日本共産党委員長
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日本共産党委員長（にほんきょうさんとういいんちょう）は、日本共産党の中央委員会で選出される党の最高責任者であり、党首に相当する。正式名称は、幹部会委員長。現在の党委員長は志位和夫（第5代）。
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[編集] 概説
委員長になった者は長期間その職を務める傾向があり、委員長退任後は党の最高指導者である中央委員会議長となっている。なお、委員長代行は普段おかれていないが、不破委員長の入院時には村上副委員長が、村上委員長の入院時には金子書記局長がそれぞれ委員長代行に就任している。
戦前のコミンテルン日本支部としての日本共産党では委員長・書記局長体制は確立しておらず、執行部は総務幹事（数名）、国際幹事（1名）、会計幹事（2名）というものだった。 戦後になってから中央委員会書記局の責任者として書記長をおくようになり、この体制が3代続いた。第11回大会を期に、日本社会党と同じように党の指導者として委員長のポストが設けられ、今日に至っている。 しかし委員長と議長の役割の曖昧さや同じ人物が長期間に渡って役職を務めるという問題が指摘されている。
[編集] 日本共産党党首の一覧
| 日本共産党総務主席幹事 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 荒畑寒村 | 1922年 ‐ 1923年 | |||
| 2 | 堺利彦 | 1923年 ‐ | |||
| 日本共産党書記長 | |||||
| 1 | 徳田球一 | 1945年 ‐ 1953年 | |||
| 2 | 野坂参三 | 1955年 ‐ 1958年 | 日本共産党議長 | ||
| 3 | 宮本顕治 | 1958年 ‐ 1970年 | 1 | 野坂参三 | 1958年 ‐ 1982年 |
| 日本共産党委員長 | |||||
| 1 | 宮本顕治 | 1970年 ‐ 1982年 | |||
| 2 | 不破哲三 | 1982年 ‐ 1987年 | 2 | 宮本顕治 | 1982年 ‐ 1997年 |
| 3 | 村上弘 | 1987年 ‐ 1989年 | |||
| 4 | 不破哲三 | 1989年 ‐ 2000年 | |||
| 5 | 志位和夫 | 2000年 ‐ | 3 | 不破哲三 | 2000年 ‐ 2006年 |
[編集] 中央委員会総会で選出された委員長
第一回中央委員会総会は党大会の期間中に開催されるのが通例である。
- 第11回党大会 1970年7月 宮本顕治
- 第16回党大会 1982年7月 不破哲三
- 第18回党大会 1987年11月 村上弘
- 第5回中央委員会総会 1989年6月 不破哲三
- 第22回党大会 2000年11月 志位和夫
