榴岡公園
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榴岡公園(つつじがおかこうえん)は、宮城県仙台市宮城野区にある公園。仙台市内有数の桜の名所である。
元々は旧陸軍歩兵第四連隊の敷地で、戦後警察学校などに使用されたのち、公園として整備された。 敷地内に仙台市歴史民俗資料館、榴岡公園軽体育館が所在する。歴史民俗資料館の建物は旧第四連隊の兵舎で、明治期の建築物としては珍しいもので、県内では最古の木造洋風建築である。ほぼ同時期の建物が明治村にある旧第六連隊兵舎である。
かつては西公園(桜ヶ岡公園)に対して、東公園と呼ばれたことがあったが、現在はその名称は使われなくなった。また、以前は公園を分断するように道路が通っていたが、1980年頃に道路を西側に移設して、公園の分断は解消されている。西公園の桜がソメイヨシノなのに対して、榴岡公園は枝垂桜で知られている。
全国高等学校クイズ選手権の東北大会を宮城県で行う際の予選会場に多く使用された(現在では七北田公園が良く使われる)。
[編集] 榴ヶ岡と榴岡
仙石線榴ヶ岡駅の北側に位置するため「榴ヶ岡公園」と書かれることが多いが、正しい表記は榴岡公園である。また公園の住居表示も現在は五輪一丁目である。ちなみに住居表示としての榴ヶ岡は公園西隣の榴岡天満宮や北隣の宮城県公文書館(旧宮城県図書館)などごく一部を残すだけである。仙台駅東口から榴ヶ岡駅にかけての一帯は榴岡(一丁目から五丁目)であるが、交差点の表示をはじめ「榴ヶ岡」と書かれることのほうが多い。