小野川温泉
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小野川温泉(おのがわおんせん)は、山形県米沢市(旧国出羽国、明治以降は羽前国)にある温泉。地元以外にはあまり知られていない温泉地であったが、小野小町に由来するといわれる美人湯を核に活性化を進めている。
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[編集] アクセス
[編集] 泉質
- 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
- 高温泉であるが、ラジウム含有量が多いのが特徴。
[編集] 温泉街
米沢の市街地からも近く、米沢の奥座敷と呼ばれている。
足湯、飲泉所近辺では、無料で利用可能なホットスポットもあり、その利用可能エリアは温泉街全体へ広がりつつある。
毎年6月から7月には温泉街でほたる祭りが開催され、大勢の人で賑わう。
温泉街には2つの共同浴場「尼湯」、「滝湯」が存在する。温泉街の外れのほたる公園には、無料で利用できる露天風呂も存在する。
[編集] 歴史
開湯は、836年(承和3年)、小野小町が父の行方を訪ねて京都から東北に向かう途中、病に倒れた際に偶然発見したとされることによる。温泉名もこれに由来する。
戦国時代には、1589年(天正17年)伊達政宗が湯治したと伝えられている。また、政宗の父伊達輝宗もこの温泉地に定宿を持っていた。
米沢市郊外にあり、一般的には知名度が低かったが、旅館の若手が中心となり地域がまとまり、湯めぐりなどのシステムの導入、「そぞろ歩きお休み処」の整備を図りった。さらに、東日本旅客鉄道や大手旅行代理店とのタイアップにより旅行商品の造成に漕ぎつけた。こうした活性化策が効を奏し、「そぞろ歩きのできる温泉街」として、山形県外でも次第に知られるようになってきた。