千鳥のぼっけぇTV!
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千鳥のぼっけぇTV!(ちどりのぼっけぇてぃーびー)は、GAORAが放送する自社制作のお笑い番組である。前身の番組麒麟・千鳥の二笑流TVが麒麟のbaseよしもと卒業に伴い終了となったため、千鳥単独の冠番組へと生まれ変わった。2006年11月1日放送開始。ケーブルテレビでも視聴可能。
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[編集] 概要
baseよしもとのTOP組コンビ千鳥をメイン出演者とし、 千鳥が毎回“ぼっけぇ”(岡山弁ですごい)ものを見つけに劇場を飛び出すというもの。 様々な所に出没しいろいろな事に挑戦する。
[編集] 出演者
[編集] メイン
[編集] 出演した事のあるbaseよしもと所属芸人(50音順)
- アジアン
- 井上裕介(NON STYLE)
- 勝山慎司(勝山梶)
- 鎌鼬
- 祇園
- ギャロップ
- 銀シャリ
- 小林岳史(暁)
- ジェットコースター(旧 田中上坂)
- ジャルジャル
- ジャンクション
- ストリーク
- スマイル
- ダイアン
- ダ・ヴィンチ
- 田中亮二(カルパチーノ)
- 天津
- 天竺鼠
- とろサーモン
- 中山功太
- 西森洋一(にのうらご)
- ネゴシックス
- ハム
- バルチック艦隊
- 藤崎マーケット
- プラスマイナス
- フロントストーリー
- マラドーナ
- ミサイルマン
- 三輪善行(金時)
- 水口靖一郎(ソラシド)
- 水本健一(Span!)
- ルチャダテリブレ
- 若井おさむ
- 和田友徳(ヘッドライト)
[編集] 番組内容
[編集] メイン企画
麒麟・千鳥の二笑流TVとは打って変わって、baseよしもとを飛び出してロケ企画が中心となっている。当日の放送ので一番面白かったシーンは、番組最後の『本日のBEST of ぼっけぇ』のコーナーで紹介される。また携帯サイトからダウンロードして楽しむ事も可能。
[編集] 祝!千鳥のぼっけぇTV! 第1回放送記念パーティ
- 放送1回目という事で、スタッフが千鳥以下出演者をもてなすパーティを開催する事になった。
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- オープニングセレモニー
- 千鳥リーダーからの挨拶
- フロントストーリー清水が案内する 美女と行く秋の味覚食い倒れツアー
- 10万円が当たる 大ビンゴ大会
- ぼっけぇ大宴会
- このプログラムで進行する…はずだったが、『千鳥リーダー』の挨拶でどちらがリーダーなのかで揉めてしまい、急遽千鳥のリーダーを決める対決が始まってしまった。対決はそのままロケで行われ、熱々おでんキャッチゲーム、ローラースケート対決、卓球マシンガマン対決、街角アンケート対決、カラオケ対決、水中ジェスチャー対決を行い、最終対決で勝利した大悟が『千鳥のリーダー』と決定し、パーティが続行される事になった。
- ところがこの対決のせいで、美女が待ちくたびれて帰ってしまったためグルメツアーはキャンセル。また大ビンゴ大会も、ロケでプールを借り切るなど賞金が出せなくなったためこれもキャンセル。大宴会にいたっては、千鳥がケツカッチン(このあとに上方漫才祭りの収録があった)のためこれもキャンセルとなってしまった。結局最終的に出演者をプールに落とす落とさないというグダグダなエンディングを迎えた。
[編集] トーク強化合宿
- 2週に渡って放送されたトーク企画。大阪市にある瑞龍寺というお寺の中で合宿という設定で行われた。ノブに指名された(もしくは自信のあるお題は自ら挙手で指名を受ける)芸人が煩悩の数と同じ108個のトークテーマにまつわるユニークなトークを披露する。他人の話で笑ってしまった芸人は和尚役のルチャダテリブレから喝を入れられる。また誰も笑わなかった場合はトークを披露した本人が喝を入れられる。
- トークの消化が遅く、2週目からは先輩芸人も参加したが、結局108個消化する事は出来なかった。
[編集] ぼっけぇ家庭訪問
- 「最近後輩芸人がたるんどる!!」この大悟の意向から、baseよしもと所属の芸人の実家、および自宅を家庭訪問し、家族もろとも教育するという企画。実家が経営する工場(にのうらご西森洋一)、地下室もある豪邸(ジャルジャル福徳)、SMAPもロケで訪れた芸人版トキワ荘(ストリーク吉本峰之)、ほのぼのした町の定食屋さん(スマイルウーイェイよしたか)を訪れ、幼少の頃の思い出や自室の部屋を公開し、千鳥とトークを繰り広げる。
[編集] ぼっけぇワゴン
- 夜の大阪の街に出没すると言われているちょっと変わった芸人をワゴンに乗せて、千鳥とのトークを行う企画。運転手はにのうらご西森洋一が務める。道中、芸人たちが思い思いのコスプレとボードに面白コメントを書いて、千鳥の気を引いた者はワゴンに乗車する事が出来る(というよりは乗車を断られた芸人はいなかった)。乗客の使命として6項目あるおすすめパフォーマンスのうち1つを選択し、千鳥の二人を楽しませなければならない。
[編集] ぼっけぇリアクション祭
- 前後半2週に分けて放送されたリアクションを楽しむ企画。総合司会はヘッドライトの和田、ゲーム実行役はルチャダテリブレとバルチック艦隊が担当する。開幕宣言とともにヘッドライトの和田の特技であるドラムの腕前を披露し、出演者全員からツッコまれるオープニングでスタートした。
- ゲームはチーム対抗戦でリアクションの面白さを競う。大悟チーム(大悟、とろサーモン久保田、ダイアン津田、中山功太、ネゴシックス)、ノブチーム(ノブ、ジャンクション下林、天津向、とろサーモン村田、ダイアン西澤)、吉本チーム(ストリーク吉本、ジャルジャル後藤、ジャルジャル福徳、鎌鼬山内、Span!水本)、ジャンクション原田が率いる謎の覆面チーム(ジャンクション原田、フロントストーリー光岡、天津木村、ミサイルマン西代、ハム諸見里)による4チームによるトーナメントで勝負を決める。ジャッジはヘッドライトの和田の独断により行われた。
前半
- トーナメント1回戦、ストリーク吉本チーム VS 大悟チーム、ノブチーム VS 謎の覆面チームの2試合が行われ、大悟チームと謎の覆面チームが勝利し、決勝進出した。
前半のスペシャルマッチ 『最弱"田中"決定戦』
後半
- 敗れ去ったストリーク吉本チームとノブチームの中から敗者復活戦を行い、ノブとジャルジャル後藤が大悟チームに、天津向とSpan!水本が覆面チームに合流し、総勢7対7の対抗戦で決勝戦が行われた。最後までもつれたが、結果は覆面チームの優勝となった。
後半のスペシャルマッチ 三つ巴女相撲
- 女性選手3人が相撲で勝敗を競うというスペシャルマッチ。参加者は「謎の大女 優子」、「謎の外国人 アリスン」(麒麟・千鳥の二笑流サバイバル大喜利ツアー2~さよならノブ軍曹~にジュリエット役で出演していた女性)、なぜかべジータのコスプレで登場した構成作家石塚麻里亜によるスペシャルキャットファイトが行われた。勝負はグダグダな上に圧倒的に「大女 優子」が強かったため、変な空気になってしまったが、勝負が付いた所でとろサーモン久保田が乱入。優子との勝負になったが、久保田は勝負がしたいのではなく大女に抱きつきたかっただけのようで、全く勝負にならなかった。
[編集] ぼっけぇ新年会
- 2007年第1弾の企画。ダイアン、中山功太、天竺鼠を迎えてトークや大喜利などを繰り広げる。プログラムは以下の通り。コーナーごとに面白い芸人には千鳥からお年玉がもらえる。
- 去年の振り返りと今年の抱負
- しゃぶしゃぶの美味しいお肉を食べて一言
- 新春書初め大喜利
- 新春出オチSHOW
- 新春無礼講トーク
- 新春ロシアンソング
[編集] 外で遊ぼう!
- 千鳥とbaseメンバーが童心へ帰り、思いっきり外で遊ぶ姿を子供達に見てもらい元気よく遊ぼうというメッセージを送っている企画。昔やった遊びから世界の遊びまで幅広く行われる。紹介された遊びは次の通りだが、地域や世代などで呼び名やルールが若干違う事もある。
- ジャルジャルプレゼンツ「天大中小」
- スマイルプレゼンツ「ぐるぐる」
- 天津プレゼンツ「サタンの魔術」
- 千鳥ノブプレゼンツ「ポコペン」
[編集] 遅れてごめん! ノブ誕生会
- 千鳥・ノブの27歳の誕生日を1ヶ月遅れで開催する企画。baseよしもとの若手が集まって、みんなで誕生日を祝った。
<誕生日祭プレゼント内容>
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- 相方、大悟から挨拶。
- ジャルジャル…自作の歌「そうじゃないよ 絶対」を披露。
- ダイアン・津田…大悟亭の料理を特別にノブに振舞う。最初に3品をサーブし、目の前でもう1品調理を行う。
- ジャンクション・原田…ノブの似顔絵披露。
- 劇団龍馬座(ジャンクション・下林、天津・木村)…薩長同盟締結の寸劇。
- 後輩からのビデオレター:漫才コンビN・Iさん、漫才コンビD・Nさん、漫才コンビT・Mさん(ビデオでは目線が入り誰かはわからなくなっている)。
- スペシャルゲストからのビデオレター:ノブの実父、実母、ノブの姪。
- サプライズゲスト登場:ウッチャンナンチャン…実はジャルジャルの2人がウンナンに扮しての登場。
- ジャンクション・下林…ノブのために披露するお誕生日ギャグ。
- 武智軍団…「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」の替え歌で誕生日を祝福。
- 劇団龍馬座(天津・木村、勝山梶・勝山、銀シャリ)…池田屋事件の寸劇。
- ヘッドライト・和田…ノブのためのドラム講座。
- 大悟…バースデーケーキのプレゼント。ノブの顔がデザインされていると思いきや、チンギス・ハーンの顔が描かれていた。
[編集] もてない芸人救済企画 ぼっけぇバレンタイン
- もてない若手芸人のためにバレンタインの合コンをセッティングして、男女の仲を取り持つ企画。第1印象アピール、シチュエーションアピール、イメチェンアピール、女性人からの質問タイムなどで男性芸人が美女3人に猛アピールを行う。途中女子が中座したあとで隠し撮りを行い、男の本章を曝け出すドッキリ企画を行い、最後は告白タイム。ジャンクション・原田、フロントストーリー・光岡、鎌鼬・山内、ストリーク・吉本はドッキリでのあく印象などが祟ったのか、チョコを渡されたが、そのチョコは「ごめんなさい」という意味の激辛チョコだった。しかしギャロップ・林は随所に男らしい所を見せていたと相手が感じたらしく、「OK」という意味の甘いチョコを手渡された。意外にもギャロップ・林だけがカップル成立という結果で幕を閉じた。
[編集] ぼっけぇ ネタの祭典
- 番組初、ロケではなく全編baseよしもとの舞台上で芸人たちが本ネタを披露する。
<第1回ネタ祭出演の芸人(出演順)>
- また今回はいつもの「Best of ぼっけぇ」を舞台の上での一発芸で選んだ。
[編集] ぼっけぇお笑いトーナメント
- baseよしもとの舞台から行う企画。base芸人がエントリーして与えられたお題をトーナメント形式の対戦方式でこなし、優勝を争う。勝敗は舞台下の3名の審査員がジャッジし、負けた芸人はその場から即退場という厳しいルールがある。
[編集] ぼっけぇプロレス入門
- たるんだbase芸人を鍛えなおすべく、大阪プロレスに入門し、肉体的・精神的な鍛錬を積む企画。
[編集] ぼっけぇ学園 卒業テスト
- ぼっけぇ学園の問題児たちが卒業テスト(という名の大喜利)に挑戦する企画。好成績を残して卒業出来るかどうかを競う。
[編集] その他のコーナー
麒麟・千鳥の二笑流TVでいう「個別企画」のようなコーナーも存在する。こちらはロケ以外にもbaseよしもとで収録されるものもある。
[編集] ノブ・ハヤカワのぼっけぇエンターテイナー
- 普段baseよしもとの芸人が表で見せない「裏パフォーマンス」を披露するコーナー。パフォーマンス前のトークではそれにまつわるエピソードなどを話すが、トーク内容とは全く関係ないパフォーマンスの場合もある。
- これまでに出演した芸人とその裏パフォーマンス
[編集] 大悟亭
- 麒麟・千鳥の二笑流TVから引き続き行われる企画。ダイアンの津田篤宏宅で津田がおいしい料理を振舞う。2006年に津田が結婚したため、ロケの場所が夫婦の新居に変わっている事と、ゲストとして登場するbaseよしもとの芸人が食材を持参してその食材を調理する事以外は、二笑流TV時代とほぼ同じ内容となっている。
[編集] スタッフ
- ナレーション : 稲垣早希
- 構成 : 寺本覚、和田義浩、友光哲也、大海家持、石塚麻里亜、大塚智仁
- CAM : 袖垣竜也(トラッシュ)、脇阪祐司(トラッシュ)
- AUD : 本城宣昭
- EED : 橋爪真也(アンカー)
- MA : 木村冬樹、安西留美
- 音効 : 大農洋一
- デザイン : 渕野由美
- 制作協力 : アイ・ティ・エス、トラッシュ、アンカー、CARROT、侍
- AD : 廣田弥生、田上佳世、影山輝之
- ディレクター : 藤原真美
- AP : 大東加佳
- プロデューサー : 坂本和正、仲良平
- 制作著作 : GAORA、吉本興業
[編集] 放送時間
GAORA、およびGAORAが視聴可能なケーブルテレビ局にて視聴可能。
- 毎週水曜22:00~23:00
- 再放送 同週木曜17:00~18:00、同週金曜13:00~14:00
ただし編成によって放送日・放送時間の変更の場合あり。必ず事前に最新のGAORA番組表を確認の事。