朝日航洋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
朝日航洋株式会社(あさひこうようかぶしきがいしゃ)は、トヨタ自動車グループのヘリコプター・ビジネスジェット機による航空事業・測量事業を行う企業。定期路線会社以外では日本国内でのトップ企業。
目次 |
[編集] 概要
1955年7月20日朝日航空として設立、のち朝日ヘリコプターとなる。1959年7月、西武グループが資本参加。1982年7月1日朝日ヘリコプターと東洋航空事業が合併、朝日航洋となる。西武百貨店(セゾン)グループ解体の過程でトヨタグループへ売却された。その後、保有株式のごく一部を野村土地建物等が取得している。空間情報事業と航空事業をおこない、埼玉県川越と東京都江東区新木場にそれぞれ拠点を置く。 一時は子会社でコミューター航空事業にも進出したが業績不振が続いたため日本航空へ売却した。
[編集] 事業
航空事業では医療航空搬送ドクターヘリのカワサキヘリコプタシステムを傘下とし力をいれつつある。傘下に航空事業として朝日航空、朝日エンジニアリング、朝日ヘリコプター、空間情報事業として北海道朝日航洋、東日本朝日航洋、西日本朝日航洋、九州朝日航洋をもち、また不動産評価Webサイト運営会社タスなどをもつ。
朝日航洋の空間情報事業とは、航空測量から発展したもので、一つは、3次元デジタル計測・解析技術を取り入れた「防災・環境」関連業務の受注と、おなじく航空測量の応用から「地方自治体のアセットマネジメント(資産管理)」とよぶ自治体からの受注業務である。