国際映画社
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株式会社国際映画社(こくさいえいがしゃ、Movie International)は日本のアニメ制作会社。
[編集] 概要
壺田重三が創業して、1979年の『くじらのホセフィーナ』からテレビアニメの制作を開始した。しかし6年後の1985年6月に不渡り手形を出して倒産したと報じられ、放送中だった同社作品『ふたり鷹』は同月完結せずに打ち切りになった。これが現時点では最後の作品となっている。
かつての国際映画社作品の著作権表示は、現在も国際映画社の名前と同社でプロデューサーを務めた壷田重夫の名前があるため、現在も国際映画社自体は存続すると思われるが、制作活動を行っておらず、版権管理のみの会社とみなされている。なお、葦プロダクションと共同制作した作品の権利は葦プロダクションが所有し、また海外への販売窓口はエノキフイルムとなっている。
活動期間は1980年代前半と短期間であり、制作した作品は全般に作画が悪い低予算作品と評されながらも、J9シリーズ(ジェイナイン - )と称される『銀河旋風ブライガー』『銀河烈風バクシンガー』『銀河疾風サスライガー』のSFアニメ三部作のような放送終了後も根強い人気を誇る作品も残している。
なお、この会社がいつごろからあるのかは不明だが、1932年の映画「仇討兄弟鑑」を「国際映画社」が配給したという記録が残っている。ただしこの「国際映画社」と「J9シリーズの国際映画社」が同じであるかは不明である。
[編集] 作品リスト
- くじらのホセフィーナ(1979年、葦プロダクションと共同制作)
- ずっこけナイトドンデラマンチャ(1980年、葦プロダクションと共同制作)
- 宇宙戦士バルディオス(1980年~1981年、葦プロダクションと共同制作)
- めちゃっこドタコン(1981年)
- 若草の四姉妹(1981年)
- ハニーハニーのすてきな冒険(1981年~1982年)
- 魔境伝説アクロバンチ(1982年)
- おちゃめ神物語コロコロポロン(1982年~1983年)
- 愛の奇蹟 ドクターノーマン物語(1982年12月24日、1話完結)
- 亜空大作戦スラングル(1983年~1984年)
- ななこSOS(1983年)
- 超攻速ガルビオン(1984年)
- 宗谷物語(1984年)
- ふたり鷹(1984年~1985年)
- J9シリーズ
- 銀河旋風ブライガー(1981年~1982年)
- 銀河烈風バクシンガー(1982年~1983年)
- 銀河疾風サスライガー(1983年~1984年)
[編集] 外部リンク
- 海外版権窓口エノキフイルム米国法人公式サイト
- 北海道の展望台 ※根室市の「笹川記念平和の塔」の管理業者が国際映画社である。