戦勝国とは扱わなかった。 北緯38度線を境に、北はソ連が占領して社会主義化が進み、南はアメリカが占領して資本主義の道を歩むものとされた。 ソ連もアメリカも、南北総選挙を模索したものの、折り合いが付かず、南だけの単独選挙が実施された。 大統領に選出された李承晩は、韓国を反共産主義の基地とし、建国後に戦争で北の社会主義政権を打倒すればよいと考えた。
朝鮮半島では、資本主義か社会主義かの最終的な決着が未だに付いておらず、豊かな韓国に育った青年たちが、長期の兵役に付くことを余儀なくされている。