徳島バス
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
略称 | 徳バス |
本社所在地 | 770-0823 徳島県徳島市出来島本町一丁目25番地 |
電話番号 | 088-622-1811(代表番号) |
設立 | 1942年2月4日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 乗合バス事業、貸切バス事業 |
代表者 | 代表取締役社長 渡辺寿栄夫 |
資本金 | 1億4,420万円(2006年3月31日現在) |
売上高 | 37億4,600万円(2004年3月期実績) |
従業員数 | 351人(2004年6月16日現在) |
決算期 | 毎年3月31日 |
主要株主 | 南海電気鉄道 (同社の持分法適用会社) |
主要子会社 | 徳島バス阿南 徳島バス南部 四国交通 (いずれも100%出資) など |
外部リンク | http://www.tokubus.co.jp/ |
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徳島バス株式会社(とくしまばす、英称:TOKUSHIMA BUS Co., Ltd.)は、徳島県最大の路線バス・高速バス・貸切バス事業者。徳島市に本社がある。1961年3月25日に南海電気鉄道と資本提携してからは、同社の関連会社となり、現在は同社の持分法適用会社である。戦前存在した県内のいくつかのバス事業者が統合して誕生した。通称は「徳バス」。本社は徳島県徳島市出来島本町一丁目25番地。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 路線バス
路線バスは一時期県内にくまなく路線を運行し、近隣の県へ向う路線や、徳島駅前から県南の牟岐町まで60km以上を走破する路線なども存在した。しかしモータリゼーション化で利用客が減少し、会社の経営にも影響が出る様になって来た事から、路線を縮小・末端路線を分社化。その結果、現在徳島バス本体としては西は上板町(かじや原)・吉野川市(川島)まで、南は勝浦町(黄檗上)・阿南市(橘西)・那賀町(川口)までとなっている。しかしそれでも路線バスの経営は厳しい状況が続いており、路線を縮小するだけではない、根本的な解決策が求められているところである。 貞光にも営業所があったが、路線縮小で四国交通にバスごと売り払い、現在は四国交通の貞光営業所となっている。 他に徳島空港発着の定期航空便ダイヤにあわせた徳島駅前~徳島空港連絡バス(車両は貸切及びかつて運行していた徳島駅前~津名港線より転用の日野ブルーリボン、セレガを使用)も運行している。 2001年より中型ノンステップバス(日野レインボー及び三菱ふそうエアロミディ)を導入しており、それ以降の導入は基本的にノンステップ新車である。
[編集] 観光バス
四国圏内を中心にする観光バスは、日野セレガ系(セレガ、セレガR)、三菱車などを所有している。なお、2台のエアロバス(移籍後も徳バス色)と、日野レインボーRR(観光色に変更)を四国交通に売っている。
[編集] 高速バス
高速バスは大鳴門橋開通後の1989年、東京行きの夜行バスが「エディ」として運行されたのが最初。津名一宮インターチェンジまで高速道路→そこから大磯港まで一般道路→須磨港まで淡路フェリーボート(現在は廃止)→若宮出入口より再び高速道路に入るという全国的にも珍しい高速バスであった(当時は淡路島は素通り)。また、それと同時に津名港(現在の淡路市)行きの特急・急行バスも津名港発着の神戸中突堤・大阪天保山・関西空港行き高速船へのアクセスとして開設された(現在は津名港発着の高速船が無く同区間の利用客が激減したため、徳島バス撤退)。その後明石海峡大橋開通、高松自動車道延伸後は爆発的に運行本数が増え、現在は東京・梅田/難波/天王寺(あべの)/USJ・関西空港・奈良/天理・京都・枚方/寝屋川・三宮・神戸学園都市・高知・松山・高松・岡山/倉敷・広島・名古屋(季節運行)の各都市へ高速バスを運行(東京・枚方/寝屋川・関西空港行きを除き淡路島は素通り)。中でも京阪神行きと東京行きの高速バスが好調で、徳島バスのドル箱路線となっている。休日には1台だけでは輸送力が足りず、バスの台数が増やされる事もある程(東京線は基本的に2台で運行)。すべての車両には鳴門の渦の絵が描かれている。現在ではこれら徳島バスの高速バスの総称が「エディ」となっていて、東京行きは特に「ムーンライトエディ」とも呼ばれている。また、一部の路線には「学割制度」がある。なお難波での乗降扱いはOCAT(大阪シティーエアターミナル)では扱わず(難波経由の京阪神~四国方面の高速バスでは唯一)では、全便南海難波高速バスターミナルで行う。また京都便はJR四国バスと共同運行便となっている。1台、日野セレガGDを四国交通に売却している。日野車(セレガ、セレガR、新型セレガ)、三菱車ともに多数所有している。
なお、2台で運行する場合、2号車は1号車が定刻どおりに発車した後に入るため、若干遅れる。また、行先によってのりばが違うので注意が必要。
[編集] 営業所所在地
- 徳島営業所
- 北島営業所
- 鳴門営業所(小鳴門橋バスストップ)
- 徳島県鳴門市撫養町大桑島字濘岩浜48番地の19
- 鴨島営業所
- 徳島県吉野川市鴨島町西麻植字麻植市40番地の7
- 橘営業所(徳島バス阿南 本社)
- 徳島県阿南市橘町幸野85番地
- 川口営業所(徳島バス南部 本社)
- 小松島出張所
- 徳島県小松島市新港31番地の3
[編集] 高速バス路線
[編集] 四国地方発着
- 徳島~高知(ジェイアール四国バス・高知県交通・土佐電気鉄道と共同運行)
- 徳島~松山(ジェイアール四国バス・伊予鉄道と共同運行)
- 徳島~高松(大川自動車と共同運行)←指定席なし
[編集] 関西地方発着
- 徳島・鳴門~大阪(南海バス・阪神電気鉄道・阪急バスと共同運行)
- 徳島~寝屋川・枚方(京阪バスと共同運行)
- 徳島~関西国際空港(南海バス・関西空港交通・本四海峡バスと共同運行)
- 徳島駅前・松茂・高速鳴門・志知・洲本IC・津名一宮IC・東浦~関西国際空港
- 徳島・鳴門~神戸三宮(山陽電気鉄道・神姫バスと共同運行)
- 徳島駅前・松茂・高速鳴門~高速舞子・阪神三宮
- 徳島・鳴門~学園都市(神戸山陽バスと共同運行)
- 徳島駅前・工業団地・松茂・高速鳴門~高速舞子・学園都市駅前
- 徳島・鳴門~京都(西日本ジェイアールバス・京阪バス・ジェイアール四国バス・本四海峡バスと共同運行)
- 甲浦・牟岐・阿南~大阪
- (生見・甲浦・宍喰・海部・浅川・牟岐・日和佐・)橘営業所・阿南駅・富岡東・那賀川・ゆたか野団地前・大林・小松島・徳島文理大西口・徳島大学前・松茂~高速舞子・ハービス大阪・南海なんば(なんば高速バスターミナル)
- 徳島~大阪(天王寺)・奈良・天理(奈良交通と共同運行)
- 徳島駅前・松茂・鳴門駅・小鳴門橋~大阪(天王寺)・第二阪奈生駒・藤の木台四丁目・奈良市学園前駅・阪奈宝来・阪奈菅原・奈良市庁前・新大宮駅・奈良駅・近鉄奈良駅・(天理駅)
[編集] 中国地方発着
- 徳島~広島(広交観光と共同運行)
- 徳島~岡山(ジェイアール四国バス・中国ジェイアールバスと共同運行)
[編集] 中部地方発着
[編集] 関東地方発着
- 徳島~東京(京浜急行バスと共同運行)
- 徳島駅前・松茂・高速鳴門・志知BS・東浦~渋谷マークシティ(渋谷駅)・浜松町バスターミナル・品川バスターミナル
- 渋谷マークシティ(渋谷駅)は、2往復中1往復のみ経由
- 徳島駅前・松茂・高速鳴門・志知BS・東浦~渋谷マークシティ(渋谷駅)・浜松町バスターミナル・品川バスターミナル
[編集] 廃止された路線
- 徳島⇔津名港(現在は、淡路交通で単独運行)
- 徳島⇔福良
- (臨時帰省バス)徳島⇔小倉駅前・砂津・黒崎IC・博多駅(西鉄バスと共同運行)
[編集] 関連会社
[編集] 外部リンク
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