逗子マリーナ
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[編集] 概 要
逗子マリーナ(ずしマリーナ)は、9棟の分譲マンション、5箇所の共有会員制宿泊施設と、株式会社リビエラリゾートが運営するハーバー、結婚式場、レストラン、プールを中心とした神奈川県逗子市小坪にある海浜型総合施設。
- 敷地総面積 163,202m²(内水面9,900m²)
- 神奈川県逗子市小坪5-23 一帯
[編集] 沿 革
1971年6月オープン。セゾングループ系列の西洋環境開発が、鎌倉霊園造成工事に伴う残土で小坪の岩礁を埋め立て造成。2001年西洋環境開発の倒産(特別清算)以後、しばらくオーナー企業が実質的に不在のまま経過。セコムが引き継ぎ管理を行った後、結婚式場池袋白雲閣などを経営する、大濵民郎がオーナーの株式会社リビエラファシリティーズが、シーサイドチャペル展開を目的として、施設全体を買収した。
[編集] 特 徴
- 都心から車で約60分の近距離で、湘南の海に囲まれパームツリーがふんだんに植えられ、その地中海的雰囲気からテレビのトレンディードラマ撮影などによく利用された。クルーザー、ディンギー、自転車などを借りることもでき、プール、レストラン、会員制テニスコート、高級会員制スポーツクラブも完備している。
- 一方隣接する小坪漁港では、新鮮な魚が入手でき白子がシーズンの春と秋には生しらす丼が美味しい。
[編集] 今 昔
- かつて松任谷由実がプールでライブを行っていたことも知られている。これは親会社の西洋環境開発がセゾングループの中枢企業であったことも大きく、当時西武百貨店やプリンスホテルで松任谷の関連イベントが盛んに開催されていた。
- 旧来、湘南ローカルながら月例大会が開催され藤沢市から通うファンもいた、ボウリング場『マリーナボール』は2004年廃業。建て替えずにそのまま大幅に改装されて現在バンケットホールとして結婚式や宴会利用が営業活動されている。
- シーサイドレストランは当初「レストラン・セゾン」。「Il Pirata」(イル・ピラータ)で20有余年。2004年「GRAND BLUE」(グランブルー)となり、2005年「GRAND BRUE OCHIAI」になった。
- 本館1階ダイニングレストラン「Captens'Cafe」はハーバーを借景にランチやクルージング後のティータイムなど、カジュアルに利用できて人気があり最盛期はウェイティングも発生したが、所有権が問題で本館住民とリビエラリゾートの間で訴訟事件中で2004年に閉鎖されまま寂れた現状である。
[編集] その他
- 車で来訪の際、初見の地図だけでは分かり難い。一方でこの点が静かでプライベートな環境維持に役立っている。
- 最寄りの鎌倉・逗子両駅がほぼ均等に位置する。
- 作家の川端康成が仕事場として用いていた部屋で自殺した。
- 近くに、古くから恐怖スポットとして通称「お化けトンネル(都市伝説)」と呼称された小坪トンネルがある。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 神奈川県の建築物・観光名所 | 逗子市