広岡久右衛門 (9代目)
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広岡久右衛門 (9代目)(ひろおかきゅうえもん、天保15年(1844年2月1日) - 明治42年(1903年))は江戸時代三井家、鴻池家と共に隆盛を誇った大阪の加島屋の9代目当主。広岡久右衛門 (8代目)の三男。両替商でもあった加島屋を基に加島銀行を創立し、初代頭取に就任。その他大同生命初代社長に就任するなど、金融グループである広岡財閥の礎を築いた。
[編集] 来歴・人物
天保15年に加島屋8代目当主である広岡久右衛門の三男として生まれる。名前は正秋。第三国立銀行設立に関わるも開業に至らず、その後1881年(明治14年)に加島銀行を創業し頭取を務める。また、1899年(明治32年)には朝日生命(現存の朝日生命とは関係がない)の経営に参画し、1902年(明治35年)北海生命、護国生命と合併し創立された大同生命の初代社長に就任した。