奥羽本線
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奥羽本線(おううほんせん)は、福島県福島市の福島駅から青森県青森市の青森駅に至る鉄道路線(幹線)である。
福島駅~新庄駅間の山形新幹線「つばさ」運行区間には、山形線(やまがたせん)の愛称がつけられている。この区間についての詳細は山形線を参照のこと。
目次 |
[編集] 路線データ
- 管轄・区間・路線距離(営業キロ)
- 軌間:詳細は駅一覧も参照。
- 福島~新庄間1435mm(山形~羽前千歳間は1067mmとの三線軌条)
- 新庄~大曲間1067mm
- 大曲~秋田間1067mm・1435mm(神宮寺~峰吉川間は複線のうち1線が三線軌条)
- 秋田~青森間1067mm
- 駅数:
- 旅客駅:100駅(起終点駅含む)
- 貨物駅:2駅(旅客併設駅除く)
- 複線区間:詳細は駅一覧も参照。
- 福島~関根間
- 赤湯~北赤湯信号所間
- 羽前中山~山形間
- 芦沢~舟形間
- 及位~院内間
- 神宮寺~峰吉川間(1067mm軌間線としては単線)
- 電化区間:全線(交流20,000V 50Hz)
- 閉塞方式:
- 複線自動閉塞式(複線区間)
- 単線自動閉塞式(秋田港支線以外の単線区間)
- 連動閉塞式(秋田港支線)
- 車両基地所在駅:山形駅、秋田駅
[編集] 運行形態
路線名称としては1つだが、山形新幹線・秋田新幹線開業により、運行系統としては以下の4つの区間に分かれている。
[編集] 福島駅~新庄駅間
「山形新幹線」つばさが走る区間。板谷峠という難所が途中に存在する。新幹線からの直通列車を走らせるために標準軌に改軌されている都合上、この区間を走行する車両を新庄以北まで運転することは不可能になっている。また、この区間の在来線普通列車は「山形線」の愛称が付けられ、奥羽本線の他区間と区別されている。運転形態は基本的に福島~庭坂・米沢、米沢~山形、山形~新庄と3つの区間に分けて運転されている。
[編集] 新庄駅~大曲駅間
山形・秋田県境の辺境区間であり、普通列車や快速列車のみが設定されている。新庄~秋田間を結ぶ普通列車に加え、院内・湯沢・横手~秋田間の区間列車が運転されるほか、新庄~真室川間の区間列車が設定されている。一部列車はワンマン運転を行っている。山形新幹線の終着駅である新庄駅と秋田新幹線の途中駅である大曲駅に挟まれた区間であり、両新幹線への乗り継ぎが便利なようにダイヤが組まれている。
[編集] 大曲駅~秋田駅間
秋田新幹線「こまち」が運行される区間。標準軌の線路と狭軌の線路とがそれぞれ単線で並べて(単線並列)敷かれている。一部区間は三線軌条化されているが、2線の一方が「標準軌のみ」で他方が「標準軌+狭軌」である。一部列車はワンマン運転を行っている。
[編集] 秋田駅~青森駅間
当区間は湖西線・北陸本線・信越本線・白新線・羽越本線と共に「日本海縦貫線」を形成している。優等列車以外は、大きく分けて秋田~大館間、大館~弘前間、弘前~青森間の3系統に分割された運行体系となっており、これらに加えて区間列車や男鹿線・五能線・花輪線直通列車が設定されている。なお、普通列車でも秋田~青森間を通して運転される列車が毎日2.5往復設定されている。一部列車はワンマン運転を行っている。
[編集] 車両
[編集] 福島駅~新庄駅間
- 山形線を参照。
[編集] 新庄駅~青森駅間
- 秋田車両センターを参照。
[編集] 歴史
日本鉄道会社の青森から官営鉄道として奥羽北線、福島から奥羽南線として建設が開始され、1905年に全線が開通した。
[編集] 年表
[編集] 奥羽北線
- 1894年(明治27年)12月1日 - 青森~弘前間開業。
- 1895年(明治28年)10月21日 - 弘前~碇ヶ関間開業。
- 1899年(明治32年)6月21日 - 碇ヶ関~白沢間開業。
- 1899年(明治32年)11月15日 - 白沢~大館間開業。
- 1900年(明治33年)10月7日 - 大館~鷹ノ巣間開業。
- 1901年(明治34年)11月1日 - 鷹ノ巣~能代(現在の東能代)間開業。
- 1902年(明治35年)8月1日 - 能代(現在の東能代)~五城目(現在の八郎潟)間開業。
- 1902年(明治35年)10月21日 - 五城目~秋田間開業。
- 1903年(明治36年)10月1日 - 秋田~和田間開業。
- 1904年(明治37年)8月21日 - 和田~神宮寺間開業。
- 1904年(明治37年)12月21日 - 神宮寺~大曲間開業。
- 1905年(明治38年)6月15日 - 大曲~横手間開業。
[編集] 奥羽南線
- 1899年(明治32年)5月15日 - 福島~米沢間開業。
- 1901年(明治34年)4月11日 - 米沢~山形間開業。
- 1901年(明治34年)8月23日 - 山形~楯岡間開業。
- 1901年(明治34年)10月21日 - 楯岡~大石田間開業。
- 1902年(明治35年)7月21日 - 大石田~舟形間開業。
- 1902年(明治35年)11月1日 - 漆山駅開業。
- 1903年(明治36年)6月11日 - 舟形~新庄間開業。
- 1903年(明治36年)11月3日 - 中川駅開業。
- 1904年(明治37年)10月21日 - 新庄~院内間開業。
- 1905年(明治38年)7月5日 - 院内~湯沢間開業。
- 1905年(明治38年)9月14日 - 湯沢~横手間開業。福島~青森間が全通。
[編集] 全通後
- 1906年(明治39年)12月25日 - 大沢信号所を駅に格上げし大沢駅開業。
- 1907年(明治40年)1月25日 - 富根駅開業。
- 1907年(明治40年)4月10日 - 貨物支線 土崎~雄物川(現在の秋田港)間開業。
- 1909年(明治42年)6月12日 - 赤岩信号場(現在の赤岩駅)構内で煙害による列車脱線転覆事故発生(後に米沢駅構内に慰霊碑建立)。
- 1909年(明治42年)11月1日 - 能代駅を機織駅(現在の東能代駅)に改称。
- 1910年(明治43年)8月11日 - 庭坂~赤岩間 風水害によりトンネルなど崩落
- 1910年(明治43年)8月19日 - 同年8月11日に発生したトンネルなど崩落の影響により、崩落したトンネルなどの周囲を徒歩連絡とすることで仮復旧。
- 1910年(明治43年)10月13日 - 赤岩信号所を駅に格上げし赤岩駅開業。
- 1911年(明治44年)9月5日 - 1910年(明治43年)8月11日庭坂~赤岩間で発生した風水害の影響によりトンネルなど崩落の復旧作業終了、運転再開。
- 1911年(明治44年)12月5日 - 金井駅(現在の蔵王駅)、東根駅開業。
- 1912年(大正元年)11月1日 - 釜淵~及位間に大滝信号所開設。
- 1913年(大正2年)7月15日 - 泉田駅開業。
- 1915年(大正4年)9月11日 - 新城駅を津軽新城駅に改称。
- 1916年(大正5年)7月7日 - 石川駅開業。
- 1916年(大正5年)9月20日 - 新町駅を真室川駅に改称。
- 1916年(大正5年)12月1日 - 芦沢駅開業。
- 1917年(大正6年)8月16日 - 四ツ小屋駅開業。
- 1917年(大正6年)12月20日 - 置賜駅開業。
- 1918年(大正7年)11月10日 - 袖崎駅開業。
- 1919年(大正8年)7月1日 - 境駅を羽後境駅に改称。
- 1919年(大正8年)8月15日 - 笹木野駅開業。
- 1921年(大正10年)7月20日 - 北山形駅開業。
- 1921年(大正10年)11月10日 - 羽後境~和田間に船岡信号所開設。
- 1921年(大正10年)12月12日 - 後三年駅開業。
- 1921年(大正10年)12月15日 - 羽前豊里駅開業。
- 1922年(大正11年)4月1日 - 信号所を信号場に改称。
- 1923年(大正12年)11月5日 - 横堀~湯沢間に三関信号場開設。
- 1924年(大正13年)12月20日 - 刈和野~羽後境間に峰吉信号場開設。
- 1924年(大正13年)12月20日 - 北常盤駅開業。
- 1926年(大正15年)10月25日 - 貨物支線 滝内信号場~青森操車場(現在の青森信号場)間開業。
- 1926年(大正15年)11月1日 - 五城目駅を一日市駅に改称。
- 1926年(大正15年)11月7日 - 柳田駅開業。
- 1927年(昭和2年)11月17日 - 羽後飯塚駅開業。
- 1929年(昭和4年)2月25日 - 船岡信号場を大張野信号場に改称。
- 1929年(昭和4年)8月27日 - 二ツ井~鷹ノ巣間に前山信号場開設。
- 1929年(昭和4年)11月15日 - 大釈迦~津軽新城間に鶴ヶ坂信号場開設。
- 1930年(昭和5年)6月21日 - 峰吉信号場を駅に格上げし峰吉川駅開業。
- 1930年(昭和5年)7月1日 - 三関信号場を駅に格上げし三関駅開業。
- 1933年(昭和8年)1月20日 - 鶴ヶ坂信号場を駅に格上げし鶴ヶ坂駅開業。
- 1933年(昭和8年)10月17日 - 羽前千歳駅開業。
- 1935年(昭和10年)4月15日 - 撫牛子駅開業。
- 1941年(昭和16年)9月20日 - 大滝信号場を駅に格上げし大滝駅開業。
- 1942年(昭和17年)10月11日 - 陣場~碇ヶ関間に矢立信号場開設。
- 1943年(昭和18年)6月15日 - 機織駅を東能代駅に改称。
- 1944年(昭和19年)3月31日 - 秋田~土崎間に八幡田信号場開設。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 雄物川駅を秋田港駅に改称。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 森岳~東能代間に金岡信号場開設。
- 1944年(昭和19年)12月1日 - 舟形~新庄間に鳥越信号場開設。陸羽東線鳥越信号場~新庄間の線路を撤去し奥羽本線と共用化。
- 1948年(昭和23年)4月27日 - 赤岩~庭坂間402列車(青森発上野行)が走行中、機関車などが脱線し、高さ10mの土手から転落(乗務員3名死亡)。今現在も、原因が判らず「謎」とされ、『庭坂事件』と呼ばれている(後に現場付近に「慰霊碑」建立)。
- 1949年(昭和24年)4月29日 - 福島~米沢間直流電化。
- 1949年(昭和24年)6月1日 - 矢立信号場を駅に格上げし津軽湯の沢駅開業。
- 1950年(昭和25年)2月1日 - 大張野信号場、鯉川信号場をそれぞれ駅に格上げし大張野駅、鯉川駅開業。
- 1950年(昭和25年)11月1日 - 醍醐仮乗降場開業。
- 1951年(昭和26年)3月1日 - 金井駅を蔵王駅に改称。前山信号場を駅に格上げし前山駅開業。
- 1951年(昭和26年)11月15日 - 醍醐仮乗降場が駅に昇格。
- 1952年(昭和27年)1月25日 - 鶴形駅開業。
- 1952年(昭和27年)2月25日 - 金岡信号場を駅に格上げし北金岡駅開業。
- 1952年(昭和27年)3月5日 - 北上ノ山駅(現在の茂吉記念館前駅)、南出羽駅、高擶駅開業。
- 1952年(昭和27年)11月15日 - 羽前中山駅開業。
- 1952年(昭和27年)12月1日 - 長峰駅開業。
- 1954年(昭和29年)5月1日 - 下川沿駅開業。
- 1954年(昭和29年)12月1日 - 乱川駅、蟹沢駅開業。
- 1956年(昭和31年)11月28日 - 上湯沢駅、下湯沢駅開業。
- 1956年(昭和31年)12月3日 - 糠沢駅開業。
- 1960年(昭和35年)8月1日 - 秋田~秋田操車場(現在の秋田貨物)間複線化。八幡田信号場を操車場に格上げし秋田操車場開設。
- 1960年(昭和35年)11月1日 - 山形~羽前千歳間直流電化。
- 1960年(昭和35年)12月10日 - 北大石田駅開業。
- 1960年(昭和35年)12月20日 - 鳥越信号場廃止。鳥越信号場~新庄間を陸羽東線との単線並列に戻す。
- 1963年(昭和38年)8月22日 - 糠沢~早口間、二ツ井~前山間で豪雨による土砂崩壊があり、不通となる。特急「白鳥」は五能線経由で運転。
- 1963年(昭和38年)9月27日 - 赤湯~中川間に北赤湯信号場開設。
- 1963年(昭和38年)10月1日 - 秋田操車場~追分間複線化。
- 1963年(昭和38年)11月2日 - 新第3及位トンネル使用開始(大滝~及位間第3及位トンネルの海側に新しく掘削たもので89m、将来の電化に備えて交流電化型(1号)となっている)。
- 1964年(昭和39年)2月10日 - 上飯島駅開業。
- 1964年(昭和39年)9月28日 - 追分~大久保間に大清水信号場開設。
- 1964年(昭和39年)10月1日 - 秋田操車場を貨物駅に格上げし秋田操駅開業。
- 1965年(昭和40年)6月1日 - 一日市駅を八郎潟駅に改称。
- 1965年(昭和40年)10月1日 - 北金岡~東能代間に南能代信号場、二ツ井~前山間に七座信号場開設。滝内信号場を青森駅に併合し廃止。
- 1966年(昭和41年)4月8日 - ニッ井~七座信号場間の第3小繋トンネル内で貨物870列車が脱線、64時間不通。なお特急「白鳥」は五能線を迂回運転。
- 1967年(昭和42年)1月11日 - 楯岡~袖崎間に金谷信号場開設。
- 1967年(昭和42年)9月18日 - 鹿渡~森岳間複線化。
- 1967年(昭和42年)9月27日 - 弘前~撫牛子間複線化。
- 1968年(昭和43年)7月25日 - 赤湯~北赤湯信号場間複線化。
- 1968年(昭和43年)8月30日 - 石川~弘前間複線化。
- 1968年(昭和43年)9月8日 - 山形~北山形間複線化。山形~羽前千歳間交流電化に変更。
- 1968年(昭和43年)9月22日 - 庭坂~赤岩間、大沢~関根間複線化。福島~米沢間交流電化に変更。
- 1968年(昭和43年)9月23日 - 上ノ山(現在のかみのやま温泉)~蔵王間複線化。米沢~山形間交流電化。
- 1968年(昭和43年)9月25日 - 舟形~新庄間に鳥越信号場開設。
- 1968年(昭和43年)9月27日 - 大館~白沢間複線化。
- 1968年(昭和43年)9月29日 - 及位~院内間複線化。
- 1969年(昭和44年)8月29日 - 羽後飯塚~八郎潟間複線化。
- 1969年(昭和44年)9月2日 - 富根~二ツ井間複線化。
- 1969年(昭和44年)9月25日 - 鷹ノ巣~早口間複線化。
- 1970年(昭和45年)6月30日 - 赤岩~板谷間複線化。
- 1970年(昭和45年)9月25日 - 撫牛子~川部間複線化。
- 1970年(昭和45年)11月5日 - 陣場~津軽湯の沢間複線化。
- 1971年(昭和46年)8月5日 - 二ツ井~前山間複線化。七座信号場廃止。
- 1971年(昭和46年)8月25日 - 秋田~青森間交流電化。
- 1971年(昭和46年)8月31日 - 津軽湯の沢~長峰間複線化。
- 1971年(昭和46年)9月17日 - 羽前中山~上ノ山間、鶴形~富根間複線化。
- 1971年(昭和46年)9月20日 - 板谷~大沢間複線化。
- 1971年(昭和46年)9月25日 - 白沢~陣場間複線化。
- 1971年(昭和46年)12月10日 - 蔵王~山形間複線化。
- 1973年(昭和48年)4月11日 - 芦沢~舟形間(猿羽根トンネル付近)で大規模な土砂崩壊発生。運転再開まで20日間かかった。
- 1975年(昭和50年)8月6日 - 集中豪雨の為、大滝駅で待避していた急行「津軽2号」(青森行・12両編成)が迂回運転のため新庄へ向けて発車しようとしたときに土砂崩れに襲われ、1両横転・5両が土砂を被る(旅客1名死亡・16名負傷)。土砂崩れなどにより、真室川~横堀間など不通箇所が続出。
- 1975年(昭和50年)8月13日 - 同年8月6日に発生した集中豪雨による土砂崩れの影響で不通となっていた真室川~横堀間などの区間の運転を再開。
- 1975年(昭和50年)8月20日 - 台風5号崩れの低気圧の集中豪雨の為、大館~弘前間、鷹ノ巣~森岳間が不通。
- 1975年(昭和50年)8月21日 - 四ツ小屋~秋田間複線化。
- 1975年(昭和50年)8月26日 - 同年8月20日の集中豪雨の為、大館~弘前間・鷹ノ巣~森岳間が不通となっていたが、復旧作業終了、運転再開となる。
- 1975年(昭和50年)8月28日 - 大張野~和田間複線化。
- 1975年(昭和50年)9月5日 - 和田~四ツ小屋間複線化。
- 1975年(昭和50年)9月17日 - 芦沢~舟形間、羽後境~大張野間複線化。
- 1975年(昭和50年)9月26日 - 峰吉川~羽後境間複線化。
- 1975年(昭和50年)10月13日 - 羽前千歳~秋田間交流電化。全線電化完成。
- 1979年(昭和54年)2月27日 - 大沢~関根間で土砂崩れが発生し、上下線路が埋まった。事故発生9分前に特急「やまばと2号」が通過しており、直撃を受ければ大惨事になるところであった。
- 1979年(昭和54年)3月1日 - 同年2月27日に大沢~関根間で発生した土砂崩れの復旧作業が終了。運転再開となる。
- 1979年(昭和54年)8月5日 - 神宮寺~刈和野間 大雨で道床流出。12本が運休。
- 1979年(昭和54年)8月6日 - 神宮寺~刈和野間 豪雨の為、雄物川の増水で約350m水没、夜行を含めて37本の列車運休。
- 1981年(昭和56年)9月11日 - 大曲~神宮寺間複線化。
- 1981年(昭和56年)11月8日 - 7日から青森県に雪が降り続き。9日浅岡駅付近で線路わきの松の木が雪の重みで倒れて架線にのしかかり上下線とも一時不通となった。青森行き寝台特急「日本海1号」などが立往生。青森市街地は40cmの積雪で、11月上旬の雪としては明治27年(1894年)青森地方気象台の観測開始以来の記録。
- 1981年(昭和56年)11月9日 - 大曲~神宮寺間複線化。
- 1982年(昭和57年)3月29日 - 福島~笹木野間複線化。
- 1983年(昭和58年)5月26日 - 「日本海中部地震」発生。森岳~東能代間が不通となる。
- 1983年(昭和58年)6月7日 - 日本海中部地震で不通となっていた森岳~東能代間が復旧、12日ぶりに全線開通。
- 1984年(昭和59年)8月1日 - 福島~米沢問のCTC化工事が完成使用開始。
- 1986年(昭和61年)7月2日 - 北山形~羽前千歳間複線化。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 新青森駅開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道に承継。
- 1990年(平成2年)3月10日 - 秋田操駅を秋田貨物駅に改称。山形新幹線直通化による改軌工事のため、赤岩駅のスイッチバック廃止。
- 1990年(平成2年)9月1日 - 山形新幹線直通化による改軌工事のため、板谷駅、峠駅、大沢駅のスイッチバック廃止。
- 1991年(平成3年)3月16日 - 糠ノ目駅を高畠駅に、大鰐駅を大鰐温泉駅に改称。
- 1991年(平成3年)8月27日 - 米沢~上ノ山(現在のかみのやま温泉)間が山形新幹線直通化による改軌工事のため運休及びバス代行。
- 1991年(平成3年)9月3日 - 福島~蔵王間の日本貨物鉄道の第二種鉄道事業が廃止。
- 1991年(平成3年)10月8日 - 関根~上ノ山間が山形新幹線直通化による改軌工事のため運休及びバス代行。
- 1991年(平成3年)11月3・4日 - 切替工事のため福島~山形間の全列車が運休、バス代行。
- 1991年(平成3年)11月5日 - 福島~山形間標準軌に改軌(普通列車・快速「ざおう」)。
- 1992年(平成4年)7月1日 - 山形新幹線開業(福島~山形間:愛称「山形線」)。上ノ山駅をかみのやま温泉駅、北上ノ山駅を茂吉記念館前駅に改称。
- 1995年(平成7年)12月1日 - 井川さくら駅開業。
- 1997年(平成9年)3月22日 - 秋田新幹線開業(大曲~秋田間上り線を改軌。神宮寺~峰吉川間下り線を三線軌化)。
- 1999年(平成11年)3月12日 - 天童~新庄間が山形新幹線延伸による改軌工事のため運休及びバス代行。金谷信号場、鳥越信号場廃止。
- 1999年(平成11年)3月31日 - 羽前千歳~漆山間の日本貨物鉄道の第二種鉄道事業が廃止。
- 1999年(平成11年)7月1日 - 羽前千歳~新庄間が山形新幹線延伸による改軌工事のため運休。山形~新庄間バス代行輸送(ただし、左沢線及び仙山線乗り入れ部分は通常通り運転)。山形~蔵王間の日本貨物鉄道の第二種鉄道事業が廃止。
- 1999年(平成11年)12月4日 - 山形新幹線新庄延伸(山形~新庄間改軌。この区間も愛称の「山形線」に含めたことにより福島~新庄間が「山形線」となる)。蟹沢駅を廃止、さくらんぼ東根駅を設置(蟹沢駅を山形寄りに0.6km地点。JR東日本の発表では改称扱い)。楯岡駅を村山駅と改称。
- 2002年(平成14年)4月1日 - 山形~羽前千歳間の日本貨物鉄道の第二種鉄道事業が廃止。
[編集] 駅一覧
- 普通列車は各駅に停車。ただし一部列車は糠沢駅・津軽湯の沢駅を通過。
- 福島駅~新庄駅間は山形線を、山形新幹線「つばさ」の停車駅は山形新幹線およびつばさを参照。
- 秋田新幹線「こまち」の停車駅は秋田新幹線およびこまちを参照。
駅名 | 福島からの営業キロ | 接続路線 | 単/複線 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|
新庄駅 | 148.6 | 東日本旅客鉄道:奥羽本線(山形線・山形新幹線 山形駅・福島駅方面)・陸羽東線・陸羽西線 | | | 山形県 | 新庄市 |
泉田駅 | 154.2 | | | |||
羽前豊里駅 | 161.3 | | | 最上郡鮭川村 | ||
真室川駅 | 164.0 | | | 最上郡真室川町 | ||
釜淵駅 | 173.2 | | | |||
大滝駅 | 180.3 | | | |||
及位駅 | 185.8 | ∧ | |||
院内駅 | 194.4 | V | 秋田県 | 湯沢市 | |
横堀駅 | 198.4 | | | |||
三関駅 | 204.4 | | | |||
上湯沢駅 | 207.1 | | | |||
湯沢駅 | 210.4 | | | |||
下湯沢駅 | 214.5 | | | |||
十文字駅 | 217.8 | | | 横手市 | ||
醍醐駅 | 221.2 | | | |||
柳田駅 | 224.4 | | | |||
横手駅 | 228.3 | 東日本旅客鉄道:北上線 | | | ||
後三年駅 | 234.7 | | | 仙北郡美郷町 | ||
飯詰駅 | 239.8 | | | |||
大曲駅 | 247.0 | 東日本旅客鉄道:田沢湖線 | | | 大仙市 | |
神宮寺駅 | 253.0 | | | |||
刈和野駅 | 260.6 | | | |||
峰吉川駅 | 265.4 | | | |||
羽後境駅 | 271.9 | | | |||
大張野駅 | 280.0 | | | 秋田市 | ||
和田駅 | 285.4 | | | |||
四ツ小屋駅 | 292.3 | | | |||
秋田駅 | 298.7 | 東日本旅客鉄道:羽越本線 | ∧ | ||
(貨)秋田貨物駅 | 302.3 | ∥ | |||
土崎駅 | 305.8 | ∥ | |||
上飯島駅 | 308.3 | ∥ | |||
追分駅 | 311.7 | 東日本旅客鉄道:男鹿線 | V | ||
大清水信号場 | (314.9) | | | 潟上市 | ||
大久保駅 | 318.9 | | | |||
羽後飯塚駅 | 322.2 | ∧ | |||
井川さくら駅 | 323.6 | ∥ | 南秋田郡井川町 | ||
八郎潟駅 | 327.5 | V | 南秋田郡八郎潟町 | ||
鯉川駅 | 333.0 | | | 山本郡三種町 | ||
鹿渡駅 | 338.4 | ∧ | |||
森岳駅 | 345.1 | V | |||
北金岡駅 | 349.4 | | | |||
南能代信号場 | (352.5) | | | 能代市 | ||
東能代駅 | 355.4 | 東日本旅客鉄道:五能線 | | | ||
鶴形駅 | 360.3 | ∧ | |||
富根駅 | 365.5 | ∥ | |||
二ツ井駅 | 372.2 | ∥ | |||
前山駅 | 379.5 | V | 北秋田市 | ||
鷹ノ巣駅 | 384.9 | 秋田内陸縦貫鉄道:秋田内陸線 | ∧ | ||
糠沢駅 | 388.1 | ∥ | |||
早口駅 | 393.5 | V | 大館市 | ||
下川沿駅 | 397.7 | | | |||
大館駅 | 402.9 | 東日本旅客鉄道:花輪線 小坂製錬:小坂線 |
∧ | ||
白沢駅 | 409.4 | ∥ | |||
陣場駅 | 416.5 | ∥ | |||
津軽湯の沢駅 | 422.3 | ∥ | 青森県 | 平川市 | |
碇ヶ関駅 | 427.2 | ∥ | |||
長峰駅 | 432.0 | V | 南津軽郡大鰐町 | ||
大鰐温泉駅 | 435.3 | 弘南鉄道:大鰐線(大鰐駅) | | | ||
石川駅 | 440.7 | ∧ | 弘前市 | ||
弘前駅 | 447.1 | 弘南鉄道:弘南線 | ∥ | ||
撫牛子駅 | 449.8 | ∥ | |||
川部駅 | 453.4 | 東日本旅客鉄道:五能線 | V | 南津軽郡田舎館村 | |
北常盤駅 | 456.6 | | | 南津軽郡藤崎町 | ||
浪岡駅 | 462.1 | | | 青森市 | ||
大釈迦駅 | 467.2 | | | |||
鶴ヶ坂駅 | 473.4 | | | |||
津軽新城駅 | 478.8 | | | |||
新青森駅 | 480.6 | 東日本旅客鉄道:東北新幹線(2010年度開通予定) | | | ||
青森駅 | 484.5 | 東日本旅客鉄道:東北本線・津軽線 | | |
- 凡例
- 単/複線表示 |:単線区間 ∧:これより下は複線 ∥:複線区間 V:これより下は単線 |・∧(大曲駅~秋田駅間):軌間1067mmと軌間1435mmの単線併設
- 神宮寺駅~峰吉川駅(実際には峰吉川駅の南側のポイントで、駅構内は標準軌と狭軌の並列。)間は、1線が軌間1435mm・もう1線が軌間1067mmと軌間1435mmの三線軌条であり、1435mmは実質複線である。
- 貨物支線
- 土崎駅 - (貨)秋田港駅
[編集] 過去の接続路線
- 糠ノ目駅(現在の高畠駅):山形交通高畠線 - 1974年11月18日廃止。
- 大石田駅:山形交通尾花沢線 - 1974年11月18日廃止。
- 湯沢駅:羽後交通雄勝線 - 1973年4月1日廃止。
- 横手駅:羽後交通横荘線 - 1971年7月20日廃止。
- 八郎潟駅:秋田中央交通線 - 1969年7月11日廃止。
- 大館駅(駅舎は別に隣接):同和鉱業花岡線 - 1985年4月1日廃止。
- 大館駅(駅舎は別に隣接):小坂製錬小坂線 - 1994年10月1日旅客営業廃止。貨物は営業中。
- 川部駅:弘南鉄道黒石線 - 1998年4月1日廃止。