山本壮一郎
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山本 壮一郎（やまもと そういちろう、大正8年（1919年）6月15日～平成13年（2001年）1月18日）は、宮城県知事（在任期間、昭和44年（1969年）3月28日～平成元年（1989年）3月27日）。大阪府大阪市天王寺区出身。大阪市立大学学長の山本研二郎は弟である。
[編集] 経歴
昭和18年（1943年）東京帝国大学法学部政治学科を卒業する。高等文官試験に合格し、同年内務省に入省するが、太平洋戦争激化に伴い、海軍に志願する。昭和19年（1944年）海軍経理学校を卒業し海軍主計中尉として第二南遣艦隊司令部に配属される。終戦はボルネオで迎えた。
昭和21年（1946年）復員後、内務省に復帰する。内務省解体後は自治省に移り、宮城県に出向。昭和35年（1960年）宮城県総務部長。昭和40年（1965年）宮城県副知事を務める。昭和44年（1969年）宮城県知事選挙に立候補し当選。以後当選回数5回、官僚出身者らしい手堅い行政手腕で20年務める。住民参加型の地方自治の推進を目指した。この間、昭和48年（1973年）東北自治協議会会長。昭和54年（1979年）地方制度調査会委員。昭和58年（1983年）全国知事会副会長。昭和62年（1987年）財団法人宮城県国際交流協会会長を歴任する。
平成元年（1989年）知事を辞任する。長年、地方自治に精励したとして、勲一等瑞宝章を受章する。平成2年（1990年）11月3日宮城県名誉県民表彰を受ける。
知事引退後も仙台空港ビル社長、テクノプラザみやぎ社長に就任した他、平成7年（1995年）には地方分権推進委員会委員を務めた。
平成13年（2001年）1月18日、骨髄異形成症候群のため東北大学付属病院で死去。享年81。
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