桂梅香
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桂 梅香(かつら ばいか)は上方落語の名跡。現在は空き名跡となっている。なお「梅香」の名跡には、他に笑福亭梅香がある。
- 初代 桂梅香(1819年 - 1874年4月3日)は、後の初代桂文枝。
- 3代目 桂梅香(?)は、2世曽呂利新左衛門門下。文車、梅々、圓光を経て、3代目梅香を襲名。俗に「呑んだの梅香」と言う。三友派の幹部として活躍するが、1912年には没していた。前名の「文車」から考えて、師匠が初代文之助を名乗った後の入門と推測されるから、亭号は恐らく「笑福亭」ではなく「桂」であろう。本名: 飛呂秀吉。享年未詳。
2代目については、恐らく笑福亭梅香(後の初代桂文之助、2世曽呂利新左衛門)を代数に勘定していると思われる。
[編集] 出典
- 『落語系圖』(月亭春松編)
- 『古今東西落語家事典』(平凡社、1989年)