千乃正法
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千乃正法会(ちのしょうほうかい)は、千乃裕子を代表とする啓蒙団体である。1977年に設立された。
カルト教団であると指摘する者もいるが、団体は否定している。「ミカエル大王」を崇拝し、教祖をその妃と位置づけている。明文化された教典のようなものは持たず、多くの新宗教と同じように、仏教とキリスト教の教義を取り混ぜている。また、共産主義を絶対悪とし、日本共産党などを誹謗する謀略ビラを配布するなど、反共思想も強い。
GLA教団の教祖の高橋信次が亡くなった際に、千乃裕子が高橋信次の後継者は自分であるべきという旨を主張したが、GLA教団からは入会を断られたようであり、同教団に在籍した事実は無い。しかし、過去に千乃正法をGLA系の新宗教と位置つけていた宗教社会学者もいた。
- 千乃正法会としての宗教法人認定はなく、エルアール出版(かつては「ジェイアイ出版」)が母体になっている。
- 会員数は一時期約1万人いたといわれているが、2003年頃には約1200人ぐらいだとされている。
2003年に、その1部門であるとされる「パナウェーブ研究所」が、全身白ずくめの衣服を身に着けて活動をしたため、マスメディアを通じて世間の注目を集めた。また警察庁長官が「オウムの初期に似ている」と発言した。
なお、その際に多くのマスメディアは「白装束」という言葉を用いた。
なお、教祖の千乃裕子は2006年に死亡した。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- エルアール出版
- 千乃正法白装束電波資料
- 千乃裕子の在籍事実は無いとするGLAの声明
- 宇宙と霊界と科学の接点-自称千乃正法幹部(実際には元信者)によるサイト。