御袖天満宮
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御袖天満宮 | |
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所在地 | 広島県尾道市長江1丁目11-16 |
位置 | 北緯34度24分48秒 東経133度12分07.5秒 |
主祭神 | 菅原道真公 |
社格等 | 郷社 |
創建 | 延久年間 |
例祭 | 7月25日(現在は7月25日の前の金~日曜) |
御袖天満宮(みそでてんまんぐう)とは、広島県尾道市にある神社(天満宮)である。旧社格は郷社。
[編集] 歴史
菅原道真が藤原時平の讒言によって左遷され大宰府へ船で向かう際、尾道に上陸して休憩していると、土地の人々が麦飯と酒を供した。道真はこれに感謝して、自らの着物の袖を破り、自分の姿を描いて与えたという。
道真が天神として祀られるようになると、当地でも延久年間(1069年 - 1074年)、大山寺境内に道真の袖を神体として祠を建立し、後に「御袖天満宮」と呼ばれるようになった。大山寺は別当寺とされ、天神坊とも呼ばれた。
明治時代に郷社に列格した。昭和48年に火災で社殿を焼失し、現在の本殿は昭和58年に再建された。
[編集] 施設
当社の石段は、大林宣彦監督の映画「転校生」で撮影舞台として使われた。石段には約5メートルの一枚石が55段使われているが、最後の1段だけわざと石を継いである。
境内は、テレビアニメ「かみちゅ!」に登場する「来福神社」(コミック版では「八島神社」)のモデルになっている(社殿は同市内の艮神社)。
神社の参道の近くには、道真が休憩したと伝えられる腰掛石がある。
[編集] 交通アクセス
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