東広島バイパス
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東広島バイパス(ひがしひろしまバイパス)は広島市安芸区上瀬野町から広島県安芸郡海田町南堀川町に至る延長9.6kmの国道2号バイパスである。
地域高規格道路東広島廿日市道路の一部を構成する路線であるが、現時点では、2006年3月25日に供用開始された一部区間2.7kmのみ通行可能である。
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[編集] 概要
- 起点:広島市安芸区上瀬野町(国道2号安芸バイパスと接続予定)
- 終点:安芸郡海田町南堀川町(国道2号新広島バイパスと接続予定)
- 延長:8.9km
- 規格:第1種第3級(自動車専用道路)
- 道路幅員(本線部)
- 土工部:20.5m
- 橋梁部:19.5m
- トンネル部:17.0m
- 車線数:暫定2車線(完成4車線)
- 車線幅員:3.5m
- 設計速度:80km/h
- 制限速度:70km/h
※このバイパスは:広島県安芸郡海田町内では側道(広島県道276号矢野海田線)が存在する。その概要は以下のとおりである。
- 路線:広島県道276号矢野海田線
- 起点:広島県安芸郡海田町曽田
- 終点:広島県安芸郡海田町日の出町
- 延長:1.8km
- 規格:第4種第1級
- 車線数:暫定2車線(完成4車線)
- 車線幅員:3.5m
- 道路幅員:40.0m
- 設計速度:60km/h
- 制限速度:50km/h
[編集] 沿革
- 1974年(昭和49年)4月:都市計画決定。
- 1975年(昭和50年):事業化。
- 1977年(昭和52年)5月19日:海田高架橋完成。
- 1990年(平成2年)2月13日:広島県告示第162号により側道部が広島県道276号矢野海田線として認定。
- 1993年(平成5年):海田ランプ工事着手。
- 1994年(平成6年)12月16日:地域高規格道路東広島廿日市道路に指定。
- 1996年(平成8年)8月:都市計画変更。(自動車専用道路に設計変更)
- 1996年(平成8年)10月:側道部分(広島県道276号矢野海田線)の暫定2車線供用を開始。
- 1998年(平成10年)9月:海田ランプ供用。(海田分岐点より新広島バイパスに接続)
- 2006年(平成18年)3月25日:本線部分としては初めて中野IC~海田東IC間(L=2.7km)の暫定2車線供用。
[編集] 道路の位置関係
(山口方面) - 新広島バイパス - 東広島バイパス - 安芸バイパス - (岡山方面)
[編集] インターチェンジ(仮称)
[編集] 備考
- 広島市の東隣に東広島市が存在するため東広島市街地を迂回するバイパスと誤解されそうだが、そちらは西条バイパスとして1993年4月15日に全線開通している。なお、西条・安芸・東広島各バイパスは以前西広島バイパスの反対側にあることから東広島バイパスと総称されていたことがあった。
- 有料道路として供用されるという話があったが、現時点では無料化が決定している。
[編集] 今後の見通し
- 平成20年代 全線暫定2車線供用
[編集] 主な構造物
- 大藤橋(110m)
- 平原第1橋(79m)
- 平原第2橋(80m)
- 中野トンネル(568m)
- 押手高架橋(108m)
- 押手トンネル(246m)
- 国信跨線橋(50m)
- 国信高架橋(75m)
- 国信第1トンネル(100m)
- 国信第2トンネル(225m)