愛国駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]()
駅前に放置された国鉄売店跡(ヨ4353車掌車・2004年6月撮影)
|
愛国駅(あいこくえき)は、北海道帯広市愛国町にあった、旧日本国有鉄道(国鉄)広尾線の駅(廃駅)である。広尾線の廃止に伴い1987年に廃止された。同線には幸福駅があり、「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズと共にブームを巻き起こした。廃止後も観光地として整備されている。
目次 |
[編集] 歴史
- 駅名の由来となった地名は「愛国青年団」という名の団体(開拓団)があったことによる
- 1949年6月1日 日本国有鉄道発足により同社の駅となる
- 1973年3月、NHKの紀行番組で幸福駅と共に紹介され、一大ブームとなる。詳細は幸福駅の項目を参照
- 1983年7月 「愛国→幸福」の乗車券発売枚数が10,000,000枚を突破する。釧路鉄道管理局により駅前に記念碑が設置される
- 1987年2月2日 廃止
[編集] 現状
- 愛国駅の駅舎は改修され、交通記念館となっている。館内では当時使用していた切符、パネル、蒸気機関車(19671号)を展示している。また記念館横には愛国駅から幸福駅までの片道乗車券を模したモニュメントが設置されている。
- 駅前の商店では現在でも乗車券のレプリカが専用のケース(キーホルダー)と共に販売されている。
[編集] 「愛の国から幸福へ」ブーム
[編集] 交通アクセス
- 十勝バス広尾線に乗車30分。下車後徒歩約2分
[編集] 周辺の施設
- 愛国神社 - 幸福駅より徒歩30分
[編集] 隣の駅
カテゴリ: 北海道の廃駅 | 日本国有鉄道 | 日本の鉄道駅 あ | 北海道の建築物・観光名所