林家染三
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林家 染三(はやしや そめぞう または そめざ)は上方落語の名跡。幕末から存在する古い名跡。当代は3代目とする説が有力。
- 初代 林家染三(?)は、詳細不明。
- 2代目 林家染三(? - 1943年頃?)は、2代目林家染丸門下。吉本興業に所属し、「花月ピクニック」の同人となる。戦時中は5代目笑福亭松鶴率いる「楽語荘」の同人として行動を共にした。なお、発音はそめざと読む。本名: 則包長太郎。享年不詳。
- 3代目 林家染三(1926年10月8日 - )は、1958年6月に3代目林家染丸に入門し染蔵を名乗る。その後、改字して染三とした。当時、上方落語協会会長だった6代目笑福亭松鶴との確執があった為、協会を脱退し、関西落語文芸協会を設立している。現在は体調面の不安からあまり活動はしていない。弟子に、漫才師に転向したオール阪神・巨人や、露の新治(現在は2代目露の五郎兵衛門下)がいる。なお、発音はそめぞうと読む。
[編集] 出典
- 『古今東西落語家事典』(諸芸懇話会・大阪芸能懇話会共編、平凡社、1989年、ISBN 458212612X)