土佐電ドリームサービス
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土佐電ドリームサービス(とさでんドリームサービス、英文商号 Tosaden Dream Service Co.,Ltd.、略称 TDS)は、高知県の高知市および南国市を中心としたエリアで、乗合バス事業を行っている民間会社。
土佐電気鉄道のバス事業の経営効率化を目的として2002年4月1日に設立された、土佐電鉄の子会社。本社は高知県高知市桟橋通5丁目1番1号にある。今や貴重となったモノコック車が現役で走ることでも知られる。
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[編集] 社章
略称の「TDS」を、特別天然記念物である土佐のオナガドリの形に図案化したもので、同社設立時より使用されている。オナガドリは親会社の土佐電鉄が貸切バスのシンボルマークとして使用し、長年にわたり親しまれているものでもあり、TDSが土佐電鉄のグループ企業であることを広く一般に浸透させる狙いもある。
[編集] 路線
土佐電鉄から経営移管された路線が大半を占め、系統番号も移管前のものを引き継いでいる。
- 1系統(急行) 高知駅~高知龍馬空港~安芸営業所~室戸岬~ディープシーワールド(高知東部交通と共同運行)
- 3系統 桟橋車庫・県庁前~JA高知病院(一部の便のみ)~後免町~安芸駅
- 5系統(準急) 県庁前~後免町通~高知龍馬空港(1便のみ)~安芸駅
- 15系統 桟橋車庫~絶海(たるみ)~高知医療センター~浜改田通(はまかいだどおり)~後免町
- 30系統 桟橋車庫~中央市場前~十津(とおづ)団地
- 34系統 高知駅・桟橋車庫~美術館通~高知医療センター~十津団地
- 35系統 桟橋車庫~中央市場前~高知医療センター~十津団地
- 36系統 桟橋車庫~中央市場前~高知医療センター~高知女子大学(女子大休暇中は高知医療センター止まり)
- 37系統 桟橋車庫~中央市場前~高知医療センター~望海ヶ丘(のぞみがおか)
- 38系統 高知駅・桟橋車庫~美術館通~高知医療センター~望海ヶ丘
- 39系統 高知駅・桟橋車庫~美術館通~高知医療センター~高知女子大学(女子大休暇中は高知医療センター止まり)
- 43系統 桟橋車庫~大津~高知医大
- 45系統 桟橋車庫~美術館前~大津~高知医大
- 47系統 JA高知病院~後免町~国分寺通~植田
- 48系統 JA高知病院~後免町~浜改田通~久枝
- 55系統 桟橋車庫~宝永町・南はりまや橋~米田~八代通
- 81系統 イオン高知~知寄町~美術館通~高知医療センター
- 桟橋車庫~県庁前
- 高知駅~はりまや橋(電鉄ターミナルビル前)~高知龍馬空港
[編集] 周遊観光バス
運行を休止していた定期観光バスを引き継ぐ形で、県観光コンベンション協会が運行を委託したもので、土日祝日と長期休暇期間中を中心に、期間限定で運行しているものである。高知県交通との共同運行である。
[編集] MY遊(まいゆう)バス
- 運行開始 2004年7月
- 運行本数 12本(6往復) 高知県交通と共同運行で同社の担当は6本(3往復)。
- 運賃 700円(小児:350円)。1日有効のフリータイプで何度でも乗り降り可能。また土佐電鉄電車市内均一区間とよさこいぐるりんバスにも乗り放題となる。高知駅バスターミナルなどで専用チケットを購入。ただし高知県交通の桂浜線路線バスには乗車できない(別料金となる)ので注意が必要である。
- 運行経路
- 往路 高知駅→はりまや橋(電鉄ターミナルビル前)→かるぽーと前→五台山展望台→竹林寺・牧野植物園→龍馬記念館前→桂浜
- 復路 桂浜→龍馬記念館前→五台山展望台→竹林寺・牧野植物園→かるぽーと前→はりまや橋→高知駅
※愛称の「MY遊」は、乗り降り自由な周遊バスの意に、土佐弁(高知地域の方言)の「まいゆう」(=回っている)を懸けたもの。 ※車両は土佐電ドリームサービスはボンネットバス、高知県交通は専用塗装の車両が使用されるが、ボンネットバスは定員が少ないため繁忙期は別車両になることがある。
[編集] MY遊バス・わくわく号
- 運行開始 2005年7月
- 運行本数 12本(6往復)
- 運賃 900円(小児:450円)。1日有効のフリータイプ。同便に何度でも乗り降り可能であるとともに、JR四国バスのJR土佐山田駅~美良布(アンパンマンミュージアムより徒歩2分)と土佐電鉄バスのJR土佐山田駅~龍河洞に各1回ずつ乗車できる。
- 運行経路 (JR高知駅~)高知龍馬空港~のいち駅~龍馬歴史館~のいち動物公園~大日寺~龍河洞~高知工科大学~アンパンマンミュージアム(同館より徒歩2分のJR四国バス美良布バス停までの運行)
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