常陽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
常陽(じょうよう)は、茨城県那珂郡東海村にある日本原子力研究開発機構の高速増殖炉(実験炉)である。名前は茨城県の旧国名である常陸に由来する。高速増殖炉の開発の為に技術的経験を得ることを目的として建設された。その他、燃料・材料等の照射なども行われている。
第一段階であるMK-I炉心が1977年4月24日に初臨界を達成し、1982年1月10日運転を終了。 継いでMK-II炉心で1982年11月22日に初臨界を達成し、50000時間を超える運転の後1997年9月12日に運転を終了。 MK-III炉心が2003年7月2日に初臨界、定格熱出力140MWtで現在まで運転を続けている。