太平洋石炭販売輸送臨港線
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臨港線(りんこうせん)は、太平洋石炭販売輸送が運営する北海道釧路市の春採駅と同市知人駅を結ぶ貨物専業の鉄道路線である。
1979年に釧路臨港鉄道を引き継いだもので、1966年までは旅客営業も行っていた。
目次 |
[編集] 歴史
- 1925年(大正14年)2月11日 - 釧路臨港鉄道春採駅~知人駅間開業。
- 1925年(大正14年)3月16日 - 別保信号所(現東釧路駅)~春採駅間開業。
- 1926年(大正15年)2月1日 - 知人駅~臨港駅間開業。
- 1927年(昭和2年)2月20日 - 臨港駅~入舟町駅間開業。
- 1937年(昭和12年)1月10日 - 城山駅~東釧路駅間開業。
- 1963年(昭和38年)11月1日 - 全線で旅客営業廃止。
- 1966年(昭和41年)12月1日 - 臨港駅-入舟町駅間廃止(大半の区間は臨港駅の構外側線として存置され、臨港駅廃止時に撤去)。
- 1979年(昭和54年)4月30日 - 太平洋石炭販売輸送に譲渡され、同社の臨港線となる。
- 1985年(昭和60年)6月1日 - 城山駅~東釧路駅間廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 東釧路駅~春採駅間、知人駅~臨港駅間廃止。現在の路線のみ残る。
[編集] 路線データ
[編集] 運行形態
石炭車の両端にディーゼル機関車を連結し、春採~知人間でシャトル輸送を行なっている。また、荷役(ホッパの開閉)は、機関車からの遠隔制御で行なわれており、そのため、貨車には電気連結器と回路の引き通しが設けられている。
[編集] 駅一覧
取り消し線を引いた線は、現在廃止となっている駅。
城山駅 - 東釧路駅 - 春採駅 - 観月園駅 - 沼尻駅 - 米町駅 - 知人駅 - 臨港駅 - 入舟町駅
[編集] 車両
会社記事を参照。
[編集] 関連項目
[編集] 参考資料
- 『消えた轍 - ローカル私鉄廃線跡探訪 1北海道』 寺田裕一著(ネコパブリッシング刊)ISBN 4-7770-0218-7
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