摂神追桃
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摂神追桃(せっしんおうとう)とは、以下の大学群の総称である。
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[編集] 由来
1970年代前半に産近甲龍という用語が登場した頃、5 つ目の大学を入れて紹介されることがあった。例えば甲産近龍神(こうさんきんりゅうじん)などである。1970年代後半に産近甲龍という用語が落ち着くと、1980年代前半から産近甲龍と組み合わされていた大学や急速に陣容を拡大していた新興大学をまとめて呼ぶ動きが関西の一部大学受験予備校で現れた。
1980年代にこの用語が発祥し始めた当時は、
- 摂神追産 (桃山学院大学の代わりに大阪産業大学)
- 摂神追流 (桃山学院大学の代わりに流通科学大学)
- 摂神追経 (桃山学院大学の代わりに大阪経済大学)
- 桃経摂追神 (摂神追桃+大阪経済大学)、
- 神桃追帝 (摂南大学の代わりに帝塚山学院大学)
- 二南四学院 (摂神追桃+阪南大学+大阪学院大学)
などのように用語にばらつきが見られた。その後、徐々に現在の用語が定着していき、1990年代に入ると高等学校の進路指導でも使用されるようになった。
この用語が誕生した経緯に関しては以下のものがある。
ただし、これらの説はいずれも文献がなく、俗説として流布しているだけのため、現時点ではどれが事実かは不明である。
なお、せっしんついとう、せっしんおうぴんなどの呼び方がある。
[編集] 大学間の交流
大学間の公式交流はない。
[編集] その他概要
西日本の大学受験関係者には発生当初より良く使用されている用語である。関東以北ではあまり使用されることのない用語であったが、大学全入時代を前に日本全国の進路指導で使用されるようになっている。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 蛍雪時代(旺文社)各号
- YOZEMI Jornal(代々木ゼミナール)各号
- 大阪予備校パンフレット 各年度