日本自閉症協会
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日本自閉症協会(にほんじへいしょうきょうかい)は「自閉症児・者に対する支援を行うとともに、自閉症に関する社会一般への啓発を図り、もって自閉症児・者の福祉の増進に寄与すること」(定款より)を目的とした社団法人。自閉症に関する研究や調査、広報活動などを行なっている。略称はAutism Society Japanの頭文字をとり『ASJ』。
[編集] 概要
前身は、1968年(昭和43年)に自閉症児を持つ親たちが全国組織として発足させた『自閉症児者親の会全国協議会』である。1989年(平成元年)に専門家も参加し、社団法人の認可を受け、「日本自閉症協会」となった。主な活動は自閉症の研究・調査の他、機関紙『いとしご』の発行や全国各地でのセミナー、療育キャンプなども行なっている。
[編集] 森昭雄の「ゲーム脳=自閉症説」について
2005年に行なわれた森昭雄の講演にて、森は「テレビゲームが原因で自閉症になる」「最近、自閉症の発症率が100人に1人と増えているのは、ゲームのせい。先天的な自閉症の数は変わらないので、増えた分はゲーム脳による後天的自閉症だ」と発言したことを受け、日本自閉症協会は「自閉症にしっかり関わっている関係者なら、信憑性があると受け止める者はいない」と批判した。しかし、2006年3月9日の森の講演で、森は「そのような発言はしていない」と否定し、それを受けて協会は森に対して謝罪した。(詳しくは外部リンクを参照)
しかし、森は過去にも「テレビやITが自閉症の原因ではないか」と自著に記しており、また、2005年の講演に参加した主婦が「ゲームで自閉症になると聞いた」とレポートを残している。詳しくは森昭雄の項目の「批判を呼ぶ問題発言」を参照されたい。