国鉄貨車の車両形式
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国鉄貨車の車両形式(こくてつかしゃのしゃりょうけいしき)
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[編集] 形式名のつけ方
[編集] 貨車、事業用車の種別
貨車、事業用車の種類を示す記号、事業用車は貨物を積載しない(必然的に積載量13t以下になる)ので積載量を表す記号がつかない。
[編集] 営業用
- ウ:豚積車(ウシのウ。当初は家畜車をウとし、豚積車はカとなる予定であった。)
- カ:家畜車(カチクのカ)
- ク:車運車(クルマのク)
- コ:コンテナ車(コンテナのコ。当初は衡重車が使用していたが検重車に名称変更をしてコンテナ車に譲った。)
- シ:大物車(旧称、重量物運搬車のジュウリョウのシ)
- ス:鉄側有蓋車(「鉄」を表す英語Steel(スチール)のス)
- セ:石炭車(セキタンのセ)
- タ:タンク車(タンクのタ)
- チ:長物車(「木材」を表す英語Timber(チンバー)のチ。コンテナ車も当初はチを使用していた。)
- ツ:通風車(ツウフウのツ)
- テ:鉄製有蓋車(テツのテ)
- ト:無蓋車(トラックのト)
- パ:家禽車(「家禽」を示す英語Poultry(パルトリー)のパ)
- ホ:ホッパ車(ホッパのホ)
- ポ:陶器車(「陶器」を示す英語Pottery(ポッタリー)のポ)
- ミ:水運車(ミズのミ)
- リ:土運車(ジャリのリ)
- レ:冷蔵車(レイゾウのレ)
- ワ:有蓋車(Wagon(ワゴン)のワ)
- フ:緩急車(ブレーキのフ:記号の末尾に付する)
[編集] 事業用
- エ:救援車(キュウエンのエ)
- キ:雪掻車(ユキのキ)
- ケ:検重車(ケンジュウのケ)
- サ:工作車(コウサクのサ)
- ソ:操重車(ソウジュウのソ)
- ヒ:控車(ヒカエのヒ)
- ヤ:職用車、試験車(役務車のヤ)
- ヨ:車掌車(当初は用務車のヨであったが、後に車掌車という名称ができたのでそのヨ)
[編集] 積載量
- 無印 13t以下
- ム 14t~16t
- ラ 17t~19t
- サ 20t~24t
- キ 25t以上
[編集] 関連項目
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