山室信一
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山室信一(やまむろ しんいち, 1951年-)は、日本の政治学者。専門は、近代日本政治史、法思想史。
熊本市生まれ。東京大学法学部卒業。衆議院法制局参事、東京大学社会科学研究所助手、東北大学助教授を経て、現在、京都大学人文科学研究教授。
『法制官僚の時代』で毎日出版文化賞、『キメラー満洲国の肖像』で吉野作造賞、『思想課題としてのアジア』でアジア太平洋賞特別賞を受賞。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『法制官僚の時代――国家の設計と知の歴程』(木鐸社, 1984年)
- 『近代日本の知と政治――井上毅から大衆演芸まで』(木鐸社, 1985年)
- 『キメラ――満洲国の肖像』(中央公論社[中公新書], 1993年/増補版, 2004年)
- 『思想課題としてのアジア――基軸・連鎖・投企』(岩波書店, 2001年)
- 『ユーラシアの岸辺から――同時代としてのアジアへ』(岩波書店, 2003年)
- 『日露戦争の世紀――連鎖視点から見る日本と世界』(岩波新書[岩波新書], 2005年)
[編集] 編著
- 『明治期社会科学翻訳書集成』(ナダ書房, 1987年).
- 『明治期学術・言論雑誌集成』(ナダ書房, 1989年).
- 『京都大學人文科學研究所所藏中江丑吉文庫目録』(京都大學人文科學研究所附屬東洋學文獻センター, 1999年)
- 『岩波講座「帝国」日本の学知(8)空間形成と世界認識』(岩波書店, 2006年)