朝香じゅん
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朝香じゅん(あさかじゅん、本名石井るり子(いしい・るりこ)1955年12月7日-東京都港区出身)は、元宝塚歌劇団花組スター(準トップ)で現在タレントである。愛称ルコ。出身校森村学園。公称身長169センチ、血液型O型。
宝塚歌劇団在団当時は、包容力のある二枚目男役スターとして活躍。美しく伸びやかな歌唱、温かみのある演技が非常に高く評価される。現在は、女優・歌手として幅広く活躍しながら、BPA(ベイサイド・パフォーマンス・アカデミー)の学校長も務めている。
[編集] 略歴
1975年、宝塚音楽学校を卒業後、宝塚歌劇団に入団。『春の宝塚踊り』『ラムール・ア・パリ』で初舞台を踏む。
1976年に星組に配属後、有望な下級生として早くから注目を集め、1980年には『恋の冒険者たち』で新人公演主役に抜擢される。
1982年、花組に組替え。組替え後、自身最後の新人公演となる『夜明けの序曲』でも主役(川上音二郎)を務め、高い評価を得る。 以後、高汐巴、大浦みずきのトップ時代に準トップのスターとして花組を大いに盛り上げ、花組の一時代を築いた。また、演劇作品・ショーでの娘役梢真奈美(在団1980年-'91,愛称チコ、現在ウェディング・プランナー)とのコンビぶりは、トップの大浦・ひびき美都コンビに勝るも劣らぬ評判をとった。
1991年、花組公演『春の風を君に』『ザ・フラッシュ』の後、星組時代最後の新人公演で主役を務めた名作『小さな花がひらいた』(バウホール公演)で再び主役を務め、梢と共に惜しまれながらも宝塚歌劇団を退団。
退団後結婚するも、スピード破局。しかし、この試練を乗り越え芸能界本格進出を果たす。現在も舞台・テレビ・ライブを中心に精力的に活躍している。
[編集] 代表作
(宝塚歌劇団在団中)
- 1980年『恋の冒険者たち』(新人公演)クリス【主役】
- 1981年『小さな花がひらいた』(新人公演)茂次【主役】
- 1982年『夜明けの序曲』(新人公演)川上音二郎【主役】
- 1983年『ヴェニス 獅子たちの夢』(バウホール公演)アルベルト・ベルナーリ【主演】
- 1986年『散る花よ、風の囁きを聞け』(バウホール公演)伊庭八郎【主演】
- 1988年『ベルベット・カラー』(バウホール公演)ラブリー・ホワイト【主演】
- 1988年『春ふたたび』(大劇場公演)藤原道忠【主演】
- 1989年『ベルサイユのばら~アンドレとオスカル編』フェルゼン【特別出演】
- 1989年『春ふたたび』(全国ツアー公演)藤原道忠【主演】
- 1990年『ベルサイユのばら~フェルゼン編』アンドレ
- 1991年『小さな花がひらいた』(バウホール公演)茂次【主演】
[編集] 外部リンク
- http://junasaka.velvet.jp/ (公式HP)
- http://www.bowcompany.com/school.htm (BPA公式HP)