名鉄百貨店
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名鉄百貨店(めいてつひゃっかてん)は、日本の百貨店である。名鉄グループの企業として、1954年12月に開業した。登記上の設立は1952年12月17日。
本店(愛知県名古屋市中村区名駅)の他に愛知県一宮市に店舗がある。また関連会社の店舗は石川県金沢市に1店舗ある。名古屋では松坂屋(Matsuzakaya)・三越(Mitsukoshi)・丸栄(Maruei)と合わせて4Mデパートと呼ばれる(最近では高島屋(Takashimaya)を入れて4M1Tと呼ぶ人もいる)。
元々名鉄が駅ビルに百貨店を開くにあたっては、名古屋の名門松坂屋と話合いを持ち出店する方向で進んでいたが、これが暗礁に乗り上げたため、電鉄系百貨店の老舗阪急の支援を受けて創業した。その関連から名鉄東宝(閉館)や名鉄劇場等の阪急電鉄文化の名残が残る。
こうした経緯から、その競争に伴う経営悪化への対応として、名鉄の完全子会社化と、伊勢丹による支援・業務提携を受けている。同様の伊勢丹による支援・業務提携の例は、福岡の岩田屋(子会社化)や札幌の丸井今井などがある。
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[編集] 本店
本館、名鉄バスターミナルビル(メンズ館)、ヤング館と3館体制を敷いている。また名鉄バスターミナルビル内には名古屋鉄道本社、名鉄グランドホテル、名鉄バスセンター、名鉄東宝などの施設が存在する。ヤング館の前に立つ巨大マネキン「ナナちゃん」は名古屋駅の待ち合わせ場所として有名。ちなみにナナちゃんは身長6.1メートル、スリーサイズはB207,W180,H215(cm)となっている。季節によって様々な服や水着を着たり、行政イベントや中日ドラゴンズの応援媒体にも使われる。スイスのマネキンメーカー製。 2006年度に大規模な3館一体化リニューアルをされているが、同時に本館以外の名称も変更となった。また、2005年には地下食料品売り場の改装にあわせて、これまで駅施設と商業施設が混在していたのを分離・集約した。
- 本館・・・地上10階地下2階建て。10階に劇場「名鉄ホール」。地下部に名鉄名古屋駅。1階北側コンコースには名古屋で一番当たりが出るといわれる、名古屋市で一番有名な宝くじ売り場(通称名鉄チャンスセンター)もある。また、地下1階において2002年4月1日から閉鎖されていたメルサ改札口は2005年9月27日に地下食料品売り場のリニューアルと同時に新南改札口として再開された。これは百貨店から直接豊橋方面のホームへ行ける入場専用改札口となっている。
- メンズ館・・・地上18階地下1階建て。3階・4階に日本初の本格的な立体型バスターミナル名鉄バスセンター。7階~10階は名古屋鉄道本社および関連企業のオフィス棟。11階以上は名鉄グランドホテルとなっている。6階には映画館の名鉄東宝があったが、2006年2月24日に閉館した。2006年10月25日にメルサ館から名前が変更され、館内がリニューアルされた。
- 元々はパルコより古いファッションビルMELSA(名鉄エレガンスレディースショッピングアベニュー)という名称の別会社だった。
- ヤング館・・・地上11階地下1階建て。1階に三井住友銀行名古屋駅前支店でその関連会社大手町建物が不動産を所有。7階~11階は名鉄スカイパーキング。屋上はテニスラウンジがある。2006年9月6日にセブン館から名前が変更され、館内がリニューアルされた。
[編集] 一宮店
現在の店舗は名鉄一宮駅に隣接している。旧名鉄東一宮駅跡に丸栄との共同出資で開設された名鉄丸栄百貨店の後身一宮名鉄百貨店を、一宮駅ビルに移転して開設。
[編集] 関連会社
- 名古屋鉄道
- めいてつエムザ(金沢名鉄丸越百貨店)
- 名鉄生活創研(Loft名古屋店・岐阜店)
- 名鉄クリーニング
- メルサ(名古屋栄・銀座・自由が丘・岐阜)
なお、名鉄インテリアは2006年8月30日に閉店している。