放送番組センター
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財団法人放送番組センター(ほうそうばんぐみセンター、Broadcast Programming Center of Japan=BPCJ)は、放送界の健全な発達を目的とし各社の協力の下による共同事業として、1968年(昭和43年)3月に設立された非営利団体である。
教育性や教養性の高いテレビ番組の放送権を確保し、各局への配給を行っている。配給を行なっている番組は、地方局や独立UHF局で頻繁に放送されており、テレビショッピングが増える前は独立UHF局はかなりの割合がここの配給番組で占められていた。
また、1980年代からは史料価値のある番組の保存・ライブラリ化の検討を始め、1990年代には横浜市に国内唯一のライブラリー機関である放送ライブラリーを開設した。このライブラリーでは、誰でも無料でテレビ・ラジオ番組の視聴が可能である。
かつては、知の象徴とされるフクロウをマスコットキャラクターにしていた。
過去、番組間の穴埋め用として、公共的なスローガンを掲げた「キャンペーン・フィラー」を配給していた(1971年、1974年、1977年、1980年の四回制作)。現在で言う所の公共広告機構のそれに近い。
[編集] 主な番組
制作は外部のものがほとんど、放映権のみ獲得し配給する。設立当初は自社でも番組を製作していたが、後に外注のみとなった。競輪の日本自転車振興会および宝くじによる補助金を受けた作品も多く、また一部は中央競馬馬主社会福祉財団による補助金を受けた作品もある(今、きらめいてなど)。
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