柴又駅
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柴又駅(しばまたえき)は、東京都葛飾区柴又にある京成電鉄金町線の駅。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。6両編成まで入線可能である。
常用の改札口は上りホームの1箇所。通常、下りホームへは構内踏切を利用するが、多客時には下りホームの臨時改札口も併用される。
- のりば
駅舎改装時には山田洋次の意見も得て、純和風の外観となった。
[編集] 駅周辺
周辺は山田洋次監督の映画『男はつらいよ』の舞台となった柴又である。
駅前では寅さん(車寅次郎・渥美清)の銅像が出迎えてくれる。この銅像は渥美清の死により「男はつらいよ」シリーズが終了したことにより、寅さん及び渥美清をたたえて立てられた。駅前から始まる参道を抜けると柴又帝釈天があり、年始や庚申の日にはたくさんの人でにぎわう。この辺りは住宅などの密集地の上、比較的道幅が狭く余裕が無い。
- 東京都水道局金町浄水場
- 題経寺(柴又帝釈天)
- 寅さん記念館
- 江戸川
- 矢切の渡し柴又側船着場 - 駅から帝釈天周辺を通り過ぎて行く必要があり、最短でも徒歩11分程度かかるが、混雑時に参道を通る場合はそれ以上かかる(それでも矢切側を含めて当駅が最寄駅である)。
- 葛飾区柴又区民サービスコーナー
- 柴又地域センター
[編集] 路線バス
- ※ 金町線列車より本数が多い。
[編集] 利用状況
2005年度の1日平均乗降人員は9,171人である。
[編集] 歴史
京成の駅としての歴史は下記の通りであるが、前身ともいえる帝釈人車軌道の柴又駅は1899年12月17日に開業している。
なお、戦後に新京成電鉄が松戸駅から当駅までの延伸を計画したが、一部用地が取得できず実現しなかった。
[編集] 隣の駅
[編集] その他
- 関東の駅百選に認定されている。
- 『男はつらいよ』シリーズのほぼ全作に登場するため、車両や駅の変遷を映像からたどることができる。