朝光寺
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朝光寺 | |
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本堂(国宝) |
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所在地 | 兵庫県加東市畑609 |
位置 | 北緯34度55分56.84秒 東経135度20分37.89秒 |
山号 | 鹿野山(ろくやさん) |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 十一面千手千眼観音2躯 |
創建年 | 伝・白雉2年(651年) |
開基 | 伝・法道仙人 |
正式名 | |
別称 | |
札所等 | 宝の道福神22番 |
文化財 | 本堂(国宝) 鐘楼(重要文化財) 多宝塔(県文化財) |
朝光寺(ちょうこうじ)は兵庫県加東市にある仏教寺院。山号を鹿野山(ろくやさん)と称する。宗派は高野山真言宗、本尊は2躯の十一面千手千眼観世音菩薩立像である。
法道仙人が651年に開基したという伝承をもつ。本堂は国宝に、鐘楼は国の重要文化財に指定されている。
目次 |
[編集] 歴史
伝承によれば、651年、法道仙人が権現山に開基したとされる。法道は天竺(インド)から紫の雲に乗って日本へやって来たと伝えられる、半ば伝説上の人物である。法道開基伝承をもつ寺院は兵庫県東部地域に多数あり、当寺もその1つである。当寺の創建の詳しい事情や初期の歴史については、史料が乏しく、あまり明確でない。
[編集] 文化財
- 本堂(国宝)― 寄棟造、本瓦葺き。厨子裏板の墨書により応永20年(1413年)に本尊を移し、正長元年(1428年)に屋根の瓦葺きが完成したことがわかる。建築年代の明らかな、室町時代密教仏堂の代表作の1つであり、和様に禅宗様の要素を加味した「折衷様」建築の代表例でもある。
- 鐘楼(重要文化財)― 袴腰寄棟造
- 多宝塔(兵庫県指定文化財)
[編集] 行事
- 5月5日― 鬼追踊(兵庫県指定重要無形民俗文化財)
[編集] 近隣情報
- 吉祥院
- 朝光寺寺務所
- 総持院
- 東条湖
- 清水寺
[編集] 所在地・交通アクセス
[編集] 拝観料・拝観時間
- 拝観料:無料
- 拝観時間:随時