子供に対する性的虐待を扱った作品一覧
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子供に対する性的虐待を扱った作品一覧 (こどもにたいするせいてきぎゃくたいをあつかったさくひんいちらん)の項目は子供に対する性的虐待を何らかの形で扱った小説を挙げる項目である。
この項目で性的虐待として取り上げるのはノンフィクションとしばしば見られる作品及び子供が長期的な性的苦痛や激しい絶望を訴える様子が描かれるシーンの含まれる小説である。また、この記事においてはその作品がどのような質であるかをはっきりさせるために、その作品で扱われる性的虐待の具体的な話も同時に述べる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 小説
[編集] 日本
- 「この小暴君の持つ愚かな男を自分たちの性欲を満足せしめる為に、この健康な婦人達は、あらゆる方法で利用できるだけ利用し尽した」と述べられる。未完作品。
- 茶店の娘スワが、酒に酔った実父から手籠めにされ、滝壺に投身自殺してフナに生まれ変わる話。
- 『男女同権』(1946年,太宰治)
- 性的虐待に関係したエピソードは「そうして、やはり、私が十歳くらいの頃の事でありましたでしょうか、この下女は、さあ、あれで十七、八になっていたのでしょうか、頬の赤い眼のきょろきょろした痩(や)せた女でありましたが、こいつが主人の総領息子(むすこ)たる私に、実にけしからん事を教えまして」という形で登場する。
- 主人公(大庭葉蔵)の自白という形式の小説。小学校時代の回想部分である第一の手記の後半部分に簡潔に記されている。「その頃、既に自分は、女中や下男から、哀しい事を教えられ、犯されていました。」(新潮文庫、P20)なお、この作品の描写は非常に適切で、宮地尚子がMike Lewに読んでもらうよう頼んだところ、男性被害者らから大きな反響があったという。
- 父親不明で母親から捨てられた少女が登場する。生活無能力者の伯父に犯され、自分に好意を寄せていた優しかった少年を刺し、伯父は事実を否認し夜逃げし、少女は中絶手術を受けるという話である。『児童虐待』(1987年)でも取り上げられた。
- 内田春菊が実体験を基に書いた小説。15歳の時養父に性的虐待を受け、16歳で家出するまでの様子を書いた。自らのことを父親の娼婦であると述べたその小説は、親不孝小説とまで言われたが、性的虐待に遭った女性に支持された。
- 父娘の近親相姦の描写がある。
[編集] 海外の小説
- 多重人格者ビリー・ミリガンの物語。
- リトルリーグのコーチに性的虐待を受けた2人の少年の物語。
[編集] 漫画
- 『エルフェンリート』
- 義父に性的虐待を受け続けていたマユが登場する。
- 『BASARA』
- 実の父親の国王から性的虐待を受け妊娠した「銀子(白の王)」が登場する。
- 養父から性的虐待を受けたイブ・L・ホークスが登場する。
- 義理の父に性的虐待を受けた少女が登場。妊娠、流産するが再び妊娠し出産。子供を里子にだしたという過去を持つ。
[編集] ドラマ
- 『中学生日記』の「誰にも言えない」
- 教師に性暴力を受けた少年が登場する。
- 幼少期ベビーシッターから性的虐待を受けたニック・ストークスが登場する。
[編集] 映画
- 神父による性的虐待が描かれる
- 8歳のときの女性による性的虐待を描いた自伝的作品。
[編集] ゲーム
- 『コ・コ・ロ・・・』(1998,アアル)
- 父親と母親に性的虐待を受けていた息子が主人公。
- 主人公の使用人の琥珀がかつて主人公の父親から性的虐待を受けていた。
- 『好きなものは好きだからしょうがない!!』(2000,プラチナれーべる)
- 主人公らは幼少時に拉致され、研究の名目で性的虐待を受け、多重人格に陥る。なお、物語序盤では主人公はそれを忘れている。
[編集] 関連項目
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