シカゴ大学
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シカゴ大学(The University of Chicago)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ市にある私立大学。世界でトップレベルといわれる大学の一つ。合衆国でもっとも大きな大学出版局であるシカゴ大学出版局を抱え持つ。 設立当初から研究に重点が置かれており、ノーベル賞受賞者を多数輩出している。特に経済学の分野では新古典派の拠点の一つとして知られており、同校の卒業生である「シカゴ・ボーイズ」はしばしば政策立案や遂行に登用されている。その一方、同大は校風、学問内容共に保守的なことで知られる。したがって、1960年代後半の公民権運動、ウーマン・リブ運動などの活性化に伴い人気が急低下し、同じシカゴ圏にあるノースウエスタン大学の隆盛に貢献した。最近ではその保守的なイメージを変えようと、女性や少数民族を教授陣に迎える姿勢を見せている。
2006年8月、米U.S. News & World Report誌の"America's Best Colleges 2007"で、シカゴ大学は全米9位にランクされた。[1]
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[編集] キャンパス
[編集] 歴史
アイヴィー・リーグの一校であるブラウン大学の卒業生、資産家のジョン・D・ロックフェラーが「中西部にもブラウンの様な卓越した学問の場が必要」と莫大な資金提供をし1890年設立。
[編集] 組織
[編集] 学生
[編集] 教員
[編集] スポーツ・サークル・伝統
[編集] 主な出身者
かつて所属した学生、教授、研究者をすべて考慮すると、シカゴ大学は総勢79名のノーベル賞受賞者を輩出している。これは世界でケンブリッジ大学、コロンビア大学に次ぎ3番目の多さである。
- ジョン・アシュクロフト(第79代米国司法長官)
- ラムゼイ・クラーク(サダム・フセインの弁護人)
- ゲーリー・ベッカー(ノーベル経済学賞受賞者)
- ロバート・フォーゲル(ノーベル経済学賞受賞者)
- ミルトン・フリードマン(ノーベル経済学賞受賞者)
- ジョージ・スティグラー(ノーベル経済学賞受賞者)
- フリードリヒ・ハイエク(ノーベル経済学賞受賞者)
- ソール・ベロー(ノーベル文学賞受賞者)
- ジョン・クッツェー(ノーベル文学賞受賞者)
- T・S・エリオット(ノーベル文学賞受賞者)
- エンリコ・フェルミ(ノーベル物理学賞受賞者。マンハッタン計画に参加)
- ロバート・ミリカン(ノーベル物理学賞受賞者)
- 小柴昌俊(ノーベル物理学賞受賞者)
- ポール・ウォルフォウィッツ(米国の政治家。世界銀行総裁)
- バラック・オバマ(米国の政治家。イリノイ州選出上院議員。シカゴ大学ロー・スクール教員(休職中)。)
- ジェームズ・マッキンゼー - 元シカゴ大学ビジネススクール(GSB)教授、マッキンゼー・アンド・カンパニーの創始者。
- マレック・ベルカ - ポーランドの政治家
- 連戦 - 台湾の政治家
- ノーマン・マクリーン - 作家
- フィリップ・ロス - 作家
- フィリップ・グラス - 作曲家
- カート・エリング - ジャズミュージシャン
- 早川雪洲 - 俳優
- セレステ・ホルム - 女優
- アンナ・クラムスキー - 女優
- フィリップ・カウフマン - 映画監督
- マイク・ニコルズ - 映画監督
- キンバリー・ピアース - 映画監督
[編集] 関連項目
- シカゴ学派
- シカゴ・パイル1号(世界初の人造原子炉)
- アルゴンヌ国立研究所
- シカゴ言語学会
- 大学体育協会 (NCAAディビジョンIII)
- Toyota Technological Institute at Chicago
[編集] 外部リンク
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