日本毛織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | |
| 略称 | ニッケ |
| 本社所在地 | 大阪府大阪市中央区瓦町三丁目3-10 |
| 設立 | 1896年12月3日 |
| 業種 | 繊維製品 |
| 代表者 | 代表取締役社長 降井利光 |
| 資本金 | 64億6,500万円 |
| 決算期 | 11月 |
| 外部リンク | http://www.nikke.co.jp/ |
日本毛織株式会社（にっぽんけおり）は大阪市中央区に本社を置く日本の毛織物メーカー。略称はニッケ。 各公官庁や各種学校（幼稚園から高等学校まで）の制服で有数の実績を持つ企業である。
創業者の川西清兵衛は紫電改を生んだ川西航空機の創業者でもある。
目次 |
[編集] 本社
現本社が完成するまでは同社の本社は神戸に置かれていた（発祥の地でもある。現在は神戸本店）。
[編集] 歴史
- 1896年（明治29）- 日本毛織株式会社を設立
- 1899年（明治32）- 加古川工場操業開始
- 1918年（大正7）- 日本毛糸紡績株式会社（旧姫路工場）を吸収合併
- 1919年（大正8）- 印南工場竣工
- 1937年（昭和12）- 神戸市神戸区明石町47に本社ビル（現本店）建設
- 1941年（昭和16）- 共立モスリン株式会社（旧中山工場・旧館林工場）を吸収合併
- 1942年（昭和17）- 昭和毛糸紡績株式会社（弥富工場・一宮工場）を吸収
- 1949年（昭和24）- 東京証券取引所1部に上場
- 1958年（昭和33）- 鵜沼工場（現岐阜工場）竣工
- 1964年（昭和39）- ウールマーク発足。日本における承認第1号となる
- 1976年（昭和51）- 加古川工場を印南工場に合併
- 1991年（平成3）- 大阪市中央区に新ビルを建設、本社事務所を移転
- 1995年（平成7）- 中国山東省青島市において「青島日毛紡織有限公司」を設立（1996年11月開業）
- 1999年（平成11）- 尾西毛糸紡績株式会社と合併
- 2001年（平成13）- アンビック株式会社と業務・資本提携「上海事務所」
- 2002年（平成14）- ケンウッド系の株式会社ケンウッド ティー・エム・アイを買収。アンビック株式会社を完全子会社化。中国江蘇省に「江陰豊源炭化有限公司」設立。中国毛紡績会社買収（江陰日毛紡績有限公司）
- 2003年（平成15）- 株式会社ジー・シー・シーを子会社化。株式会社ニッケ・アミューズメント設立
- 2004年（平成16）- 関西メディア通信株式会社を買収。日毛（上海）貿易有限公司を設立。ペットフード販売会社「株式会社チョイス」を買収（2006年10月「ニッケペットケア」に社名変更）
- 2006年(平成18) - 創立110周年。CIを導入
[編集] 制服事業
同社の創業が明治期から始まることもあって、学生服の分野ではかつての詰襟式の学生服や女子向けのセーラー服が強い。（ブレザー式も製造しているが、紺の上下のモノが殆どである。現代の中・高校に多い華美かつスカート丈の短いタイプは少ない。）ちなみに加古川市にある印南工場は制服工場として有名であり、兵庫県内にある殆どの公立中学・高校で採用されているという例がある（そのほか他府県の地方都市の公立中学・高校など）。
過去にフジテレビ系列で放映されていた「スケバン刑事」に代表される東映制作のドラマシリーズでよく出てきた黒地に赤いスカーフのセーラー服は同社がドラマ向けに製造した特注品である。
[編集] 関連項目
- ニッケパークタウン
- ニッケコルトンプラザ （千葉県市川市）
- 全日本テニス選手権（2005年より冠スポンサー）
