椎名桜子
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椎名 桜子(しいな さくらこ、女性、1966年2月22日 - )は、日本の小説家、写真家。成城大学中退。
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[編集] プロフィール
バブル景気最中の1988年にマガジンハウスから『家族輪舞曲』を上梓し、「小説家」としてデビュー。翌1989年に『家族輪舞曲』が映画化された際には、「監督」を務めたことでも話題を呼んだ。
双子の姉妹椎名桂子とともに「(株)にじゅうに」という出版社を経営していた。少女時代はモデル業もしており、1980年代にグリコのヨーグルトのコマーシャルに出演している。シングルマザーで一児の母。
[編集] 椎名桜子という「作家」に纏わる疑問点・噂・その他
- 新人賞を獲った訳でもなく、文芸誌などでは「完成度が低い、小説未満の作品」などと酷評された処女作でデビュー出来た経緯が不明である。急激に複数のメディアから注目されることになった端緒も不明である。
- 処女作『家族輪舞曲』は初版版から「大ベストセラー」のコピーがマガジンハウスにより冠されていた。
- 『家族輪舞曲』がメディアに取り上げられた早々に、本人の監督によって映画化された。
- このような点を掲げ、当時映画評論家のおすぎは椎名の背後にあった業界関係者との異性交遊を指摘(暴露)し、「才能も無いくせに、女の武器を利用してのし上がった」、「モデル並みのルックスの小説家、ではなく、小説家になってみたかったモデル」という旨の辛辣なコメントを度々テレビ等でしていた。
- 最盛期には、カロリーメイト、パナソニックのワープロなど複数のテレビコマーシャルに出演していたが、映画・家族輪舞曲の評価及び興行成績は惨憺たるもので、それ以後に出版された小説も全く評価されず、急速に表舞台から姿を消した。
- 妹の桂子も当時のポパイ編集長との関係疑惑をとりざたされながらフリー編集員として同誌で活躍。
[編集] 著作一覧
- 家族輪舞曲
- おいしい水
- それでもわたしは白い服がほしい
- さとる
- 彼との間柄
- 水中写真&エッセイ The Stranger in Paradise