塩尻市地域振興バス
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塩尻市地域振興バス(しおじりしちいきしんこうバス)は、長野県塩尻市が運営するコミュニティバスである。JR塩尻駅を軸とした路線設定が行われており、運行は松本電気鉄道が行っている。なお、バスの愛称は『すてっぷくん』である。2005年には楢川村の編入合併により、楢川村営バスも引き継いでいる。
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[編集] 概要
- 塩尻市内を走る松電の路線バス(国道塩尻線、山形・山塩線を除く)による廃止が決まってから塩尻市による廃止代替バスが開始されたのがはじまり。
[編集] 沿革
- 平成11年7月12日 - 塩尻市初市営バス「洗馬線、片丘線、塩尻東線、みどり湖・東山線の四路線を開始する。」
- 平成11年8月23日 - 宗賀線の運行を開始する。
- 平成11年8月30日 - 広丘吉田線の運行を開始する。
- 平成13年4月2日 - 利用状況等検討したうえで本格的に運行。
- 平成17年4月1日 - 楢川村吸収合併に伴い楢川村地域振興バスを塩尻市に移管する。
- 平成18年10月20日 - 中心市街地循環線の試運行開始。
[編集] 運行路線
2006年11月2日現在、次の路線が運行されている。[1] なお、12月31日~1月2日、日曜・祝日は、運休となる。また、みどり湖・東山線は一部冬季運休になる。
- 広丘・吉田線
- 塩尻駅前~市役所前~和手~高出区運動場~すみれの丘~広丘駅前東~建部社~吉田原団地中~広丘駅前西~歯科大前~市役所前~塩尻駅前
- 洗馬線
- 塩尻駅前~市役所前~中原~妙義保育園前~長崎~金山~奥平
- 案内放送では上小曽部行きと言っている。
- 片丘線
- 塩尻駅前~市役所前~大正橋~中挟~山岸~君石~大宮八幡~倉村~権現~山岸~大正橋~市役所前~塩尻駅前
- 松本電気鉄道片丘線(現・内田線)が廃止になり、倉村より南側を塩尻市で引き継いだ結果、片丘線南側が復活という形になった。
- 塩尻東線
- 塩尻駅前~市役所前~西福寺入口~下西条~慈光院下~みどりの郷前~強清水~松原団地前~町区公民館前~長畝~桟敷~塩尻駅前
- 楢川地域振興バス
- 通称楢川線
- 塩尻駅前~塩尻銀座~市役所前~長泉院前~桑崎口~贄川駅~楢川支所~奈良井駅~権兵衛橋~栃洞沢
- 楢川村村営バスを引き継いだ路線である。
- 楢川村が合併する以前までは停留所がない場所でも手を挙げれば乗車ができたが合併後は塩尻市が「バス停でもない所で乗降するのは危険!」ということで今現在の楢川地域振興バスは、停留所でもなければ乗降ができなくなった。
- 車両は、他の路線を走る地域振興バスとは、違い紫カラーのマイクロバスである。
- 中心市街地循環バス
- 塩尻駅前~市役所前~塩尻銀座~郵便局前~中部電力前~協立病院西~高出~武蔵工大二高口~芝茶屋~緑ヶ丘南~第7ブロック広場~歯科大東~桔梗荘前~歯科大南~農協ワイナリー前~塩原整形外科前~交通安全センター東~八十二西支店前~塩尻駅前
[編集] 運賃
- 一律制(大人・子供)1回100円(乳幼児から就学前の子供は無料)
[編集] 車両
2004年7月頃に低床バリアフリー対応車が導入されている。(バス6台のうち3台が低床バスで残りの3台がステップ3段あるバス
[編集] その他
- 地域交通利用構想素案には、以下の案が提案されている。なお、市長答弁などによれば、財政的な調整がつき次第実現したいと述べられている。また、この地域交通利用構想は、今後市民からの意見を反映させた上で2007年1月にまとめられる予定である。[2]
- 勝弦~北小野老人福祉センターに福祉バスが走っており、月・金曜日の週2回、1日2便運行している。
- バス停やバスの車体に胴体がブドウで手を挙げながら歩く人が描かれている。
- 北小野便が未だに運行されていないのは、辰野線の存続を願う住民がいる為であり、もしも北小野便が運行された場合は、辰野線は廃止という事となる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部サイト
[編集] 脚注
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