大塚国際美術館
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大塚国際美術館 (おおつかこくさいびじゅつかん, The Otsuka Museum of Art) は、徳島県鳴門市国立公園内にある、陶板複製画を中心とした私立美術館である。展示作品数約1000点。
大塚製薬グループが創業75周年事業として建設し、その延床面積は(29,412m²)で、美術館建築としては兵庫県立美術館(27,461m²)などを上回る日本最大級の施設である。(2005年6月時点)
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[編集] 陶板名画美術館
展示されている作品の多くは、大塚グループの大塚オーミ陶業株式会社が開発した特殊技術によって、世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けたものである。オリジナルの収集に拘るのではなく自社技術を用いてふんだんに作品を複製、展示するという構想は、企業の文化事業としての私立美術館の中でも非常に特異な試みといえる。美術教育に資するべく、作品は古代から現代に至るまで極めて著名、重要なものばかりを展示しており、これらを原寸で鑑賞することでその良さを理解し、将来実物を現地で鑑賞して欲しい、との願いが込められている。
陶板複製画は風水害や火災などの災害や光による色彩の退行に非常に強く、屋外でのサインボードや壁画に用いることのできる技術として開発された。そのため大塚国際美術館でも、展示室の中には写真撮影を禁じていない所や、屋外に作品が展示されている場所もある。屋外の庭園に展示されたモネの『睡蓮』などはその性質を生かした好例である。板を組み合わせることで大型化にも対応でき、ミケランジェロの『最後の審判』もオリジナルの展示環境全体を再現したシスティーナ・ホールに展示されている。このホールは2004年5月9日、衆議院議員の後藤田正純と水野真紀の結婚披露宴が行われたことで有名となった。
[編集] その他
- 美術館内のミュージアムショップではボンカレーが売られており、レストランではボンカレーがメニューにある。
- 美術館正面には大塚グループの保養施設「潮騒荘」がある。
[編集] 交通アクセス
- 高速バス(東京・名古屋・京都・大阪・神戸・洲本から発着)「鳴門公園口」バス停 徒歩10分
- 西日本ジェイアールバス・本四海峡バス共同運行「鳴門・淡路エクスプレス号」 「大塚国際美術館前」バス停下車
- 徳島バス、徳島空港口バス停(徳島空港徒歩10分の位置)から25分、「大塚国際美術館前」バス停下車
- 鳴門市営バス、鳴門駅前から20分、「大塚国際美術館前」バス停下車