山陽本線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山陽本線(さんようほんせん)は、兵庫県神戸市中央区の神戸駅から福岡県北九州市門司区の門司駅までを瀬戸内海に沿って結ぶ西日本旅客鉄道(JR西日本)と九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線(幹線)である。
目次 |
[編集] 路線データ
- 管轄・路線距離(営業キロ):全長537.1km(支線含む。神戸~門司間は534.4km※)
- 軌間:1067mm
- 駅数:
- 旅客駅:118駅(JR西日本117駅、JR九州1駅。起終点駅含む、JR九州は下関駅を除く)
- 貨物駅:5駅(旅客併設駅除く)
- 複線区間:
- 複々線:
- 神戸~西明石間 22.8km
- 海田市~広島間 6.4km
- 複線:
- 西明石~海田市間 275.5km
- 広島~門司間 208.0km
- 単線:
- 兵庫~和田岬間
- 複々線:
- 電化区間:全線(直流1500V、門司駅構内のみ交流20,000V・60Hz)
- 閉塞方式:
- 複線自動閉塞式(下記以外)
- 単線自動閉塞式(下関~門司 単線並列)
- 特殊自動閉塞式(軌道回路検知式 和田岬線)
- 最高速度:
- 神戸~姫路間 130km/h
- 姫路~岡山間 振り子式車両130km/h、その他120km/h
- 岡山~下関間 120km/h
- 下関~門司間 85km/h
- 兵庫~和田岬間 85km/h
- 運転指令所:
- 神戸~上郡間 新大阪総合指令所
- 上郡~糸崎間 岡山輸送指令室
- 糸崎~下関間 広島総合指令所
- 下関~門司間 博多総合指令センター
- 運行管理システム:JR京都・神戸線運行管理システム(神戸~上郡間)
※上記のキロ数は柳井経由のものである。岩国~櫛ヶ浜間を通過する場合の運賃・料金は最短経路である岩徳線経由として計算する(経路特定区間)。岩徳線の岩国~櫛ヶ浜間は営業キロ43.7km、換算キロ48.1kmなので、神戸~門司間の運賃・料金計算に用いる営業キロは512.7km、運賃計算キロは517.1kmとなる。
※なお、支社及び鉄道部の管轄は以下のように分かれている。
- 神戸~上郡間、兵庫~和田岬間…西日本旅客鉄道神戸支社(直轄)
- 上郡~新倉敷間(両端駅の構内除く)…西日本旅客鉄道岡山支社(直轄)
- 新倉敷~糸崎間…西日本旅客鉄道岡山支社せとうち地域鉄道部
- 糸崎~白市間(両端駅の構内除く)…西日本旅客鉄道広島支社三原地域鉄道部
- 白市~岩国間(岩国駅構内除く)…西日本旅客鉄道広島支社(直轄)
- 岩国~四辻間(四辻駅構内除く)…西日本旅客鉄道広島支社徳山地域鉄道部
- 四辻~下関間…西日本旅客鉄道広島支社下関地域鉄道部
- 下関~門司間(下関駅構内除く)…九州旅客鉄道北部九州地域本社
[編集] 概要
神戸駅~下関駅間は西日本旅客鉄道、下関駅~門司駅間は九州旅客鉄道の管轄となっている。1987年4月1日の国鉄分割民営化に際して、大部分の神戸駅~下関駅間528.1kmは西日本旅客鉄道に承継されたが、下関駅~門司駅間6.3kmは九州旅客鉄道に承継された。
通称「和田岬線」と呼ばれる兵庫駅~和田岬駅間の支線を持つ。神戸駅~姫路駅間には、東海道本線の大阪駅~神戸駅間とともにJR神戸線の愛称がつけられている。また、神戸駅~相生駅間が大阪近郊区間、神戸駅~西明石駅間が電車特定区間に含まれる。
神戸駅~相生駅間の各駅ではJスルーカード・ICOCA、及び東日本旅客鉄道(JR東日本)のSuica、またスルッとKANSAIのPiTaPaが使用できる。また、2007年夏より和気駅~南岩国駅でもICOCAを導入する予定である(改札機自体は春より順次導入予定)。なお、近畿圏側の西端(相生駅)と岡山側の東端(和気駅)の間の4駅(有年駅、上郡駅、三石駅、吉永駅)でつながっていないが、このことに関して、JR西日本は「京阪神エリアのシステム改修の際に改善したい」としている。
ラインカラーについては、神戸支社ほか関西地区各支社の管内ではJR神戸線としてのラインカラー(青)があるのみで、姫路以西には特に設定していない。岡山支社では緑、広島支社では青を、それぞれ自支社独自のラインカラーとして設定している。いずれも駅の案内では他支社管轄区間も自支社のラインカラーに従った案内になっている(例えば岡山駅掲出の運賃表ではJR神戸線の区間も緑色で記載される。また糸崎駅では広島方面も緑色、三原駅では岡山駅方面も青色で記載)
[編集] 沿線風景
トンネルばかりの山陽新幹線に比べて在来線の車窓は楽しい。「つばめ」「はと」「かもめ」の九州行き特急が飛び交っていた1970年頃の華やぎはないが、「ひねもすのたりのたり」的瀬戸内海が随所で楽しめる。須磨~塩屋、東尾道~三原、宮島口近辺、岩国以西の山口県内で、静かな瀬戸内海が真近に迫る。最後は下関の先で海の下に潜って、再び地上に出るとそこは九州である。
[編集] 詳細
起点の神戸駅(東海道本線の終点でもある)を出ると、しばらくビル街のまん中を貫くように走る。一駅先の兵庫で、和田岬へ向かう支線(通称「和田岬線」)と分岐する。須磨付近では海と山に挟まれた険しい地形の中を山陽電鉄・国道2号線とともに併走する。舞子駅で明石海峡大橋の下をくぐり、やがて東経135度線上の時計台で知られる明石市立天文科学館を過ぎると、城下町明石である。この先、田畑の中に新興住宅地が点在する景色が相生までしばらく続く。途中通る姫路市は播磨の中心都市であり、その要である姫路駅は姫新線・播但線との乗り換え駅であるため一日中にぎわっている。相生を過ぎると、線路周辺は平地であるものの低い山並みが随所に迫ってくる。
兵庫県と岡山県の県境を有する上郡~三石間(船坂峠)は、山陽本線内では神戸にある支線(和田岬線)に次いで列車本数の少ない区間であり、青春18きっぷのシーズンにはこの区間を通る普通列車が姫路~岡山間で混雑することが多い。
県境の船坂トンネルを抜けると岡山県である。瀬戸までは山と山に挟まれた狭い平地で緩やかな坂を下るように走る。岡山市内に入ると平野の地形となり、上道の手前から山陽新幹線と並行するようになる。旭川という川を渡り、岡山城が見えると、津山線と合流し、岡山駅に着く。岡山駅は津山線のほか、吉備線・宇野線・山陽新幹線・路面電車(岡山電気軌道)との乗り換え駅で、赤穂線・伯備線との直通列車、本四備讃線から宇野線経由で走る列車も多数発着する一大ターミナルである。岡山を出ると、巨大な車両基地と西岡山を過ぎたら、新駅の北長瀬である。北長瀬を出ると庭瀬、マスカットスタジアムの最寄駅でもある中庄を経て倉敷へ。岡山県第二の都市倉敷市の中心駅である倉敷駅は伯備線・水島臨海鉄道との乗り換え駅で、周辺には美観地区・倉敷チボリ公園など観光名所が多い。西阿知の先、高梁川を渡ると、日本一のマスカットの産地、倉敷市船穂町に入り、平地にも山の斜面にも畑が作られているのを見ることができる。再び山陽新幹線が近付いてきたら新倉敷駅である。金光教の総本山もある金光、鴨方、そして里庄と、のどかな田園風景の後に笠岡付近で一瞬だけ海が見え、次の大門から広島県に入る。
貨物ターミナル併設の東福山を過ぎると、高架区間となり広島県東部の拠点福山に到着する。福山は山陽新幹線の乗り換えと福塩線が分岐するほか・井原鉄道の一部列車も乗り入れる。芦田川を渡り市街地をしばらく進むと周辺は打って変わって田園地帯の中の備後赤坂駅へ到着。その後、現在は福山市の旧松永市の中心駅松永駅へ。しばらく、宅地化の進む中を走って東尾道を過ぎると、三原までは海の見える区間が長く続き、中でも尾道市内にある急斜面の石段と伝統的な街並みに、しまなみ海道の橋梁を望む情景は、しばしば観光パンフレットの題材に使われる。三原を過ぎると山岳路線となり、緩やかな上りカーブが連続する。広島空港に連絡する白市から広島シティネットワーク区間に入る。この駅から先は平坦になるものの、学生の多い西高屋駅、酒都西条の中心ともなっている西条駅を経て再び八本松~瀬野間は「瀬野八」と呼ばれる急坂となっている。山陽本線はなるべく勾配を抑えて建設されたが、三原以西のルートを決めるにあたり、工費のかかるトンネルを避けつつ、最も経済的な最短経路を選んだ結果、広島県内の八本松~瀬野間に22.6‰の急勾配区間が生じた。上り貨物列車は広島~西条間で最後尾に補助機関車(補機)を連結して後押ししてもらっている。
瀬野の先も広島平野に降りるため瀬野川に沿って坂が続いており、海田市の手前まで下り坂となっている。海田市駅は呉線と合流する駅であり、ここから広島までは複々線区間となる。旅客列車を外側2線に、貨物列車を内側2線に振り分けることで、広島都市圏の輸送量に対応している。比較的新しい天神川駅を通過し、芸備線の線路が見えるとまもなく広島駅で、芸備線のほか、山陽新幹線、路面電車(広島電鉄)との乗り換え駅である。横川駅で可部線と分岐し、西広島から宮島口までは広島電鉄と並行し、市街地と郊外の住宅地が続くが、次第に海沿いの区間となり、車窓に世界遺産で日本三景の1つである安芸の宮島を見ることができる。コンビナート群が近付いてくると広島県西端の工業都市大竹に着く。
小瀬川を渡ると山口県である。県内で最初に通る市町村は玖珂郡和木町であるが、そこに駅はなく、最初の駅は岩国市の岩国駅となる(2008年3月に和木町に和木駅(仮称)が開業予定)。広島シティネットワーク区間はここまでである。岩徳線との分岐駅で、この線に直通する錦川鉄道の車両も見られる。ここから櫛ヶ浜駅まで、岩徳線は山岳路線として山の中を近道で走るのに対し、山陽本線は海岸沿いに遠回りして走る。遠回りの山陽本線のほうが複線電化されメインルートになっているのは、トンネルと坂道が苦手だった蒸気機関車の時代の名残であるが、海岸沿いのほうが沿線人口の多いことも要因となっている。徳山駅から先はカーブをくり返す線形を取る区間が多く、特に地図で見る宇部付近は、建設コストのかかるトンネルで距離を短縮するより小高い山を避けてカーブさせることを選ぶ当時の建設思想がうかがえる。
下関駅の先で関門トンネルで海の下に潜って、再び地上に出ると、そこは九州・福岡県北九州市。門司駅に着くと山陽本線は終わり、この先は鹿児島本線となる。
[編集] 運行形態
東海道本線と同じく現在、都市間輸送鉄道としての役割は山陽新幹線に譲っており、全線を通して運転されるのは夜行列車のみである。
[編集] 地域輸送
姫路駅を境に大きく運転系統が分かれている。姫路駅以東のJR神戸線区間は私鉄(山陽電気鉄道・神戸高速鉄道)と競合しているため新快速を運転し高速都市間輸送を行っている。その新快速も姫路駅からは各駅停車となり、JR神戸線からの列車は上郡駅ですべて終着(但し多くは相生駅から赤穂線に入り播州赤穂駅まで運転)となる。
姫路駅以西の門司駅までの間は、相生駅、岡山駅、三原駅、広島駅、岩国駅、徳山駅、新山口駅、下関駅で運転系統が分かれているが、これらを跨って運転される長距離列車も多数ある。このうち岡山駅の東西を跨る普通列車はすべて同駅で列車番号が変わる。しかしダイヤの構成は次の4つの区間に大きく分かれる。
- 姫路(相生)~三原間(岡山・備後都市圏)
- 岡山以東の列車は山間部を通ることや経済圏が変わる関係などで福山方面と比べると本数が少なく1時間あたり1本(厳密には赤穂線播州赤穂駅発着の列車もあり2本になる)の運転となる。昼間の列車は播州赤穂駅または相生駅で新快速列車と相互接続を行う。昼間のこの区間は区間列車も含めて和気までは1時間あたり2本となる。 東限は姫路駅であるが2001年までは西明石駅まで運転されていた時期もあった。
- 岡山~糸崎駅間では本数が多く、岡山~福山間には快速「サンライナー」が運転されている。115系の3連での運用が中心だが三原以西に直通する列車を中心に4連も存在する。岡山~倉敷間ではさらに伯備線からの直通の加わる。
- 三原~岩国間(広島都市圏)
- この区間の詳細は広島シティネットワークを参照されたい。
- 広島地区では1982年に「ひろしまシティ電車」として普通列車が大増発され都市圏輸送の充実が図られた。現在も「広島シティネットワーク」を構成する一路線として広島空港連絡の白市駅折り返し列車や呉線との直通列車もあわせ多数の列車が運転されている。快速列車は白市以西~岩国以東間に快速「シティライナー」、「通勤ライナー」が運転されている。
- 岩国~下関間(山口県内)
- 基本的には広島駅からの列車(一部岩国まで快速もあり)が殆どとなるが、本数は1時間あたり2本程度となる。下関までロングランする列車もあるが新山口駅もしくは徳山駅で折り返す列車もある。山口県内で完結する列車には2両編成で運転される列車もある。また、広島駅~下関駅間で臨時に快速列車を運行する事例も見られる。→こちらも参照されたい。
- 下関~門司間(関門海峡)
- 過去に新山口駅あたりまで直通列車が多数存在していたが、2005年10月のダイヤ改正で、九州から下関駅以東に入る普通列車、山陰本線から関門トンネルに入る列車は全廃され、運転系統は下関駅で完全に分断された。しかし、同一ホームでの対面乗り換えとして利便性を維持している。なお、山陽本線のうち、本州と関門トンネル内は直流電化だが、関門トンネル出口となる門司駅構内で交流電化に切り替わる。そのため、関門トンネルを通過する下関~門司間は気動車と交直両用電車・機関車しか走れない。普通列車用で現在のところこれに該当する車両はJR九州の415系電車のみ。寝台特急や貨物列車は交直両用のEF81形機関車で牽引する。門司駅構内にデッドセクションがあり、そこで直流と交流を切り替えている。
[編集] 水曜日に運休する区間・時間帯
毎週水曜日(祝日と重なる場合などを除く)は以下の区間・時間帯で運休となる(2006年3月18日改正時刻)。
- 和気~岡山間(赤穂線直通列車を除く):(下り)和気発11:27、(上り)岡山発10:51
- 岡山~三原間(伯備線直通列車を除く):(下り)岡山発10:13~10:56、(上り)岡山着14:48~15:17
- 岩国~徳山間(岩徳線列車を除く):(下り)岩国発14:07、(上り)徳山発11:58
- 徳山~下関間:(下り)徳山発12:57、(上り)下関発9:59
運休除外日は最新のJR時刻表等で確認されたい。
[編集] 下関観光臨時列車
2001年より2005年まで、主に、広島駅~下関駅間でキハ181系気動車を用いた気動車快速列車が運行されていた。列車名は時期により異なり、主に「フグの旬の時季」とされる冬季では「下関ふくフク号」・夏期では「関門・海峡物語号」などの列車愛称を与えられ運行された。これには、基本的には山陰本線特急「いそかぜ」に用いる下関地域鉄道部下関車両管理室所属の同車両が3両編成2本と最低限の車両しか配備されていなかった為であるが、運用時には全車両座席指定席で運用するなど特色がある運用がなされたと言われる。
なお、2003年の夏期には、NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の舞台ともなった巌流島が関門海峡上にあることから、同ドラマの主人公であった七代目市川新之助(現:十一代目市川海老蔵)演ずる宮本武蔵のラッピング等を施した「関門・MUSASHI号」が運行された。
但し、これらキハ181系気動車を用いた気動車快速列車では同車両が不調などの理由により、117系電車等による電車列車により代替運行が行われたともされている。
[編集] 優等列車
昼行列車としては以下の列車が運転されている。
- 神戸~姫路間
- 特急「はまかぜ」: 大阪~香住・浜坂・鳥取間(播但線経由)
- 神戸~上郡間
- 特急「スーパーはくと」: 京都~鳥取・倉吉間(智頭急行線経由)
- 上郡~岡山間
- 特急「スーパーいなば」: 鳥取~岡山間(智頭急行線経由)
- 岡山~倉敷間
- 特急「やくも」: 岡山~出雲市間
定期夜行列車としては以下の列車が運転されている。
- 神戸~門司間
- 寝台特急「なは」・「あかつき」: 京都~熊本・長崎間(京都~鳥栖間併結)
- 寝台特急「はやぶさ」・「富士」: 東京~熊本・大分間(東京~門司間併結)
- 神戸~岡山・倉敷間
- 寝台特急「サンライズ瀬戸」・「サンライズ出雲」: 東京~高松・出雲市間(東京~岡山間併結)
[編集] 貨物列車
和田岬線を除く全線で多くの貨物列車が運行されている。大半がコンテナ車で編成された高速貨物列車で、タンク車などを連結可能な専用貨物列車は一部区間で臨時列車として運行されているのみである。
牽引機は、幡生操車場以東では直流用電気機関車のEF65形、EF66形、EF200形、EF210形。幡生操車場以西では交流直流両用電気機関車のEF81形、EH500形。なお幡生操車場~下関駅間の貨物列車は直流用電気機関車又はDE10形ディーゼル機関車が牽引する。広島貨物ターミナル駅→西条駅間では、急勾配(瀬野八)登坂用にEF67形電気機関車を連結する。また西岡山駅~伯備線間はEF64形電気機関車、西岡山駅~水島臨海鉄道間はDE10形ディーゼル機関車、山口線~美祢線直通列車はDD51形ディーゼル機関車が、宇部線~美祢線直通列車はDE10形ディーゼル機関車が牽引する。
山陽線の列車発着のある駅は、神戸貨物ターミナル駅、姫路貨物駅、西岡山駅、東福山駅、広島貨物ターミナル駅、大竹駅、岩国駅、新南陽駅、宇部駅、下関駅である。
[編集] 歴史
[編集] 概略
神戸駅から下関駅までは、私鉄の山陽鉄道の手により開通した。1888年に兵庫駅~明石駅間が開業し、翌年に神戸駅、竜野駅まで開通。以後順次西へと路線が延びて、1901年に馬関駅(現在の下関駅)まで開通した。山陽鉄道は1906年、鉄道国有法により国有化され、官営鉄道山陽本線となった。
現在の岩徳線が1934年に全通。距離の短い現岩徳線が山陽本線に編入され柳井経由の従来線は柳井線となった。しかし現岩徳線には当時の蒸気機関車牽引では運転上の障害となる長大トンネル(欽明路トンネル・3149m)が存在したことから、複線化は長大トンネルをもう1本掘るより工期的にも有利な柳井経由で進められた。1944年に柳井線を含む神戸~下関間全線の複線化が完成すると、柳井線を山陽本線に再編入し、岩国~周防高森~櫛ヶ浜間は岩徳線となった。
下関駅から九州へは山陽鉄道時代から鉄道連絡船で連絡していたが、1942年に世界初の海底トンネルである関門トンネルが開通し、山陽本線は門司駅まで延長された。
和田岬線を除く全線の電化が1964年に完成、同年に開通した東海道新幹線に接続して西日本各地へ向かう特急列車・急行列車が頻繁に運転されるようになった。その後、山陽新幹線が1972年に岡山駅まで、1975年に博多駅まで開業し、山陽本線を走っていたほとんどの特急が廃止された。以後、寝台特急と貨物列車のほかは、地域内輸送が主となっている。また、貨物列車のために宇部~厚狭間が3線化され本線をオーバークロスする珍しい線形が採用されたが貨物衰退により複線に戻されておりコンクリートの橋梁と枕木のみが遺構として残っている。そのほか、新山口~下関間では送り込みもかねた気動車列車もあったが2006年に廃止となった。
[編集] 年表
[編集] 山陽鉄道
- 1888年(明治21年)11月1日 - 山陽鉄道により兵庫~明石間が開業。兵庫駅、須磨駅、垂水駅、明石駅開業。
- 12月23日 - 明石~姫路間が開業。大久保駅、土山駅、加古川駅、阿弥陀駅(現在の曽根駅)、姫路駅開業。
- 1889年(明治22年)8月 - 垂水駅を舞子駅に改称。
- 1890年(明治23年)7月8日 - 兵庫~和田崎(現在の和田岬)間が貨物線として開業。和田崎駅開業。
- 1891年(明治24年)3月18日 - (仮)三石~岡山間が開業。三石駅、吉永駅、和気駅、瀬戸駅、長岡駅(現在の東岡山駅)、岡山駅開業。(仮)三石駅廃止。
- 1892年(明治25年)7月20日 - 尾道~三原(初代・現在の糸崎)間が開業。三原駅(初代)開業。
- 1894年(明治27年)6月10日 - 糸崎~広島間が開業。三原駅(初代)を糸崎駅に改称。三原駅(二代目)、本郷駅、河内駅、西条駅、瀬野駅、海田市駅、広島駅開業。
- 1895年(明治28年)1月25日 - 白市駅開業。
- 4月4日 - 上郡駅、八本松駅開業。
- 1896年(明治29年)7月1日 - (仮)塩屋駅、(仮)舞子公園駅(現在の舞子駅)開業。
- 1897年(明治30年)9月25日 - 広島~徳山間が開業。横川駅、己斐駅(現在の西広島駅)、廿日市駅、宮島駅(現在の宮島口駅)、玖波駅、大竹駅、岩国駅、藤生駅、由宇駅、大畠駅、柳井津駅(現在の柳井駅)、田布施駅、島田駅、下松駅、徳山駅開業。
- 12月26日 - 万富駅、大門駅開業。
- 1898年(明治31年)3月17日 - 徳山~三田尻(現在の防府)間が開業。福川駅、富海駅、三田尻駅開業。
- 1899年(明治32年)1月1日 - 兵庫~姫路間の複線化完成。
- 1900年(明治33年)4月1日 - 鷹取駅開業。
- 1901年(明治34年)5月27日 - 厚狭~馬関(現在の下関)間が開業し、神戸~馬関間が全通。埴生駅、小月駅、長府駅、一ノ宮駅(現在の新下関駅)、幡生駅、馬関駅開業。
- 8月4日 - 金神駅(現在の金光駅)開業。
- 1902年(明治35年)3月1日 - 阿弥陀駅を曽根駅に改称。
- 6月1日 - 馬関駅を下関駅に改称。
- 1903年(明治36年)12月 - 海田市~広島間が複線化。
- 1906年(明治39年)1月1日 - 長岡駅を西大寺駅に改称。
[編集] 鉄道院~運輸通信省
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道が国有化。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。神戸~下関間、兵庫~和田岬間を山陽本線とする。
- 1910年(明治43年)7月1日 - 宇部駅開業。
- 10月25日 - 上郡~三石間が複線化。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 神代駅(初代)を臨時駅扱いに格下げ、(仮)神代駅開業。
- 1911年(明治44年)3月1日 - 戸田駅開業。
- 1912年(明治45年)4月11日 - 虹ヶ浜駅(現在の光駅)開業。
- 1912年(大正元年)11月20日 - 八本松~瀬野間に上瀬野信号所開設。
- 11月27日 - 上郡~三石間に梨ヶ原信号所開設。
- 1913年(大正2年)4月15日 - 英賀保信号所を駅に格上げし英賀保駅開業。
- 1915年(大正4年)4月26日 - 庭瀬~倉敷間に帯江信号所開設。
- 5月 - 幡生~下関間が複線化。
- 1916年(大正5年)1月1日 - 一ノ宮駅を長門一ノ宮駅に改称。
- 1917年(大正6年)4月16日 - 姫路~英賀保間が複線化。
- 1918年(大正7年)1月1日 - 水越駅を備後赤坂駅に改称。
- 1919年(大正8年)3月16日 - 大野浦信号所を駅に格上げし大野浦駅開業。
- 1920年(大正9年)2月12日 - 倉敷~玉島間に高梁仮信号場開設。
- 1921年(大正10年)1月20日 - 網干~竜野間、万富~瀬戸間が複線化。
- 1922年(大正11年)3月6日 - 吉永~和気間が複線化。
- 1923年(大正12年)2月1日 - 大門~福山間が複線化。笠岡~大門間に金浦信号場開設。
- 1924年(大正13年)1月20日 - 小月~長府間が複線化。
- 1925年(大正14年)1月15日 - 三原~荻路信号場間が複線化。
- 1926年(大正15年)3月15日 - 横川~己斐間が複線化。
- 1927年(昭和2年)3月15日 - 玖波~大竹間が複線化。
- 3月1日 - 柳井津~田布施間が複線化。
- 10月15日 - 田布施~岩田間、阿知須~厚東間が複線化。
- 12月20日 - 大道~四辻間が複線化。
- 1928年(昭和3年)2月11日 - 櫛ヶ浜駅開業。
- 1929年(昭和4年)2月3日 - 岩国駅を麻里布駅(後に岩国駅に改称)に改称。
- 4月20日 - 柳井港駅開業。柳井津駅を柳井駅に改称。
- 1930年(昭和5年)3月11日 - 帯江信号場を駅に格上げし中庄駅開業。
- 1931年(昭和6年)10月10日 - 兵庫~鷹取間が3線化。神戸~鷹取間高架化。
- 11月2日 - 西原信号場廃止。
- 12月15日 - 梨ヶ原信号場廃止。
- 1932年(昭和7年)12月16日 - 兵庫臨港線 新川~神戸市場間開業。神戸市場駅開業。
- 1933年(昭和8年)5月26日 - 中井信号場廃止。
- 6月21日 - 兵庫臨港線 新川~兵庫港間開業。兵庫港駅開業。
- 8月2日 - 木原信号場廃止。
- 1934年(昭和9年)3月31日 - 笠岡~大門間に金浦仮信号場開設。
- 1935年(昭和10年)2月1日 - 百間川仮信号場廃止。
- 1936年(昭和11年)9月9日 - 魚住信号場、平岡信号場廃止。
- 1937年(昭和12年)5月23日 - 神戸~兵庫間が複々線化。
- 7月1日 - 貨物支線 広島~宇品間を宇品線として分離。
- 9月5日 - 松永~尾道間に山波仮信号場開設。
- 1938年(昭和13年)9月22日 - 兵庫~鷹取間が5線化。
- 1939年(昭和14年)5月16日 - 山波仮信号場廃止。
- 8月11日 - 荻路信号場、郷原信号場、入野信号場廃止。
- 8月21日 - 八本松~瀬野間の上瀬野信号場廃止。
- 11月15日 - 幡生~下関間に桜山信号場開設。
- 1940年(昭和15年)10月10日 - 厚狭~埴生間に炭山信号場開設。
- 1941年(昭和16年)2月1日 - 虹ヶ浜駅を光駅に改称。
- 6月11日 - 上清水信号場廃止。
- 6月21日 - 炭山信号場廃止。
- 1942年(昭和17年)4月1日 - 宮島駅を宮島口駅に、麻里布駅を岩国駅に、岩国駅を西岩国駅に改称。
- 1943年(昭和18年)5月1日 - 宇部駅を西宇部駅(後に宇部駅に改称)に改称。
- 1944年(昭和19年)2月1日 - 海田市~広島間が複々線化。
- 4月1日 - 明石操車場を駅に格上げし西明石駅が開業。明石~西明石間が電化。
- 4月1日 - 柳井線 大畠~柳井港間が複線化。
- 5月10日 - 柳井線 由宇~神代信号場間が複線化。
- 9月9日 - 関門トンネル上り線が開通。下関~門司間が複線化。
- 9月11日 - 柳井線 神代信号場~大畠間が複線化。
- 9月29日 - 柳井線 柳井港~柳井間が複線化。
- 9月30日 - 柳井線 岩国~尾津信号場間が複線化。尾津信号場廃止。
- 10月4日 - 柳井線 島田~光間が複線化。
- 10月6日 - 柳井線 岩田~島田間が複線化。現在の山陽本線全線複線化完成。
- 10月11日 - 柳井線 岩国~柳井~櫛ヶ浜間を山陽本線に編入し、岩国~周防高森~櫛ヶ浜間を岩徳線に改称。神代信号場を駅に格上げし神代駅(2代目)開業。
- 1945年(昭和20年)5月1日 - 岡山~庭瀬間に岡山操車場を開設。
- 7月15日 - 神代~大畠間に東原仮信号場、西原仮信号場開設。
- 10月15日 - 本郷~河内間に郷原仮信号場開設。
- 11月19日 - 郷原仮信号場廃止。
- 1948年(昭和23年)9月2日 - 東原仮信号場、西原仮信号場廃止。
[編集] 日本国有鉄道
- 1950年(昭和25年)6月1日 - 阿知須駅を本由良駅に改称。
- 1952年(昭和27年)6月20日 - 南岩国駅開業。
- 1953年(昭和28年)12月25日 - 入野駅開業。
- 1954年(昭和29年)4月1日 - 新長田駅開業。
- 1956年(昭和31年)2月15日 - 岩国~南岩国間に川下信号場開設。在日米軍岩国基地専用線の分岐点。
- 1957年(昭和32年)3月27日 - 貨物支線 姫路~姫路市場間開業。姫路市場駅開業。
- 1958年(昭和33年)4月10日 - 西明石~姫路間が電化。
- 1959年(昭和34年)9月22日 - 姫路~上郡間が電化。
- 1960年(昭和35年)6月1日 - 西宇部~厚狭間が電化。
- 10月1日 - 上郡~倉敷間が電化。
- 1961年(昭和36年)3月20日 - 西大寺駅を東岡山駅に改称。
- 6月1日 - 小郡~西宇部間、厚狭~幡生間が電化。
- 9月6日 - 倉敷~三原間が電化。
- 10月1日 - 魚住駅、東加古川駅開業。
- 1962年(昭和37年)3月1日 - 和田岬線 兵庫~和田岬間の鐘紡前駅廃止。1947年頃から休止中。
- 5月12日 - 三原~広島間が電化。
- 10月1日 - 広島~横川間が電化。
- 11月1日 - 三田尻駅を防府駅に改称。
- 1963年(昭和38年)6月28日 - 横川~己斐間高架化。
- 1964年(昭和39年)7月25日 - 横川~小郡間が電化され、全線電化完成。
- 10月1日 - 西宇部駅を宇部駅に改称。
- 1965年(昭和40年)3月28日 - 鷹取~西明石間が複々線化。垂水駅付近高架化。
- 1966年(昭和41年)6月15日 - (貨)東福山駅開業。
- 1968年(昭和43年)6月20日 - 朝霧駅開業。
- 9月21日 - 宇部~厚狭間が3線化。
- 1969年(昭和44年)3月1日 - (貨)東広島駅(現在の広島貨物ターミナル駅)開業。
- 10月1日 - (貨)西岡山駅開業。己斐駅を西広島駅に改称。
- 1974年(昭和49年)9月24日 - 福山駅付近高架化。
- 1975年(昭和50年)3月10日 - 玉島駅を新倉敷駅に、長門一ノ宮駅を新下関駅に改称。
- 1979年(昭和54年)11月1日 - 東福山駅旅客営業開始。貨物支線 姫路~姫路市場間廃止。姫路市場駅廃止。
- 1980年(昭和55年)10月1日 - 周防富田駅を新南陽駅に改称。和田岬線 兵庫~和田岬間の貨物営業廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 兵庫臨港線 兵庫~新川~神戸市場間、新川~兵庫港間廃止。新川駅、神戸市場駅、兵庫港駅廃止。川下信号場廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 高島駅、新井口駅開業。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 上道駅、(貨)防府貨物駅開業。
[編集] 民営化以降
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、神戸~下関間が西日本旅客鉄道、下関~門司間が九州旅客鉄道に承継。日本貨物鉄道が神戸~門司間の第二種鉄道事業者となる。
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 大阪~神戸~姫路間にJR神戸線の愛称を使用開始。
- 4月3日 - 宮内串戸駅開業。
- 1989年(平成元年)8月11日 - 中野東駅、阿品駅開業。
- 1990年(平成2年)3月10日 - 岡山操車場を(貨)西岡山駅に併合し廃止。
- 3月15日 - (貨)旧岡山操車場の場所に西岡山駅が移転。
- 6月26日 - 三原駅付近高架化。三原~本郷間が経路変更され0.6km短縮。
- 1994年(平成6年)3月21日 - (貨)姫路貨物駅開業。
- 5月23日 - 防府駅付近高架化。
- 1995年(平成7年)12月22日 - (貨)東広島駅を(貨)広島貨物ターミナル駅に改称。
- 1996年(平成8年)7月21日 - 東尾道駅開業。
- 1997年(平成9年)3月31日 - 宇部~厚狭間が複線に戻される。
- 2000年(平成12年)3月11日 - 前空駅開業。
- 2001年(平成13年)7月1日 - 和田岬線 兵庫~和田岬間が電化。
- 2003年(平成15年)5月26日 - 加古川駅付近高架化。
- 10月1日 - 小郡駅を新山口駅に改称。
- 12月1日 - JR貨物の鷹取駅を(貨)神戸貨物ターミナル駅に改称。
- 2004年(平成16年)3月13日 - 天神川駅開業。
- 2005年(平成17年)3月1日 - ひめじ別所駅開業。
- 10月1日 - 北長瀬駅開業。
- 2006年(平成18年)3月26日 - 姫路駅付近高架化。
[編集] 優等列車の沿革
- 山陽本線優等列車沿革の項を参照。
[編集] 駅一覧
[編集] 本線
[編集] 神戸駅~姫路駅間
神戸駅~姫路駅間の各駅はJR神戸線を参照。
この間の貨物専用駅:(貨)神戸貨物ターミナル駅(神戸駅からの営業キロは5.1km) - (貨)姫路貨物駅(48.4km) -
[編集] 姫路駅~三原駅間
- ●:停車、▲:一部の列車が停車、|:通過
- 各駅に停車する普通列車は原則省略。
- (貨)は貨物駅であることを示す。
駅名 | 神戸からの営業キロ | 快速 | 新快速 | 快速サンライナ丨 | 接続路線 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
西日本旅客鉄道 | |||||||
姫路駅 | 54.8 | ● | ● | 西日本旅客鉄道:山陽新幹線・山陽本線(JR神戸線神戸駅方面)・播但線・姫新線 山陽電気鉄道:本線(山陽姫路駅) |
兵庫県 | 姫路市 | |
英賀保駅 | 59.4 | ● | ● | ||||
播磨勝原駅(仮称) | - | ||||||
網干駅 | 65.1 | ● | ● | ||||
竜野駅 | 71.0 | ● | ● | たつの市 | |||
相生駅 | 75.5 | ● | ● | 西日本旅客鉄道:山陽新幹線・赤穂線 | 相生市 | ||
有年駅 | 83.1 | ● | ● | 赤穂市 | |||
上郡駅 | 89.6 | ● | ● | 智頭急行:智頭線 | 赤穂郡上郡町 | ||
三石駅 | 102.4 | 岡山県 | 備前市 | ||||
吉永駅 | 109.5 | ||||||
和気駅 | 114.8 | 和気郡和気町 | |||||
熊山駅 | 119.4 | 赤磐市 | |||||
万富駅 | 123.5 | 岡山市 | |||||
瀬戸駅 | 128.0 | ||||||
上道駅 | 132.7 | ||||||
東岡山駅 | 136.1 | 西日本旅客鉄道:赤穂線 | |||||
高島駅 | 138.9 | ||||||
岡山駅 | 143.4 | ● | 西日本旅客鉄道:山陽新幹線・津山線・宇野線(瀬戸大橋線)・吉備線 岡山電気軌道:東山本線(岡山駅前駅) |
||||
(貨)西岡山駅 | 145.9 | | | |||||
北長瀬駅 | 146.8 | | | |||||
庭瀬駅 | 149.9 | | | |||||
中庄駅 | 154.6 | | | 倉敷市 | ||||
倉敷駅 | 159.3 | ● | 西日本旅客鉄道:伯備線 水島臨海鉄道:水島本線(倉敷市駅) |
||||
西阿知駅 | 163.3 | | | |||||
新倉敷駅 | 168.6 | ● | 西日本旅客鉄道:山陽新幹線 | ||||
金光駅 | 174.9 | ▲ | 浅口市 | ||||
鴨方駅 | 178.4 | ▲ | |||||
里庄駅 | 182.4 | ▲ | 浅口郡里庄町 | ||||
笠岡駅 | 187.1 | ● | 笠岡市 | ||||
大門駅 | 194.2 | | | 広島県 | 福山市 | |||
東福山駅 | 197.5 | | | |||||
福山駅 | 201.7 | ● | 西日本旅客鉄道:山陽新幹線・福塩線 | ||||
備後赤坂駅 | 207.5 | ||||||
松永駅 | 212.4 | ||||||
東尾道駅 | 215.3 | 尾道市 | |||||
尾道駅 | 221.8 | ||||||
糸崎駅 | 230.9 | 三原市 | |||||
三原駅 | 233.3 | 西日本旅客鉄道:山陽新幹線・山陽本線(広島駅方面)・呉線 |
[編集] 三原駅~徳山駅間
三原駅~徳山駅間の各駅は広島シティネットワークを参照。
この間の貨物専用駅:(貨)広島貨物ターミナル駅(神戸駅からの営業キロは303.1km) -
[編集] 徳山駅~門司駅間
駅名 | 神戸からの営業キロ | 接続路線 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|
西日本旅客鉄道 | ||||
徳山駅 | 414.9 | 西日本旅客鉄道:山陽新幹線・山陽本線(広島駅方面) | 山口県 | 周南市 |
新南陽駅 | 419.0 | |||
福川駅 | 421.9 | |||
戸田駅 | 425.7 | |||
富海駅 | 434.2 | 防府市 | ||
(貨)防府貨物駅 | 437.2 | |||
防府駅 | 441.4 | |||
大道駅 | 449.2 | |||
四辻駅 | 454.0 | 山口市 | ||
新山口駅 | 459.2 | 西日本旅客鉄道:山陽新幹線・山口線・宇部線 | ||
嘉川駅 | 463.2 | |||
本由良駅 | 467.7 | |||
厚東駅 | 478.0 | 宇部市 | ||
宇部駅 | 484.5 | 西日本旅客鉄道:宇部線 | ||
小野田駅 | 488.0 | 西日本旅客鉄道:小野田線 | 山陽小野田市 | |
厚狭駅 | 494.3 | 西日本旅客鉄道:山陽新幹線・美祢線 | ||
埴生駅 | 502.6 | |||
小月駅 | 508.8 | 下関市 | ||
長府駅 | 515.0 | |||
新下関駅 | 520.9 | 西日本旅客鉄道:山陽新幹線 | ||
幡生駅 | 524.6 | 西日本旅客鉄道:山陰本線 | ||
幡生操車場 | 525.4 | |||
下関駅 | 528.1 | |||
九州旅客鉄道 | ||||
門司駅 | 534.4 | 九州旅客鉄道:鹿児島本線 | 福岡県 北九州市門司区 |
[編集] 和田岬線
駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 所在地 |
---|---|---|---|
西日本旅客鉄道 | |||
兵庫駅 | 0.0 | 西日本旅客鉄道:山陽本線(JR神戸線) | 兵庫県神戸市兵庫区 |
和田岬駅 | 2.7 | 神戸市営地下鉄:海岸線 |
[編集] 廃止区間
括弧内は起点からの営業キロ
- 貨物支線(兵庫臨港線、1984年2月1日全廃)
- 兵庫駅(0.0km) - 新川駅(1.5km) - 神戸市場駅(2.7km)
- 新川駅(0.0km) - 兵庫港駅(1.9km)
- 貨物支線(1979年11月1日廃止)
- 姫路駅(0.0km) - 姫路市場駅(1.5km)
- 貨物支線(1942年7月1日廃止)
- 下関駅(0.0km) - 下関港駅(1.3km)
[編集] 過去の接続路線
- 国鉄・JR線
- 私鉄線
- 神戸駅:神戸市交通局(神戸市電)
- 兵庫駅:山陽電気鉄道本線
- 兵庫駅:神戸市交通局(神戸市電)
- 須磨駅:神戸市交通局(神戸市電)
- 土山駅:別府鉄道土山線
- 姫路駅:姫路市営モノレール
- 網干駅:北沢産業網干鉄道
- 網干駅:播電鉄道
- 有年駅:赤穂鉄道
- 和気駅:同和鉱業片上鉄道
- 東岡山駅:西大寺鉄道
- 笠岡駅:井笠鉄道本線
- 福山駅:鞆鉄道線
- 尾道駅:尾道鉄道
- 岩国駅:岩国電気軌道
- 防府駅:防石鉄道
- 新山口駅:大日本軌道山口支社線
- 宇部駅:船木鉄道
- 小月駅:長門鉄道
- 幡生駅:山陽電気軌道
- 下関駅:山陽電気軌道
[編集] 関連項目
- 日本の鉄道路線一覧
- 東海道本線
- 山陽本線特急列車脱線事故(1926年9月23日)