唯是康彦
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唯是康彦(ゆいぜ・やすひこ、1928年~)は、日本の経済学者で、千葉経済大学客員教授。専門は、農業経済学、食糧問題。70~80年代の日本の農業政策に大きな影響を及ぼし、特に自由化論者の代表として知られる。農水大臣の候補に挙がったこともしばしば。
1928年、北海道生まれ。北海道大学文学部を卒業後、1955年に東京大学経済学部卒業。同年、農林水産省農業総合研究所に入り、1979年に計画部長となる。この間にシカゴ大学大学院修了。その後、一橋大学講師、千葉大学法経学部教授、同法経学部長を歴任する。1994年から千葉経済大学経済学部長、同大学院経済学研究科長、同地域総合研究所所長を務めた。現在、日本経営労務協会会長、同地域政策フォーラム代表。
著書に、『食糧の経済分析』(同文書院)、『日本の食糧経済』(日本放送協会)、『尊農開国』(講談社)、『食糧危機』(ダイヤモンド社)、『EXCELで学ぶ経済学』(東洋経済新報社)、『EXCELで学ぶ計量経済学入門』(同)などがある。 邦楽家の唯是震一は従兄。