松尾和美
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- 松尾 和美(まつお かずみ 本名同じ、1965年12月19日 - )は日本の歌手。福岡県福岡市博多区出身。私立明治大学付属中野高等学校夜間部卒業。A型。所属事務所はリップス・プロモーション(東京都新宿区)。本項にて後述。
- 松尾 和美(1974年4月18日 - )は、兵庫県神戸市出身で1990年代後半~2000年代前半に活躍した陸上選手。2001年エドモントン世界陸上女子マラソン代表。天満屋に所属していた。
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[編集] プロフィール
幼少より日本テレビ系「おはよう!こどもショー『こんちゃんのトンカチうたじまん』」に出場するなど歌好きだった彼女は、親の意向で1983年に作曲家・船村徹による「釧路川」で日本クラウンからデビュー。レコード会社との契約が終了した1992年までに7作のシングルを発売した。その後、音楽活動の傍らタレント活動やラジオパーソナリティー、さらには探偵業にも従事。異色の経歴として話題を集める。
2005年5月、13年ぶりとなるシングル「哀愁ベイ・ロード」を発売。 現在は探偵業をいったん停止し、歌手専業としてプロモーションやライブを中心に活動中。
[編集] シングル
1.、3.~7.は日本クラウンのクラウン・レコード・レーベルから、 2.は日本クラウンのパナム・レーベルから、 8.はフリーボードのフリーボード・レーベルから発売された。
- 釧路川(1983年5月21日、CWA-174)
- 恋人たちの島/不思議なグラビテーション(1984年6月20日、CWP-46)
- 酔っぱらっちゃった(1985年2月21日、CWP-278)
- めいっぱいのラブ・コール(1987年7月21日、CWA-423)
- 作詞:大矢弘子、作曲:井上かつを、編曲:武市昌久。
- この作品から、2005年ごろまでの20年近く担当したマネージャーと活動をともにするようになり、精力的なプロモーション活動が展開された。
- レーザーディスク用カラオケビデオをこの作品で初めて制作した。
- えらいこっちゃで(1989年7月21日、CWA-522)
- 作詞:多田宗之介、作曲:宮路おさむ、編曲:伊戸のりお。
- この曲とB面「ウィークエンド」の作詞、作曲者は共に殿様キングスのメンバー。当時レギュラー番組で共演していた。
- 編曲者はこのあと氷川きよしの一連の編曲作品などで一躍名を挙げるが、これは当時ヤマハ音楽振興会所属だった伊戸氏とクラウンレコードが初めて仕事をする中で制作された数曲のうちの1曲。なお、伊戸氏が編曲した初ヒット作品「オヨネーズ/麦畑」は翌年の作品である。
- この作品を最後に長年ディレクターを担当した伊藤氏から別のディレクターに交代。伊藤氏は瀬川瑛子など大物演歌歌手を多く手がけていることもあり、この件はとても残念だった、と松尾は語る。
- 余談だが、松尾に変わって伊藤氏の担当になったのがこの年デビューした渡辺博美(後の鹿島ひろ美)。2人とも2007年現在ラジオの帯番組「歌の交差点」のパーソナリティーだが、番組内ではこの件を発端に、『(松尾曰く)歌唱力と美貌、所属事務所の営業力を兼ね備えた』鹿島に対して松尾が嫉妬していることをうかがわせる発言がたびたび聞かれる。もちろんトークを盛り上げるためのネタであり、両者の人間関係は至って良好である。
- あなたと歩いたヨコハマ/(1991年3月21日、CRDN-72/CRSN-72)
- 宗右衛門町ブルース/花散る里(1992年6月21日、CRDN-136/CRSN-136)
- 作詞:平和勝次、作曲:山路進一、編曲:小杉仁三。
- オリジナルは1972年平和勝次とダークホースのシングル。
- 最近では代表作として取り扱われていることが多い。
- この曲に対するレコード会社のプロモーション体制への不満から、松尾側から契約の終了を通告。このあと原盤制作やライブ/営業活動されるも、商品の発売がまったくされない期間が13年もの間いた。
- B面「花散る里」は、瀬川瑛子2006年のシングル「花散里」とは別の曲。
- 哀愁ベイ・ロード(2005年5月25日、FBCM-35)
- 作詞:足立貞敏、作曲:トーダ幹、編曲:宮本光雄。
- 発売前の新譜案内に掲載されていたタイトルは「あまのじゃくの子守歌」だったが、発売時には「酔いぐれ子守唄」として2曲目に収録、「哀愁ベイ・ロード」がタイトル曲に昇格した。
[編集] ラジオ番組
[編集] 関連項目
- 演歌歌手
- 福岡県出身の有名人一覧
- 原田ヒロシ