新潟薬科大学
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新潟薬科大学(にいがたやっかだいがく、英称:Nigata University of Phermacy and Applied Life Sciences)は、新潟県新潟市秋葉区にある私立大学である。21世紀を担う「薬」の専門家(薬剤師)と、「バイオ・食品・環境」の専門家の養成を通して、人類の健康増進と生活の質の向上に貢献することを目標にしている。薬学部と応用生命学部の2学部からなる。
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[編集] 沿革
- 1967年3月 学校法人新潟技術学園設立許可
- 1977年4月 新潟県新潟市(現:西区)に開学
- 1986年1月 薬用植物園五頭分園設置(阿賀野市)
- 1991年4月 大学院薬学研究科修士課程開学
- 1992年4月 法人名を学校法人新潟科学技術学園へ変更
- 1995年4月 大学院薬学研究科博士課程開学
- 1999年9月 北京首都医科大学と姉妹校調印
- 2002年4月 新潟県新津市(現:新潟市秋葉区)に応用生命学部開学
- 2002年8月 マサチューセッツ薬科大学と姉妹校調印
- 2005年11月12日 応用生命科学部3周年記念 白川英樹博士講演会
- 2006年3月 新津キャンパスに完全移転
- 2006年4月 薬学部6年制へ移行
[編集] 理念
生命の尊厳に基づき、薬学及び生命科学の教育研究を通じて、人類の教育の増進と環境の保全に貢献する高い専門性と豊かな人間性を有する有無な人材を育成すると共に、社会の進歩と文化の高揚に有益な研究成果の創出を理念としている。
[編集] 学部
- 薬学部
- 『臨床現場で即戦力となる薬剤師』と、医療人としての自覚を持って将来の生命科学分野をリードしていく『第一線の研究者』を育成している学部。
- 薬学科(6年制)
- 衛生薬学科(2006年度より廃止)
- 応用生命学部
- 時代の要請に敏感に応えつつ、21世紀最大の課題といわれる人口の爆発的増加に伴う食料問題や、地域社会の産業革新と振興、地方からの新しいバイオの知と技術の発信などをテーマに、生命科学の基礎から応用までを幅広く学び、「食」と「健康」を総合的に扱う日本でも屈指のユニークな学部として始まった。
- 応用生命科学科
- 食品科学科
[編集] 大学院
- 薬学研究科
- 有機創薬科学系
- 生物科学系
- 医療科学系
[編集] 特色
現在のところ、新潟県で唯一の薬学部を有する大学である。学生の出身地は地元新潟をはじめ、首都圏、南東北の比率が高い。2006年、上新栄町キャンパスから新津キャンパスへ完全移転した。新津新キャンパスは、旧新津市が進める「バイオリサーチパーク構想」の核となっている。また教員一人当たりの学生数が少ないことが特徴で、その特長を活かしたアドバイザー制度がある。学生一人一人に学習のアドバイスをしたり、アドバイザー単位でコンパを行ったりと、学生と教員側との関係作りを大切にしている。さらに、薬学部では生涯教育にも力を入れ、県内外から医療分野で活躍される著名な方を招いて、月一回朱鷺メッセで薬剤師生涯講座を開いている。
[編集] キャンパス
2002年に設立。当初は応用生命科学部のみのキャンパスであったが、上新栄町キャンパスにあった薬学部も2004年度入学生から、新津キャンパスへの段階的な移転を開始した。
開学時に設立されたキャンパスで日本海のすぐ側に立地している。しかし、2006年に新津キャンパスへ全面移転した。