山梨都民
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山梨都民(やまなしとみん)とは、東京都区部を志向する山梨県民を諷刺する語。
[編集] 背景
山梨県は、江戸時代には甲州街道の沿線として、江戸に近い拠点都市が多く置かれて来た。明治維新以後も、小仏関から西側ではあるものの、東京首都圏の「外延部」として発展した。
第二次大戦後には、首都圏整備法が制定され、東京都区部から150km圏内の県は首都圏に入った。特にバブル経済時期で通勤圏が膨張した結果、東京都区部から安い土地を求めて、特に笹子峠以東には住宅地が立つようになった。(また、大月まで中央快速線が運行されるようになった事も大きいと言える)
現在では、東京都心の地価の下落とも相俟って、都心回帰の動きも進んでいる。
[編集] その他
東京都区部に通勤する者が山梨都民と呼ばれるのに対して、多摩地域の影響を受けている地域は多摩梨と呼ばれる事がある。