新しい波8
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新しい波8は、フジテレビで放送されたバラエティ番組。通称「なみはち」。
2000年4月から毎週月曜深夜に放送。同年10月から隔週金曜深夜の放送となった。2001年3月放送終了。
目次 |
[編集] 司会者
[編集] 概要
この番組の前身は1992~93年に放送された「新しい波」。ナインティナイン・極楽とんぼ・よゐこ・オアシズなどを輩出し、後の「めちゃ²イケてるッ!」につながった伝説的な番組にあやかり、次世代のお笑い芸人を発掘しようというコンセプト。深夜のTHE MANZAIの異名を持つ。
タイトルの「8」には「新しい波」の8年後・フジテレビの8チャンネルという意味のほかに、「お笑い8年周期説」の意味も込められている。ビートたけし・明石家さんま・ダウンタウン・ナインティナインと時代を代表する芸人が年齢差8歳ごとに現れていることから、ナインティナインに次ぐスターが今の若手から現れるという期待を強く打ち出した。
[編集] 放送内容
原則として毎回1組の若手芸人が出演。芸人を選抜するため全国的に大規模なオーディションを行ったという。無名の芸人が主役になり30分間ネタを上演できる夢のような番組であった。ただし負担も大きく、リハーサル室に数日間軟禁状態でネタ作りをさせられたという逸話が残っている。また香取と芸人のトークもあった。
スタジオに招かれた観客の中には毎回なぜか体格の大きい女性が混ざっており、客席でオープニングトークする香取が「どすこーい」と女性の背中を突くのが恒例のようになっていた。
番組終了前、出演者の中からキングコング・ロバート・ドランクドラゴン・北陽・インパルスが選抜され、この5組を主役とした後続番組「はねるのトびら」が決定した。
司会者の香取は同世代の芸人を率いてお笑い番組を持つのが夢だったが、若手芸人の飛躍のためにという理由で番組の最終回にスタッフからクビを宣告された。
なお、出場した芸人の最年長はドランクドラゴンの塚地武雅とおぎやはぎ(放送当時29歳)で、最年少並びにデビュー最短者はキングコング(放送当時20歳)である。
[編集] 後日談
2003年12月になって香取が「はねるのトびら」にゲスト出演。また翌年の27時間テレビでもはねるのトびらメンバーと、2006年12月の「SMAP×SMAP」のコーナー「BISTRO SMAP」と、計3度共演している。香取はその度に「自分もはねトびメンバーだ」と主張している。
若手芸人の世界は売れる確率が非常に低いが、2007年になってようやくブレークしたにしおかすみこをはじめ、当番組に出演した芸人はブレークする確率が高い。その意味において2007年現在でも注目されている番組である。
[編集] 出演した芸人
- アップダウン
- 青木さやか
- インパルス
- エレキコミック
- おぎやはぎ
- カリカ
- キングコング
- 劇団ひとり
- 佐久間一行
- ザブングル
- 品川庄司
- シャカ
- チュートリアル
- チョップリン
- ツインカム(解散)
- ドランクドラゴン
- なかやまきんに君
- 西岡すみこ(現にしおかすみこ)
- ニブンノゴ!
- ハローバイバイ
- ビーム
- ピッタンコ(解散)
- フットボールアワー
- 北陽
- ホリ
- 松田大輔(現東京ダイナマイト)
- 森三中
- ヤツる(解散)
- レイザーラモン
- ロバート
他