国際ボクシング連盟
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国際ボクシング連盟(The International Boxing Federation / IBF)は、1983年、全米ボクシング協会(USBA)が設立した。WBA会長選で敗れたロバート・リーが(これには南米主流になりつつあったWBAの流れを、再びアメリカ主流に戻そうとした狙いがあった)ドン・キングといった大物プロモーターの支持を受けて初代会長に就任。
JBCはIBFを公式試合の団体としては認めていない。
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[編集] 何故IBFを日本ボクシングコミッションが認めないのか?
日本ボクシングコミッション(JBC)は「団体の乱立は好ましくない」としての意見を出している。しかし、それだけではない。今でこそまともな団体になっているが、以前は暫定王者の決め方がいい加減だったり、問題の多い団体だった。IBFは日本にもあるが、JBCでライセンスを貰えない様な選手や網膜剥離になった選手や年齢的にライセンスが貰えない選手などを使い、試合をさせている。(日本IBFは現在アメリカ本国にあるIBF本部とは関係を絶たれている)これらの行為が更にJBCの心証を害している。
JBCではIBFに参加した選手及びトレーナーは、JBCの認定するライセンスを剥奪すると云った厳しい対応をしており(ただし、これは日本国内のみの処置の様で、IBFを認めている諸外国でライセンスを取得し、日本国内でタイトルマッチを行わなければ、ライセンスの剥奪は無い様子だが、まだ実際に試した選手は今の所いない。余談だが、辰吉丈一郎が網膜剥離の為、一時日本で試合が出来なかった頃、アメリカでライセンスを取得してIBF王座に挑戦してもいいと発言した事があったが、その後国内でも試合が出来る事になり、IBF王座への挑戦は行わないままでいる)、今後JBCがIBFを認める可能性はかなり低いと思われる(時折、ピューマ渡久地、八尋史朗ら日本のジムに所属する選手がIBFの世界ランキングに入る事があるが、これはIBFが勝手にランキング入りさせているのであり、『日本でボクシングが出来なくなる』と云うリスクを考えると、日本国内で挑戦する事は無いと思われる)。
ちなみに、アジア各国ではタイやフィリピンでは認めているものの、韓国では、初期にはIBFも認めていて、王者も存在したが、『替え玉挑戦者事件』(当初挑戦するはずだった選手が、怪我で挑戦不可能となり、替え玉を立てて防衛戦を行った事件)にIBFも関与した事が判明し、それをきっかけに現在は公式試合の団体としては認めていない。
[編集] 王座乱立の近況
プロボクシングの世界王座を認定する団体は、日本ではWBA、WBCに加えIBF、WBOが知られているが、実はその4団体以外にも多数の組織が存在することはあまり知られていない。これらは主にWBAなどの運営を巡ってのトラブルから一派が独立して設立されたり、それによるWBAの権威の失墜などが主な原因である。そうした乱立には、何よりもプロボクシングが巨額のマネーが動く、興行的に魅力のある格闘技であるという背景もあるが、いずれにせよ王座そのものの権威の失墜は免れず近年では世界的にはWBA、WBC、IBF、WBOの4団体を「メジャー」、それ以外の団体を「マイナー」と呼んで明確に区別している。さらに「メジャー」4団体の中でもWBA、WBCとIBF、WBOの間ではその評価に差がある。当初は後発の後者二団体の評価は高くなかったが、1990年代に入りまずWBAが凋落を見せ、21世紀に入ってWBCに破産騒動が起きたのに対し、IBFやWBOは真に実力のあるチャンピオンを擁して徐々に地位を向上させている。別途「ボクシング」の項を参照。
主なマイナー団体
など
[編集] 関連語句
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