時田貴司
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時田 貴司(ときた たかし、1965年1月24日 - )は日本のゲームクリエイター。スクウェア・エニックス所属。元第7開発事業部長。
[編集] 略歴
役者を志し、高校在学中から劇団で活動を始めていた。上京後のアルバイトとしてゲーム会社ZAPにグラフィックデザイナーとして入社。そこで山名学や内藤寛と出会う。
1985年、キングスナイトのCMに惹かれてスクウェアに入社。当初RPGはあまり好きではなかったが、チュンソフトに入社した山名学に『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』を薦められ、RPGの面白さを知る。
企画・作画スタッフとして様々なゲームを手がけた後、『ライブ・ア・ライブ』で初ディレクターを務める。グラフィック面では同社の他のゲームに引けを取ったが、斬新なシナリオ構成が話題となり、今でもファンが多数存在する程好評を得た。
現在も同社でディレクション・プロデュースを担当している、本人曰く「プロレクター」だそう。
ゲーム制作と並行して劇団も続けており、最近は伊藤賢治や下村陽子といった交流のあるゲーム作曲家に劇伴を依頼する事も。また、役者をしていた関係か、『半熟英雄』のイベントに自らエッグマンのコスプレで出演した。
バウンサーまで一貫として自由が低いドラマ性中心のゲームを作り続けてきていたが、最近では自分の方向性に自信を無くしたのかは定かでないが、「DQとFFがあるいまの会社には大物役者はいらないのではないか」「イベントを眺めてるより、ユーザーは操作をしたいのではないか」等と「過去にああいう方向性のゲームを作った私がいうのも変ですが」と否定的になった。
現在、演劇ユニットPuresのキャプテンを務め、脱線劇団ページワンにも所属する。
[編集] 作品
- クレオパトラの魔宝:グラフィック
- ハイウェイスター:グラフィック
- ファイナルファンタジー:グラフィック
- 中山美穂のトキメキハイスクール:グラフィック
- 半熟英雄:企画、グラフィック
- 魔界塔士サガ:キャラクターデザイン、スプライトデザイン、シナリオスタッフ、サウンドエフェクト
- ファイナルファンタジーIII:サウンドエフェクト
- ファイナルファンタジーIV:ゲームデザイン
- 半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!:シナリオディレクション
- ライブ・ア・ライブ:ディレクション、シナリオ、イベントデザイン
- クロノ・トリガー:ディレクション(北瀬佳範と共同)
- ファイナルファンタジーVII:フィールドセクション・スペシャルサンクス(ヘルプとして参加)
- パラサイト・イヴ:ディレクション、ストーリー
- チョコボレーシング:ディレクション、シナリオ、主題歌作詞
- バウンサー:ディレクション、シナリオ、挿入歌作詞
- 半熟英雄 対 3D:ディレクション、シナリオ、プロデュース、テーマ曲作詞、声の出演(バイリンガ将軍L)
- ファイナルファンタジーI・IIアドバンス:プロデュース、リメイクプラン
- 武蔵伝II ブレイドマスター:プロデュース
- エッグモンスターHERO:ディレクション、プロデュース
- 半熟英雄4 七人の半熟英雄:ディレクション、プロデュース
- ファイナルファンタジーIVアドバンス:スーパーバイザー
[編集] 関連項目
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