古久家
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古久家(こくや)とは、神奈川県藤沢市を中心に、2006年現在10店舗を展開する中華そばを扱ったラーメンチェーン店である。正式名称は株式会社古久家。
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[編集] 会社概要
1947年終戦直後の神奈川県藤沢市で、初代社長、小林三郎によって和菓子の店としてスタート。「これからの庶民は、甘いものを欲しがる」と考えた同氏は、穀物商であったことから(会社名の「こくや」の由来は穀物家)、ヤミで砂糖を入手して始めたのがきっかけ。1971年高度成長期のさなか、洋風の食文化の到来を見越し、和菓子の製造を中止し、店舗を中華料理、ラーメンに絞り味の古久家を展開していく。1999年からは、折からのラーメンブームで、1000円をこえるラーメンが数多く世に出てくると、二代社長、小林春代の「ラーメンは庶民の食べ物だ!」と言う言葉から、世の中に挑戦すると言う意味も持ちつつ、350円の豚骨正油ラーメンの中華そば寅を展開する。
- I care people best,and I love family.(経営理念)
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- 現在では、人材、教育を前面に掲げる企業は多いが、飲食店でありながら創業当時から、人を中心の経営理念を掲げ、多くの暖簾分けや、修行を受け入れるなどと、藤沢市の飲食業界にも大きく貢献している。その心を、現代風にアレンジし、二代社長小林春代が制定したもの。
[編集] 独特のラーメン
鶏がら、豚骨をメインに、日高昆布、野菜などを使用してとったスープに、生醤油のみと言う独特のスープは、調理人としてはまったく知識もない、ずぶの素人の初代社長が、横浜中華街などで食べ歩きを重ね、独自に開発したもの。「技術がないのだから、最高の素材を用意し、その持ち味を出し切る」という持論の元に作られたものである。当初は、自家製のゆずの皮を、ラーメンに入れていたこともあって、かなり独創的で好評だったようだ。
[編集] 主なメニュー
中華そば寅
- 豚骨正油ラーメン
- 豚骨味噌ラーメン
- 豚骨塩ラーメン
- 一口餃子
古久家
- こくやらーめん
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- いまだに、創業当時のスープの作り方で生醤油のみのラーメン。ただし現在はゆずは入っていない。
- 野菜たっぷりミソラメーン
- 湯(たんめん)麺
- サンマーメン
- ジャンボラーメン
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- 自家製太麺を2玉使用。学生に人気
- 特製やきそば
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- 醤油ベースのあんかけ焼きそばだが、かなり甘い味付けで独特。
- 五目やきそば
- チャーハン
- サラダ冷麺(夏季のみ)
- こくや餃子
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- 皮にバターを練りこんでいるため、皮自体がお菓子のよう。アンも、しっかりと味付けされていて調味料無しでも食べられるほど。
[編集] 店舗
- 古久家‐藤沢店(昭和27年開店)
- 古久家‐湘南台店(昭和56年開店)
- 古久家‐長後店 (昭和23年開店)
- 古久家‐ライフタウン店(平成元年開店)
- 古久家‐朝日町店(平成5年開店)
- 中華そば‐寅藤沢店(平成11年開店)
- 中華そば‐寅大庭店(平成12年開店)
- 中華そば‐寅湘南台店(平成13年開店)
- 中華そば‐寅寒川店(平成15年開店)
- 中華そば‐寅柄沢店(平成18年開店)
[編集] 関連企業
- 株式会社 あさ・ぐるーぶ
- シルバースター倶楽部
- cafe Ko-Ba
[編集] 外部リンク
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