大沼 (七飯町)
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大沼(おおぬま)は、北海道南西部の渡島半島東側、亀田郡七飯町にある湖。大沼市街地の一部と大沼湖畔と駒ケ岳が大沼国定公園に指定されている。アイヌ語で「ポロトー」(大きな湖)と呼ばれていたのを意訳して名付けられた。
1640年の駒ヶ岳の噴火時に発生した山体崩壊によって、折戸川の流れが止められてできた堰止湖。湖内には大小126の島々が点在する。南西の小沼とは狭い水路でつながっており、ここにかかる橋をJR函館本線が通過する。周辺には蓴菜沼、長沼、円沼などが点在する。
北海道では比較的早い時期に開かれた観光地で、1855年の箱館開港に伴い大沼一帯が外国人の遊歩地区とされ、1905年には北海道庁の庁立公園となった。1915年には実業之日本社により、三保の松原・耶馬渓とともに新日本三景に選ばれている。1958年には小沼、駒ヶ岳とともに大沼国定公園として指定を受けた。
湖岸にはエゾマツ、イタヤカエデ、シラカバなどの森林が広がり、紅葉の名所としても知られている。周辺は東大沼温泉、流山温泉などがある。
目次 |
[編集] データ
- 面積 : 5.30km2
- 周囲 : 26km
- 湖面標高 : 129.0m
- 最大水深 : 11.6m
- 流入河川 : 軍川、宿野辺川
- 流出河川 : 折戸川
[編集] 歴史
[編集] 交通
大沼の観光拠点はJR函館本線の大沼公園駅周辺。池田園駅、流山温泉駅、銚子口駅も湖岸にある。
道路は北海道道338号大沼公園線が湖岸を一周しているほか、北海道道43号大沼公園鹿部線が大沼公園駅前を通過する。いずれも国道5号に接続している。函館市からは車で約45分。函館新道を使うと35分。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
日本三景 | |
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日本三景 | 丹後の天橋立 – 陸奥の松島 – 安芸の宮島 |
新日本三景 | 大沼 – 三保の松原 – 耶馬渓 |
その他 | 林春斎 |
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